おおきな渦の中にいる。
「できたらやりなおしたい」
と彼は言いました。
わたしはおかあさんではないから
違うところからお話ししようと思う。
あたしおかあさんだから
この歌に
「ママになる前ヒールはいて
立派に働けるって強がってた」
という歌詞がある。
わたしは、かつて14センチヒールで
神戸の北野坂を上がって通勤してました。
いまも一生ヒールをはきたいと思ってて
歳をとって、はけなくなる日が来たら
若い時強がってたなと思うかというと
思わないかな
ただ単に好きではいてるから
はけるまではくだけ。
でも・・・
のぶみさん、不快だよ
と、言いに行こうとは思わない。
そうなのか、男性から見ると
「こいつ健気にがんばっててかわいいな」
みたいな感じなのかなと。
ねぎらおうとしてくれてる感じは伝わる。
でも感性に合わなくてもいい。
クリエイションの形は、自由。
それを言い出したら
共感できないものが生み出されるたびに
文句を言いに行くの?
言うのも自由だけど。
みんな好きなことを言えばいいね
わたしは
のぶみさんってひとは
すごいなぁと思っています。
著者人生をやりきりたいと
思わせてくれた存在でもあります。
この出来事にはさらにのぶみさんが
メジャーになられるメッセージが
あるんじゃないかと感じています。
でも、渦中にいると
正しいか正しくないか
正しくないならやり直したい
じゃあ、どうすればいいんだ
という視点で物事を
みてしまうかもしれないから
著者として感じることを
書いてみたいと思います。
落ち着かれたとき
読んでもらえたらうれしいな。
のぶみさんの存在を知ったのは
フェイスブックのある投稿。
批判を恐れず自分の言葉で
熊本のボランティアを呼びかけてるのをみたとき。
このひと、いつか情熱大陸に出そうだな。
突き抜けようとしてるひとのエネルギーを感じたいと
捻挫した足を引きずりながら講演会に行った。
あ、ちなみにそのとき
もうヒールはけないかもと思った
その日の講演会で、情熱大陸にでることになったと
話してくれて、鳥肌がたった。
イベントに、オリジナルのどら焼き
「のぶみさんが100万部になっちゃった」
っていうのをつくって持って行ったことがある。
7年間売れなくても持ち込みを続け
現在200冊の絵本を上梓。
著者として、リスペクトしかない。
わたしが、発信者として感じたこと。
エネルギーは投げかけたものが
返ってくる。
無理に動かそうとすると
押さえつけようとしてくるひとが現れる。
有言実行。
宣言通り作品がアニメになり
情熱大陸にまで出て
そんなのぶみさんが
新しい本を出すたび
いろいろお願いをしている。
キャリアを重ねてベテランになり
一度でも売れると
ドブ板なことはしなくなるひとがほとんど。
のぶみさんはそれを
ずっと続けている。
読者さんの声を聞いて
本を作るということも
売れるとだんだんしなくなるけど
のぶみさんはそれを続けている。
だからこそ、ずっとチャレンジャーで
どんどん、不可能を可能にしていく
エネルギーにもなっているんだと思う。
でも今回、思わぬ形で
エネルギーが爆発した。
マイナスを受け入れたくないエネルギー。
マイナスはゆるさないというエネルギー。
形は違うけど自分の投げかけたもので
相手をなんとかしようというところは
似ていると思う。
メジャーになってもダイレクトに
読者さんやファンにお願いできる
のぶみさんは
つっこみがいのある存在。
いつも、ありのまま強く投げかけてるから
強い思いがたくさんのひとから返ってきた。
のぶみさんにつっこむことで
自分の思いを発信できたひとも
いたと思う。
遠慮なくつっこんでいただく存在になること
それがメジャーになること。
情熱大陸にまで出たのぶみさんは
もはやひとつの媒体だ。
もちろん、そのままいくのもいい。
クリエイションの形は、自由だ。
でも、新しいステージに行くのもいいね。
神さまは伝えてるんじゃないでしょうか。
「自分の好きに書いたらいいよ。
自分の好きにものをつくって
それがどう受け取られるかも
天に委ねてみるといいよ」
敵と味方。
そういうのじゃない視点で
この出来事を見られたらいいな。
チャレンジを続けるひとの前には
これを越えてみろと壁ができる。
それは、神さまからのエール。
神さまはよっぽど
のぶみというクリエイターに
期待してるんだと思います
藤沢あゆみ
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