Wシリーズのメンテナンスが増えてます! | moto-JOY Blog

最近 KAWASAKI W シリーズの作業が増えております。

 

650ccのOHVエンジンは最高速こそ望めませんがトルク感があり

弾けるマフラーサウンド、心地よい?振動がとても気持ち良いのです。

マルチエンジンには無い楽しさがWシリーズにはあると思います。

今回はそんなWシリーズの作業をいろいろご紹介します。

 

今年の春にとことん整備完了して納車したW3のS様。

 

ロッカーカバーあたりからオイルが滲むので修理で入庫。

オイル漏れ修理のはずが・・・。

 

 

腰上分解、点検からエンジンフルオーバーホールになり

 

フレームの再塗装までいってしまいました。

その他、たくさんの作業依頼をいただき現在作業進行中となります!!

夏休みには乗れるように頑張ります!!

 

今年ご納車したS様のW3!

前のオーナーは当社の佐藤 健正です。

グリメカキャリパー、YSSリヤショック、VMキャブなど豪華装備です!

 

 

Wシリーズのステップは固定式です。

コーナリング時にギャップなどを踏むと接地する事もあるので

S様のご依頼で可倒式ステップに加工!

 

 

 

ステップバーは中古のHONDA系を使用して

W純正のステップバーを切断、溶接し取付しました。

これでコーナリングも安心ですね。

 

更に油温計の取付もご依頼いただきました。

デジタルでは味気ないのでNプロジェクトの電気式アナログ油温計を選択。

油温センサーはオイルパンのサイドに取付。

オイルパンは定番の「ファインテック フカイ製 ドレン付き」です。

 

今後は点火系チューン?オイルフィルター、オイルクーラー取付?

今後のカスタムが楽しみですね!!

 

続いてはF様のW1SA!!

 

 

今回はとことん車検整備をご依頼いただきました!

 

 

 

足回りを中心にバッチリ整備!

フォロント周りのガタつき、異音なども解消。

鉄アウターのフロントフォークには固めのオイルが相性良いのです。

定番のドレン付きオイルパンも装着!

 

シフトペダルの戻りがイマイチ弱いのでシフトリターンスプリングをチェック。

 

 

右が新品、左が付いていた物。かなりへたっていますので交換です。

これが折れるとペダルが戻らなくなってしまいますので良いタイミングでした。

 

 

ガスケット、オイルシールも全て交換してオイル漏れも無くなります。

以外にもガスケットやオイルシールは入手可能なんです。

 

クラッチも若干滑り気味でしたのでご相談したところ

クラッチの作業もご依頼いただきました。

 

  

当時物のフリクションプレートはカッチカチでした・・・。

 

 

 

クラッチハウジングの段付きも修正して切れ良く、滑らないクラッチに仕上げます。

以前はクラッチプレートが入手しづらく苦労しましたが今は大丈夫です!

 

その他、スピードメーターの修理やキャブの調整などもご依頼いただき

現在作業進行中です。

 

といった具合にWシリーズの作業依頼が増えております。

良く皆さまからご質問を受けるのは

「部品って無いよね??」という質問。

 

実はWシリーズは非常に部品の入手がしやすい絶版車です。

ZやCBの様に大きな会社がパーツを大量に生産をしてはいませんが

昔からW好き、Wマニアの方々が個人レベルで部品を生産してくださったり

加工や修理をしてくださっております。

その方々のおかげもありWシリーズは快調を維持する事が出来るのです。

年々少なくなってきておりますが、KAWASAKI 純正部品でも入手できる物があります。

今となっては珍しいエンジン形式、車体も現行車にはない構造もあります。

Wシリーズにお乗りでお困りの事がございましたらご相談ください。

きっとお力になれることがあると思います。

よろしくお願いいたします。

 

 

最後に私が乗っていたW1Sです!! 懐かしい~!!