建国記念日が誕生日。
85歳になった父。
「悪いところは、足だけや」
といつも言っている父。
元気でいてくれることがありがたいです。
そんな父は最近
足に効く薬を見つけたそうです。
その薬の名前を
わたしに伝えようと
「ちょっと待っとってな」
薬をとってきて
名前を教えてくれる。
・・・ごめん、覚えてない。
電話したら
結構長く話してくれた。
いつも電話すると
父と話そうと思って電話したのに
「お母さんとかわるわ」
とすぐ母にかわった父。
お母さんはもういないから
でも、それだけじゃなくて
一生懸命話そうとしてくれる。
プレゼント送ってないしとか
電話だけなんて意味あるのかな
なんて思ったものだけど
母が亡くなってから
もうそんなええカッコは
一切やめた。
話せるときに話しておこう。
その一語に尽きる。
電話だけで
こんなに喜んでもらえた。
電話してよかった。
「お祝いしてもらった？」
と聞いたらぜんざいを作ってもらったと
うれしそうに答えた。
いつも利用している店から
お祝いが送られてきたことも
うれしそうに話してくれる。
・・・やっぱり
プレゼント間に合わせたらよかった。
今度帰るとき
甘いもの買って帰ろう。
いつも仕事のことを
聞いてくれる父。
わたしが答えると
ビジネス的な感想をくれる。
経営者魂、未だ枯れず。
電話して、よかった。
元気でいてくれて、ありがとう
「父にわかる仕事をしたい」
ずっとそう思ってきて
最近、ひとつ夢がかないました。
その話はまた、あらためて。