あゆみです
彼が浮上したきっかけにあの大物芸人がいました。
185回目のモテゾーは
ダンディ坂野さんに見る、一発屋の極意!
ブレイクが終わった直後は、やりにくかったです(笑)。
ネタ番組が増えてきたころだったんですけど、見飽きたという扱いになってたんで。出てないと思われるのも困るし、逆に出ても損してるんだったら痛々しいだけじゃないですか。
風当たりは厳しかったですね。営業は、知名度も上がって、かなりお客さんも集まってくれたので、よく行ってました。
正直ブレイクした年より、収入の面では良かったように思います。でも、テレビでの扱いはしんどかった」
転機になったのは、昨年からの『クイズ! ヘキサゴンII』への出演でした。
紳助さんが『クイズ! ヘキサゴンII』で、小島よしおさんにいったんです。
『お前のところのダンディ、何しとんねん。一回、呼んだれや!』
『お前なんかが普通の点をとってもアカンやろ。世間なんてかわいそうな目でお前を見てる。だったら勉強して、そこそこ4位くらいはとって1位を目指せや!』
紳助さんは彼に立ち位置の選び方も教えてくれたそうです。
現状維持が目標です。この世界だと、今よりプラスでやっていかなければ現状維持ができないんですよ。普通に出てたら、また急降下しますから(笑)」
今は、きた仕事を精一杯やるだけですね。
一発屋芸人として呼ばれたら、それで出るし。僕が一発屋を代表しなきゃという気持ちもあります。
再ブレイクしてるかといえば、してないわけで。自分の技量に合うポジションで、地道にやっていければいいんですけどね。好きで目指した芸能界ですから」
好きで目指した芸能界だから。
浮上のきっかけは、紳助さんだったかもしれない。
でも、わたしは坂野さんこの素直さにあるような気がします。
キャラ立てする。
というと、自分が見せたい風に都合よく解釈しがちです。
でも彼は客観的に自分を見る目を持っていました。
再ブレイクしたいですかって聞かれて、したくないって言うのも生意気だし、したいですって言うのも妙に本気っぽくて引くじゃないですか(笑)。
坂野さんの一発屋の極意、これからも楽しみです。
僕が一発屋を代表しなきゃという気持ちもあります。
by ダンディ坂野