余剰資金と繰上返済 | 工学部修士卒の銀行員が建てる一条工務店 i-Smart平屋と住宅に纏わるノウハウ集

工学部修士卒の銀行員が建てる一条工務店 i-Smart平屋と住宅に纏わるノウハウ集

子供が生まれるにあたって自宅を建てることに。
家を建てるにあたってのノウハウ集として綴っていきます。
i-Smartの平屋を建てる予定です。

今回は既に家を建てて、
住宅ローンを実際に返済している方を
対象にした記事です。


余剰資金があれば繰上返済することは有名です。
ですが手元に幾ら必要なのか、
知っている、または考えたことがある人は、
意外に少ないように感じます。


一般的には一年間の生活費相当(約300万円)の
現預金が必要だと言われています。
もし一年間働けない状況になったとしても
これだけのお金があれば当面生活に不安なく、
立て直すことが出来るからだと言われています。
逆にこの程度の持ち合わせがなければ、
不測の事態に対応する術がなく、
多重債務を負ったり、マイホームを売却しなければ
ならなくなります。


色々なブログを読んでいると、
『ガンガン繰上返済返済する予定です』という
書き込みをよく見掛けますが、
本当にリスクヘッジをしているのか
不安に思うことも少なくありません。

確かに金利は余分に掛かりますが、
変動金利であれば、10年間は金利相当分の税金が
控除されるのですから、少し繰上返済を我慢して、
ある程度の手元資金を持つように、
今後もお客様にアナウンスしていくつもりです。


これまでにも何度か任意売却に立ち合ってきましたが、
少しでもこのようなケースが減ることを願っております。


異論・反論・肯定等、色んな意見を
お待ちしております。