和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
本日は【三寒四温】について話しますね
昨日はとても暖かく
今日は雨も降っているので少し寒いです
寒さが少しずつ緩んできて
寒い日の中に暖かい日があることを
「三寒四温」といいますね
暖かくなったかと思えば寒くなったり
寒くなったかと思えば
暖かいといったことが繰り返されて
春が来るというわけです
「三寒四温」の意味は
冬に寒い日が3日ほど続くと
その後4日間ぐらいは暖かいということです
春の暖かさを迎えるころを連想しますが
実は冬の季語です
恥ずかしながら…
私は春の季語だと思っていました
「三日寒く、四日温かい」のだから
春の季語と思ってしまいますよね
（言い訳です）
基本は冬の季語ですが
1月から2月にかけてメールや手紙の
挨拶に使用することができます
これは寒い日と暖かい日が繰り返されることから
「早春」の表現として
「三寒四温」が使われるからです
厳密に言えは間違った使い方ですが
最近では春先に使うことが多くなっているので
使用しても問題はないようです
季節を上手に言葉にできることは
四季のある国に暮らす
日本人の良さだと感じます
素敵な日本語を
間違えないように大切に使いたいと
感じた朝です
季語とは
春、夏、秋、冬、新年の
5つの季節を象徴的に表す言葉です。
その季語には
「季節感」「連想力」「象徴力」の
特性があると言われます
俳句などにおいて
用いられる特定の季節を表す言葉で
古くから季節ならではの
趣を味わうことに
季語は大切にされてきました
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会