「これだけ食べていれば生きていける」というような食品はないのだろうか?
今日は完全食をテーマに考えてみた。
・完全食に近い食品
卵と納豆は容易に入手できるもので特に栄養バランスに優れ、「準完全食」といえる。
卵:三大栄養素(糖質・蛋白質・脂質)と同時にビタミンやミネラルなど様々な栄養素をバランスよく含む。手軽に買える食品の中で最も完全食に近く、日本人の平均寿命の伸長に影響を与えたものに卵の普及があるとされる。
納豆:肉類ではないのにも関わらず蛋白質やVit.B群を豊富に含むという異質な存在である。ビーガンの人は大豆製品から多くの栄養素を補給するという。Vit.Kは納豆で万全。
これを白米とともに可能な限り毎日食べるだけである程度生命活動は維持できるだろう。
タイトルに対する結論は「卵かけご飯+納豆」 である。これが大学生にとっての究極の完全食である。
しかし、この場合ビタミン(Vit.A、Vit.B、Vit.C、Vit.D、Vit.E)やミネラル(カリウム、カルシウム、鉄など)が不足しており、徐々に倦怠感、抑うつ状態、こむら返り、風邪をひきやすくなるなどの症状が現れると予想される。
・ビタミンの補充
=肉と魚を積極的に摂る
豚肉:Vit.B1が豊富に含まれる
牛肉:Feが豊富に含まれる
レバー:Vit.A、Vit.B群、Feを豊富に含み、特に栄養価が高い。
まぐろ:Vit.B群や蛋白質を含む。
肉を食べることは決して悪いことではない。 むしろ肉自体は栄養価の高い食品である。
野菜や果物も可能な範囲でしっかりと摂取する。緑黄色野菜や果物はVit.Cを含むため、摂取すべきである。
野菜が苦手な場合は果物やジュースから摂取することもできるが、糖質過多に注意する必要がある。
・ミネラルの補充
ミネラルは肉では補充しにくい。ここで野菜や乳製品などを摂る必要が出てくる。
みそ汁に入っているわかめである程度のミネラルは補充できる。ひじきやもずくなどの海藻はミネラルを豊富に含む。
カリウムはバナナや野菜類に多く含まれる。
カルシウムは牛乳やヨーグルトで補充できる。
・糖質の制限
抑も糖質は生命活動のために必要な栄養素である。学習や仕事のためにある程度の糖質を摂取する必要はある。しかし、戦後の急速な栄養状態の改善によって現在はむしろ摂取過剰の状態になっている。おにぎりや菓子パン、菓子類は手軽に購入できるため、過剰摂取になりやすい。Vit.B1をしっかり補充すれば、好気性代謝が良好となり糖質は控えられるはずである。最初は無理に控えなくてもよい。逆に朝食は蛋白質や油脂よりも速やかにエネルギーに変換される糖質を一定量摂取する必要がある。
これらを踏まえると、まず活動のためにエネルギー源として糖質(米、パンなど)を摂取し、次に準完全食によってある程度のビタミン・ミネラルを補給し、個々の不足した栄養素を肉・野菜などで補うと良いことがわかる。
そこで、以下の3stepで自己の食事内容を考える。Step1は短期的な生存のため、Step3は長期的な健康の維持とQOLの向上のため、Step2はその中間である。
Step1 活動のエネルギー源として米・パン を食べる(きわめて緊急の場合はこれだけでも1週間程度は持つ。災害時などはStep1を優先する)
Step2 総合的な栄養補給のため、準完全食の卵・納豆 を食べる(本当にお金のないときは主食とこれだけでも1か月程度は生活できる)
Step3 ビタミンを栄養価の高い肉・魚 で補い、ミネラルを野菜・乳製品・海藻類 で補う(ここまで気を付ければ健康的な生活が送れる)
以下は現在筆者が実践しているものである。
朝:
バナナ2本、キウイ一個、100%オレンジジュース一杯or牛乳一杯
昼:
ご飯150g、みそ汁(わかめ)一杯、肉or魚の主菜一品、緑黄色野菜を含む副菜一品
夜:
ご飯150g、肉or魚の主菜一品、納豆 、シーチキンL一缶
朝食は午前中に活動するため、エネルギーに変換されやすい糖質を摂る。
時間がないときはカロリーメイトでも差し支えない。本当に時間のないときはウィダーインゼリーやコーラなどでも朝食抜きよりはましである。
昼食は食堂を利用することを考える。ラーメンやそばうどんは殆ど糖質なのでなるべく避け、肉や魚を主菜に据えたしっかりとした食事をとる。肉や魚は高蛋白低糖質であり、しっかりと摂るべきである。筆者はそこにカボチャの煮つけやホウレン草のおひたしといった小鉢を一品追加している。
夕食は献立の自由が利くため、納豆(準完全食)やシーチキン(高蛋白でビタミンも豊富)をとる。シーチキンは油漬けの場合、キッチンペーパーなどでしっかりと油抜きを行う必要がある。金銭的な余裕があればほかに肉や魚のおかずを加える。
・野菜についてはどうすべきか?
一人暮らしにとって野菜や果物は不足しがちである。学食に行った際に小鉢を追加して補うのが手っ取り早い。しかしVit.A、B、D、E、Kについては肉・魚や納豆で補えるため、残りのVit.Cの補充に注目すればよいのである。Vit.Cはフルーツジュースでも補うことができるため、スーパーでジュースを買って朝に飲めばよい。なので、野菜についてはそこまでナーバスになる必要はないと考えている。但し、ジュースは血糖値を急激に上げるので昼夜に飲むと眠気の原因となり、膵臓を疲弊させる。
時々摂取するもの:レバー、牡蠣、うなぎ
レバーはビタミン摂取において非常に優れているが、毎日摂取すると逆にビタミン過剰症となるため、週に一回程度の頻度で摂取する。牡蠣は亜鉛を多く含むためメニューに取り入れたいが、気が向いたときに無理のない範囲で摂る程度でよいと思われる。うなぎはVit.B1を多く含み、食べやすいため疲労回復に良いが、大学生は滅多に食べられる食品ではないため割愛する。
摂取を避けるもの
ラーメンなどの麺類、揚げ物、コンビニのおにぎりや菓子パン、お菓子類
これらの食品は殆ど糖質でできており、急激な血糖値の上昇とインスリン分泌をもたらす。運動前やテストの直前など「ここぞ」というとき以外はなるべく避けた方が良い。特にテレビやネットを見ながらの「だらだら食べ」は非常に危険である。
但し、無理のない範囲で摂取を控える。例えば元々ラーメンを食べるのが趣味だった場合、スープを残したり野菜ラーメンにするなどの柔軟な対応を行うべきである。