上野あたりをふらふらっと散歩していたら、レトロ感漂う喫茶店的外観を発見した。
珈琲を飲むためだけの店、だと?!
30分でお開き、だとぉぉぉお?!
こんな拘りネタマウンテン感ぷんっぷんの張り紙をみてしもーたが最後、
吸い込まれるように入ったその店とはー、
『北山珈琲店』さーん!!!
そういや、こんな店、昔TVで見たことあったかなーぐらいの記憶と共に、
どえらいネタマウンテン登頂となった一部始終はこうである!
1.独自の世界観!
写真撮影が禁止であるため、できる限りの説明をば。
店内は、もとから小さな空間であり薄暗い。
その中に、小さ目のテーブルやら、珈琲豆が積まれ、
カウンターなども含めてひしめき合っているような状態である。
カウンターなども含めてひしめき合っているような状態である。
カウンター向かって右側には、
カウンター奥は何も見えないぐらい大きな目隠しが施されており、
さしずめ、店主が珈琲を入れるための集中抽出室、というところだろうか。
また反対側には沢山の
豆!
まめ!!
まめぇーーーっ!!!説明書きをみて納得。
オールドビーンズがウリの店である、と。
また、ここの世界観を象徴するルール、
『30分でお開き』システムとは裏腹に、
せわしない空気感は少ないのが印象的であった。
せわしない空気感は少ないのが印象的であった。
しいて言えば、注文をとる店員さんが
こちらのオーダーを早めに欲しい感がひしひしと伝わってしまったことは残念でならない。
こちらのオーダーを早めに欲しい感がひしひしと伝わってしまったことは残念でならない。
そりゃそーだ、30分でお開きの上、珈琲抽出には時間を要するのだから。
珈琲をしっかり味わうには、それなりの時間の確保も重要なはずである。
しかし、その、30分という時間制限は、
これから頼むべき珈琲のコースを十分に堪能するには、いささか短い時間ではないか、
と感じてしまうのは否めない事実であった。
と感じてしまうのは否めない事実であった。
2.オールドビーンズ珈琲のフルコース!
メニュー数はそれほど多くはないが、こちらの名物は、
なんといってもオールドビーンズの珈琲!
なんといってもオールドビーンズの珈琲!
なおかつ、こちらには、
珈琲のコース的なメニューが存在するのである!!
未だかつて珈琲だけのコースにお目にかかったことなどなく、
飲み比べに期待をかくせないでいたのだった。
飲み比べに期待をかくせないでいたのだった。
・雅セット
二種類の名物メニューが飲み比べられるようだ。
きたきた。
始めの『雅ヴィンテージブレンド』、一口入れてびっくり!!
驚愕の苦味ビッグウェーブ
到来ではないかっ!!
到来ではないかっ!!
強烈すぎる苦味と濃度に、
今までの珈琲の概念をガランガランと崩される音がするではないかっ!
今までの珈琲の概念をガランガランと崩される音がするではないかっ!
それでいて、まろやかかつほのかな甘さもあとからやってくるのである。
甘さはあれど苦味の壮大さに、面食らってしまったのだった。
その後、店員さんのアドバイス通りミルクや砂糖投入で、
なんとか、意識を取り戻せたのである。笑
なんとか、意識を取り戻せたのである。笑
二杯目の雫ミニちゃんがくるそと思いきや、
チェイサーとしてもう一杯間にはさまれて
珈琲がやってくるではないか!!
チェイサーとしてもう一杯間にはさまれて
珈琲がやってくるではないか!!
これは、かなーり、かなーりライトーな一杯。
透明感さえある珈琲水、とでも、
表現すればわかりやすいだろうか。
表現すればわかりやすいだろうか。
あ、水、といっても、しっかりあったかいが、
アメリカンのさらーに上を行くさっぱりさであり、
今までの雅の苦味などをリセットさせる役目を担っているのだろう。
アメリカンのさらーに上を行くさっぱりさであり、
今までの雅の苦味などをリセットさせる役目を担っているのだろう。
これはこれで、ホッと、一息。
と、とうとう次の「雫ちゃん(シングル)」のお出ましだ!!
が、なんとも可愛らしいおちょこ的大きさのグラスに上に生クリームを配した一杯なのである。
こちらもまた、店員の指示通り、上のクリームを唇で押さえながら、
その下の珈琲を一気に口へと流しこーむっ!!
その下の珈琲を一気に口へと流しこーむっ!!
『甘さ最高!
う、うまぁ!!』
う、うまぁ!!』
思わず声が出てしまった。
一杯目とは真逆の雫ちゃんは、デザート的位置づけではなかろうか。
かなりインパクト重視の、苦味ビッグウェーブで受けた衝撃を、甘さと優しさで癒してくれる。
そんな構成となっていたのだった。
そんな驚きの連続を経て、気づけば丁度30分を少し回ってしまったではないかっっ!!
この、30分という制限は、なかなかどうして難しい時間配分である。
こんなコース的出し方をするのであればなおさらである。
しかもなかなかのお値段設定であるのだから、
もっと、優雅に時間を贅沢に使って飲めたのなら、また、違う印象になるのではなかろうか。
もっと、優雅に時間を贅沢に使って飲めたのなら、また、違う印象になるのではなかろうか。
一杯一杯にかける時間をもう少しゆったりとれたなら、満足度があがるはずである。
飲む珈琲の杯数などにより時間制限を変えるなど工夫したなら、どうだろうか。
そんなことを考えながら、足早に店を後にするのである。
このときは、まだ、
知る由もなかったのだ。
これから、もっとすごい店に遭遇することとなるということを。
しかも、今回とは真逆の店に。
総評=============
これはまさに、
珈琲だけのフルコース!!
珈琲懐石だっっっ!!!
しかもちゃんと飲む順番が計算された、
物語のような流れに、
驚きと楽しみを与えてもらえるのである。
あとは、珈琲を堪能するに必要な時間が、
本当に30分で大丈夫なのか?
珈琲の杯数が違ったとしても??
珈琲の杯数が違ったとしても??
を問うてもらいたい、と、
切に願うのであった。
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☆総合評価
3.4
☆既食メニュー
Aコース
雅 2500円
☆ネタポイント
エイジング珈琲懐石!
30分!!
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続く。