藤沢あゆみです。
2003年から2023年の今まで、わたしは29冊の本を出版しています。
いろんなことをやっていますが、あなたの肩書きを教えてくださいと言われたら、作家ですと答えます。
わたしって、どんな作家というイメージがありますか?
最近は、WEB文章術の人、と言ってくれる人が多いかな?
はい、WEB文章術絶賛発売中ですが、ビジネス書を出版したのはこれが2冊目、わたしの本で一番多く、一番売れているのは、恋愛の本なんです。
モテ本、一秒で彼を夢中にさせる本という本が10万部売れています。
そう聞くと、すごく恋愛の達人っぽいですね。
だけど、わたしの人生の始まりは恋愛とは程遠いものでした。
わたしは、血管腫という先天的な見た目の症状を持って生まれました。
左の顔が右の倍の大きさに膨れ上がり、赤い紙をべったり貼り付けたような感じで、10人が通りかかれば9人はびっくりして二度見し、指さし、気持ち悪いと捨て台詞する。
幸い進行は、幼稚園に上がることに収まり、大人になるにしたがって、治ってきましたが、今も若干の違和感があります。
そんな女が、恋愛?
幼少時代から、わたしは自分を客観的に見ていました。初めて手術をして鏡を見たとき、かわいい普通の女の子になれたと思ったら、多少たるみがとれただけだったのを見て、わたしは覚悟しました。
誰に言われたわけじゃないけど、これは一生治らないと。
そして、ずっとこの顔でも人気者になる方法はないかなと思ったんです。凄い人気者にならないと、普通にしてたらいじめられると危機感を持ちました。
ある日、転機が訪れます。
知らない人とすれ違うと必ず何かを言われました。指をさす人もいました。人にはいわないけど、わたしはその瞬間、ぐっと身構えます。
その日も、通りがかりの知らない女の子が、声をあげたんです。
また何か言われる。わたしは、身構えました。
女の子が発した言葉は・・・
服、かわいいね。
か、か、かわいい?
わたしは何度も、その言葉を頭の中でリピートしました。
そして、今後の人生を決定付ける、大きな気づきと救いを得たのです。
見た目が残念でも、他に目立つことがあると、人はそっちを見ることもあるんだ!
それなら、顔以外にいいところをいっぱい増やしたら、わたし人気者になれる?
では、人気者とは?
わたしには、同じ日に生まれた親友がいました。
彼女はかわいくて、運動もでき、成績も良く、優しくて、否のうちどころがありません。まさに人気者を絵に描いたような女子です。
モデリングができるかといえば、全く参考になりません。
ヘアサロンに、アイドルの写真を持っていって、この子のようにしてくださいというようなものです。
普通に考えれば、同じ日に生まれたのに、不公平だと落ち込みそうなものですが、わたしは、なぜかひがむことなく、長所を増やせば彼女と並び立てるかもと解釈しました。
わたしがこの子に勝てることがあるとしたら、面白さと、さらに友達にやさしくしたり、友達の300 倍かわいい似顔絵を描いてあげるくらいでしょうか?
見た目は残念だわ、運動もできない、勉強は普通、そんなわたしでも友達に好かれる要素はないかと、好感を持たれる要素を増やしていきました。
そんな少女は、大人になって、デザイナーを志します。
わたしを救ってくれた、おしゃれをすること。
顔は、一番目が行くところだけど、よく考えれば、体の面積の方が大きいんですよね。体、つまりおしゃれにしていたら、人はそこに好感を持ってくれることもある。
これについては、身近にモデリングできる人がいました。
それは、わたしの母です。
母は、いつも周りの人に一目おかれていました。
小学校の授業参観に、ポニーテールで、ピンクのシフォンのブラウスに白いスリムジーンズをウエストインした服装でやってくる母。今の時代でも結構目を引きそうです。
しかもわたしの実家は、京都府綾部市という田舎。ですがなぜか、悪目立ちはせす、友だちにあゆみちゃんのお母さん女優さんみたいで羨ましいと言われました。
ですが、わたし気付いていました。母は、決してすごい美人ではないって。
スタイルはいいのですが、顔立ちは近所のおばちゃんの方が美人。でもモンペをはいている人と、白いスリムジーンズをはいている人ならどっちが綺麗に見えるか。
そうです、とび抜けた美人じゃなくても、おしゃれをしたら綺麗に見えるということにこ、わたしはこのとき気付いたのです。
自分を救ってくれたファッションの世界を志したわたしが、なぜ、今、作家になっているのか。
その話を始めると、文字数制限にひっかかりそうなのでまた改めてじっくり語るとしましょう。
一言でいえば、人生の逆境に陥ったから。
動脈瘤という病気になり、即死寸前で入院、同時に詐欺に会い、仕事も失い、結婚を考えた彼氏も失踪するという、事実だけ述べても悲惨な状況です。
これまで信じていたものが全てダメなら、やったことがないことにチャレンジしようと、たどり着いたのが、インターネットの恋愛相談掲示板でした。
そこでお悩みに勝手に回答したところ、どうやら向いていたようで、あゆみさんに答えて欲しいと言われ、こんなに喜ばれるなら仕事になるはずだと根拠なく思いました。
実際、仕事になったのは1年後。
恋愛のメールマガジンを発行し、本を出版、今の人生につながっています。
恋愛とは、目の前のひとりに好かれる、告白する、振られるで一喜一憂するものですよね。
わたしは、物心ついた時から、出会うすべての人と、自分を受け入れてもらえるか、もらえないかの真剣勝負をしていました。そんなわたしにとって、恋愛はあゆみさんでいいと言ってくれた人とだけすればいい、優しいもの。
言ってみれば、物心ついた時から、恋愛百戦錬磨になるトレーニングを積んでいたんですね。
わたしにとって、恋愛相談や、本を書くこと、コンサルティングで問題解決することは天職です。
何しろ、わたしの人生は問題から始まり、物心ついたときにはそれを解決するべく人生を切り開いてきたのですから。
すべての人には、あなたを輝かせる魅力があるんです。
もしかしてそれは、あなたにとって逃げられない嫌なことの隣にあるかもしれません。
そこから逃げずに、人生を切り開きたいと思ったとき、人は天職に出会うのではないでしょうか。
わたしが、見た目の症状を抱えながら恋愛作家になったように。
わたしは確信しています。
魅力のない人はいないと。
長い話を読んでくれてありがとう。
WEB文章術の本を持っているあなたは、164ページの藤沢あゆみの人生をフォーマットに当てはめる、をもとに読む情熱大陸記事を書いてみました。
なぜこうなるのか、6日にオンラインサロンのzoom勉強会でレクチャーします。90分たっぷり!お楽しみに。今からでも参加できます。こちらを確認してね。
わたしに読む情熱大陸記事を書いて欲しいあなたはこちらからどうぞ。
しっかりインタビューを行い、心を込めて書かせていただきます。
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