夢は大きく、有言実行。小松成美さんの人成塾で松村厚久さんに会いました | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

「夢は大きく、有言実行」





一文字一文字、気合を入れて
書いてくださった。






この時の空気を
ずっと忘れないでいようと思う。






ノンフィクション作家、小松成美さんの私塾
「小松成美の人成塾」に参加した。



テーマは、熱狂。
広辞苑によると、熱狂とは


「非常に興奮し熱中すること」





アスリートや、アーティスト、実業家
誰もが憧れるような一流のひとから


「小松成美さんに、自分の本を書いて欲しい」


と、指名を受けて本を書かれている成美さん。
だけど、何度も才能がないと思い
1文字目を書くときは


「書けるわけがない」
「私なんかが人様の人生を書き切れるだろうか」



いつも絶叫し、声をあげて泣くそうだ。





成美さんが出会った
著名な人々の、エピソードを
情熱的に話してくださった。






10年密着し、YOSHIKIさんが初めて
お父さんの自殺のことを話したメディア人。



「僕は父を許さない」
と最初は語っていたというYOSHIKIさん。



お父さんのような男になりたかった・・・。
恋愛のことのように見えるXJAPANの歌には
亡くなったお父さんへの想いが込められている。


お父さんへの想いを込めた曲を世に送り出すことで
YOSHIKIさんは、お父さんと自分を
だんだん許して行ったのかもしれない。


そして10年もの間、密着し
その言葉を、受け止め続けた成美さんの存在も
おおきいのではないだろうか。






「大変な仕事を請け負った。
火の玉のごとく戦う選手を育てたい。
鬼になります」



これは、先日亡くなった
星野仙一さんが
阪神の監督に就任した際に残した言葉だ。





「お前なら書ける、お前にしか書けない」


成美さんにとって恩人だという
幻冬舎の社長、見城徹さん。



ずっと前、見城さんの本を読み
滝に打たれたように
ああ、どんな人生を送ったら
この方と仕事ができるような
著者になれるんだろうと思ったことがある。



そして・・・





この夜のゲスト、松村厚久さん
「自分の本は小松成美さんにお願いしたい」
と指名されたひとり。


DDホールディングス代表取締役社長
100店舗100業態
東証一部上場を成し遂げたカリスマ社長にして
原因不明で治療法がないという難病
若年性パーキンソン病を患う実業家。



突然発症し、その動きが制御できなくなる病。
株主総会の日も、そこに座っていることも
辛そうな状態になりつつ社員の車で
ブルーハーツの「終わらない歌」を歌い
気力を奮い立たせる松村さんの姿があった。





小松成美さんの書かれた本を読んで
松村さんは帽子がトレードマークの
おしゃれなひとと知り
フェルト素材の帽子を被って行った。





やった〜!
帽子に、素材感もちょっとシンクロ。


スーツはイタリアで買ったGUCCIだった。
スニーカーもGUCCIなのだ。
そのスーツにピカチューの被り物で
出てきた松村さん



おしゃれはひとをもてなすものだと思う。
松村さんは被り物もたくさん持っているとか。
サービス精神の塊だ。





社名のDDホールディングスには
Dynamic&Dramatic
大胆かつ劇的にという意味がある。






そんな松村さんの半生が
奥山和由さんプロデュース
映画化されるそうだ。



奥山さんは、北野武さんが「その男、凶暴につき」で
初の映画監督をするきっかけになったひと。





この日、サプライズゲストで登場。


最初は、松村さんの役を俳優さんに
やってもらおうと思っていたという。


だが、誰もかなわない存在感。
松村さん本人が主演を務める
ドキュメンタリー映画になったそうだ。


「テレビでは撮れないところを撮るのが映画の使命」
といった奥山さん。



公開は10月ごろだとか。いまから楽しみ!





魔法の言葉30選。
松村さんの好きな言葉を
30個、紹介してくださった。






一言一画面。
ただの一言も聞き逃すまいと
画面が変わるたびに
スマホで撮る音が止まなかった。





「大切なのは
目配り、気配り、心配り」



その言葉は
懇親会でも一度も座らず
わたしたちをもてなしてくれた
小松成美さんの姿に重なった。


「ふたりがキラキラしてるの
壇上からも見えていたよ。
ふたりが来てくれてよかった」






一緒に参加したLiraさんとわたしに
声をかけてくれる成美さん。
ノンフィクションの女王は
リアルでも隅々までひとを見ている。



それは参加したすべてのひとに向けられていて
懇親会場はさながら成美サロンという趣。





最近、自分の制限が結構外れてきて
無謀な夢を、素直に取りに行こうと
思えるようになっていた。



だけど・・・
松村さんの書いてくれたサインの文字
あの時の空気、その姿に
まだまだまだまだ
やれることがあると思った。


昨年、初めてお会いした日
「夢の彼方へ」
と書いてくださった小松成美さん。






そして今回は松村さんから
「夢は大きく、有言実行」



松村さんは、それを誰よりも体現されている。
だが、松村さんは1秒たりとも
病気から逃れることなく、日々を生きている。


「こんなもんじゃないぞ!
こんなもんじゃないぞ!


後輩・社員
もう少し。
あと少し。
この体さえ戻ったら」






「でも、苦しい・・・」


ああ、神さまはどうして
このひとにこんな苦脳をと思うけど
松村さんがおしゃれに目覚めたのは
病を発症してからだそうだ。


「ビビらせたい」


その思いが彼を動かし
ただただただただ攻め続ける。


現在、全国434店舗、従業員 約8475人
1000店舗 1000億円の売り上げを目指す。






「人間の可能性は無限大」


それを体現される松村さんがオープンした
ラウンジカフェ「1967」は
YOSHIKIさんのお気に入りの店として
ダウンタウンなうで紹介されていた。


松村さんとYOSHIKIさん。
その生きざまには共通するものがある。
小松成美さんにも。



その空気を感じに「1967」に行こう。
きっと、近いうちに。






100人の参加者の多くがスーツ姿の男性。
お話ししてみると経営者の方も多かった。



会場に来たときは
平日のこの時間に男性ビジネスマンを
こんなに集めるってすごいなと思ったけど


100人で聞くのはもったいないような
濃密な時間だった。
まさに熱狂の時間。
わたしも、自分に熱狂宣言しよう。


成美さん、松村さん、奥山監督。
熱い夜をありがとうございます。






「燃え盛る魂を失うくらいなら死んだほうがましです。
燃えて燃えて、仕事に打ち込みますよ。
私を苦しめるパーキンソン病との闘いも絶対諦めません。
見ていてください、必ず勝利してみせますから」



by 松村厚久 (小松成美著『熱血宣言』より)