「知ってるひとの話と、全く知らないひとの話なら
ひとは知ってるひとの話で笑う。
知られていなければ笑ってもらえない。
転校生が何かやってもウケないんです」
古坂大魔王さんのセミナーに行ったとき
古坂さんはそんな話をされていた。
「だからピコ太郎を、知る人ぞ知る存在ではなく
ネットでバズらせて、知られてる存在にしてから
R-1ぐらんぷりにだそうと思ったんです」
そんな目論見から、YouTubeに動画をあげて
一気にツイッターで拡散する作戦が始まった。
あれから1年。
ピコ太郎は、ブレイクし
日本はもちろん世界でも知られる存在になったが
まだ、R-1ぐらんぷりには出ていない。
https://twitter.com/pikotaro_ppap
T「歌わないのか?」
P「じゃ、いまからいきましょうか?」
T「STOP」
舞台は迎賓館になり
相方はアメリカ大統領になっていた。
そう、Tとはアメリカ大統領
ドナルドトランプそのひとだ。
歌わないかとは
もちろんPPAPのこと。
止めるんやったら振るなよ笑。
トランプさんノリツッコミかましてるし。
このためにスポーツ新聞買ってきた。ちょい恥ずかしかった
「ピコ…お前はおれの子供の頃の夢を
遥かに超えて行ってしまってる…
いいぞ。ニヤリでも良い。
スマイルを生み出してください!」
古坂大魔王さんは、ブログに書いていた。
ニヤリなんて苦笑ではなく
トランプ大統領も安部首相も
心から楽しそうに笑ってる。
TAP結成?
https://twitter.com/pikotaro_ppap
描いた未来ではなく、描けないほどの未来。
ネットで知られ、R-1ぐらんぷりにでて有名になる
そんな未来なら描けるけど
まさかアメリカの大統領や日本の首相と
晩餐会する未来は描けない、描かない。
古坂さんがいかに細かくPPAPという曲をつくり
ピコ太郎をどんなカタチで、世にリリースするか
誰も気づかないようなところまでこだわったか
それは先が見えなくて
苦しい時間だったかもしれないけど
自分が楽しいと思うことを極めきる
とてつもなく楽しい時間だっただろう。
かくしてそこに奇跡は起こった。
http://www.sankei.com/west/photos/161119/wst1611190036-p3.html
1年前、日本外国特派員協会の
インタビューに答えるピコ太郎さんに
こんな質問が飛んでいた。
「首相官邸からはまだ連絡ないですか」
「私は知らない番号には出ないようにしています」
あのとき、CDもまだ出してなかったのに
首相官邸という言葉が出ること自体
普通じゃなかった。
そのとき、そこでインタビューを受けたひとが
写真を撮られるのだけど
トランプさんの写真もあって
「すごいねピコさん」
とファンのみんなで言ってたんだ。
1年のときが流れ、それは実写になり
トランプさんとピコさんは隣にいる。
https://twitter.com/pikotaro_ppap
黄金に輝く迎賓館はピコ太郎さんによく似合う。
場違いだと言ってたけど
むしろ保護色で、誰よりもこの建物が似合ってる。
ウガンダの大統領にあったり
国家的な取り組みSDGsの広報大使になったり
政治の世界に絡むと色がつくのではと
懸念もあったかもしれない。
https://twitter.com/pikotaro_ppap
だがピコ太郎という存在は
もっとおおきな世界に住んでいる気がする。
世にで始めた頃から世界平和のために歌っている
1分でも笑ってもらえたらと彼は言っていた。
その思いは見事にかない
世界平和のシンボルになりつつあるピコ太郎。
だけど1分笑わせる以上の野望はそこになく
みんなを応援するけど誰の色にも染まらない。
https://twitter.com/pikotaro_ppap
ピコ太郎さんのツイートはどんどん拡散され
50000近いいいねがついて
あのジャスティンインパクトを超えた。
超えるのは他人ではなく、昨日のピコ🖋。
とことん、やりきろう。
想像もつかないほどに。
予想を超えてやり切ったとき
ひとの心は動くのだピコ
相手を輝かせ自分もなお輝く。我らがピコ太郎いい仕事してるぴ。
まるで日米結婚式!?晩餐会で「見たことない」光景 トランプ大統領に行列、安倍晋三首相が一人一人紹介 きっかけはピコ太郎…あちこちで酒盛りも
ピコ太郎という存在を生み出してくれてありがとう、プロデューサーさん。