CBX1000のエンジンフルオーバーホールを連載してきましたが、現在調整、仕上げ中のため
今回は、少し前に完成したCB750FCのエンジンフルオーバーホールの作業をご紹介します
車両はこちら。
お客様が購入された際の距離が12,000kmとのこと。
そこから大切に乗ってこられ、現在の距離はなんと99,700km!
大きな不具合はないが、もう少しでメーターが1周するので、
リフレッシュを兼ねてエンジンオーバーホール依頼をいただきました。
エンジン分解に入る前に、一度試乗して現状を確認します。
始動時にヘッドカバー付近からカムチェーンの緩みのようなカチカチ音が出ていますが、
エンジンからの白煙もなく、調子も良さそうです。距離は乗られていますが、
定期的なメンテナンスと、まめに乗ってあげることが調子を維持するには1番良いことですね
現状の確認ができたので、エンジンを分解していきます!
まず、車載の状態でヘッドカバーを外しました。
カムチェーンBがかなり緩んでいます。始動時のカチカチ音はこの緩みが原因だと思われます。
CB-F、CBX1000のカムチェーンは定期的に調整が必要です。調整しないままだとチェーンの片伸びがでたり、
テンショナーが固着してしまう場合もあります。
念のため、テンショナーで調整しました。正常だと画像のようにチェーンが張っています。
キャブレター、マフラーを外し、クラッチ周り、オイルパン等出来るだけエンジンを降ろす前に外しておきます。
ヘッド、シリンダーを外し、腰上を分解。
コンロッドへシャフトを通して、曲がりの確認をします。
画像のように通れば、曲がりは問題ありません。
バルブ周りも分解。バルブ、ガイドのガタは問題なかったので再使用します。
シリンダーは、薄い錆と立て傷が多数ありました。ここは走行距離を感じる部分ですね。
今回はジェイズ製0.5mmオーバーサイズピストンを使用してボーリングします!
腰上のチェックはここでひと段落です。
この後、腰下を分解しチェックしていきます。
その様子は、また次回ご紹介します
経営理念「楽しく、かっこよく、そして安全に!」
経営目的「バイク文化を活性化させます!」
我々は日本一バイクを楽しくする企業になります! モトジョイ