夢は上書きできる!あれからのToshlさんとXJAPAN、世界へ | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

そのひとはかつて
自分のチカラでは
海外には通用しないと言った。



発音も、ボーカルの力も及ばない
自分はXJAPANのボーカルにはふさわしくない。


XJAPANボーカルToshlさん。
確かに彼が置かれた立場は過酷だった。
完璧を求めれば
及第点ではなかったのかもしれない。


その思いは脱退につながり
XJAPANは解散してしまう。



その後、彼は新天地で
年間500回というステージをこなし
才能を発揮した。


だか、そこは悪魔の住む場所。


あなたは、そこにいるべきではないと
神さまは悪魔からの罵倒や搾取をあたえて
知らせようとしたけど


彼はその場所から
なかなか逃れることはできなかった。



YouTubeに残った当時のライブ映像を見ると
確かに見た目にはオーラがなくなってたけど
その声は、唯一無二で
気前よくサインに応じるその姿は
いまの彼の人柄と変わらない。


だが、当時を知るひとに話を聞くと
その頃の彼からは覇気を感じず
周囲のひとは、健康状態や精神状態を
心配していたそうだ。


最後に神さまがあたえたのが
XJAPAN再結成のチャンス。
そして彼は、そこに戻り
程なくして、海外への切符を掴む。


彼はあの時の彼とはもう違うから
心を尽くしてその場に臨んだけど
爆発的な結果は出せなかったそうだ。





去年2017年の秋
そんな、彼の物語を知った。



あれから半年の間に
わたしは2回ライブに行き
CDやDVDを買って
ニコニコ動画の番組を毎週見て
SNSやテレビ出演を見ている。


あれからでも
彼はどんどん輝きを増している。



そして、その日は来た。





世界最大の音楽フェスティバル
アメリカ・カリフォルニア州で行われる
コーチェラ2018にXJAPANが出演。



YouTubeでも中継されたから食い入るように見た。


それは・・・
つい数日前に体感したXJAPANのライブ
とは全く違っていた。



まるで家族がライブに出ているような緊張感。


この、ハラハラする感じは・・・?


それは彼らの技術という次元ではなく
なんらかのトラブルであることは
素人目にもわかった。


ギターが弾きたくもない音を奏で
Toshlさんは何度も耳をおさえる仕草をした。


演奏が聞こえなくて、勘で歌ってる?!





だが・・・様子が変わってきた。
演奏の不調は変わらないけど
歌っているToshlさんの顔から
笑顔がこぼれている。


SUGIZOさん
ままならない演奏をしながら
みんなを奮い立たせているかのようだ。


そして
PATAさんHEATHさんのぶれない安定感。





YOSHIKIさんは客席にダイブした。


盛り上がってるから
感極まってダイブするというよりも
飛び込むことで盛り上がらせるような


アウェーのなかに飛び込んでいく
XJAPANそのもののようだった。





残念!だけどチャンスはまだある。
彼らは一週間後再びライブに
出演することになっていた。


次のライブまでの数日間。
ロサンゼルスに住んでいて
世界のスーパースターと親交があり
海外のメディアとのつながりも多いYOSHIKIさんは
プロモーション的な動きをしているように見えた。


2日目はXJAPANのライブに
世界的アーティスト
マリリン・マンソンがゲスト出演したけど
最初から決まっていたのだろうか?





YOSHIKIさんがオファーしたのかもしれないと
わたしは思った。


YOSHIKIさんは、トラブルも実力のうちだと言った。
だれひとり、恨み言を言うメンバーはいなかった。


悔しいと素直にツイートしたSUGIZOさんは
最後にはステージに立てたことに感謝し
ファンにリベンジを誓った。


日本のファンからすると
いつものXJAPANはこんなじゃないと
言いたくなる感じだったけど


海外のメディアは彼らのパフォーマンスに
偉大だという評価をあたえていた。



そして・・・満を持して迎えた第2回。
彼らは、海外のメディアから最高の賛辞を受けた。





残念ながら2日目は
通しでYouTubeで見ることはできなかったけど
幾つか挙げてくれている動画を見ると
1日目とは全く違う
すごくリラックスしたエネルギーを感じた。


「機材トラブルなんていつだってあるから」
とToshlさんは言った。



ビヨンセと同じ時間にパフォーマンスし
違う会場でトリを飾ったXJAPAN。


ビヨンセじゃなく
XJAPANを見に来てくれるひとがいる
その事実がうれしくて
笑顔になってしまうから
2回目は渋くキメて歌ったのだそうだ。






オーディエンスは前回の何倍もになり
SUGIZOさんが渋くコーラスしていた
エーックスという掛け声が客席から起こり
一見の客を運命共同体に変えた。


自分にはふさわしくないと
かつてそこから退いたひとが
いま、メンバーを引っ張っている。



夢を上書きしたToshlさん。
世界のXJAPANへの道を
確実に踏み出したXJAPAN。


人間には無限の可能性がある。
そう、Xなのだ。






海外進出はYOSHIKIさんの夢であり
なくなったHIDEさんTAIJIさんの夢でもあった。


そんなXJAPANの物語にも
海外のメディアが共感してくれていた。



YOSHIKIさんもHIDEさんやTAIJIさんも
自分たちにはできると思っていたから
その夢は、XJAPANの夢になった。


演奏も楽曲も歌も海外でもいける。
それはToshlさんのボーカルは
海外でもいけるってことだ。


だけどいくらメンバーがそう思っても
Toshlさんが無理だと思ったなら
その夢は、かなわない。





コーチェラのすべての演奏を
見たわけじゃないから
他のバンドがどんな感じだったのか
わからないけど


オープニングからエンディングまで
起承転結、ひとつの物語のようになった
XJAPANのセットリストは
日本人ならではの繊細さだ。


XJAPANの歌は海外に進出したときを
最初から意識して英語の歌も多いけど
コーチェラでも紅やXなど
日本語の歌も演奏されている。





黒髪に似合う黒いスーツ。
Toshlさんの衣装は最近シックになった。
それは自分そのものに
確かな自信があるからではないだろうか。


オープニングに歌われたJADE
ほとんど英語の歌詞だけど
一箇所だけ日本語の歌詞がある。





自分で切り裂いた胸の傷跡さえ美麗になるまで


それはまさに
無理だと思っていた海外進出に
再びチャレンジし見事それを成し遂げた
Toshlさんの姿に重なる。


Toshlさんは心の底から
自分の才能をみとめたんだなと思った。



XJAPAN、その名の通り
無限の可能性を体現する日本のバンド。
これからの彼らから目が離せないグラサン






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