神津島 2023/9/17
さるびあ丸の推進器が故障しているので、大島まで行ってからジェットフォイルに乗り換えとなった。
大島でチケットを発行してもらうのだが、受付が思ったより遠くて遅刻しそうになり、とても焦った。
ジェットフォイルでは、利島・新島・式根島に停泊する。利島で降りる人が思ったよりも多く驚いた。
神津島港に到着。
待合所は、大きな畳スペースがあって寛げるのが良かった。伊豆諸島の待合所では、神津島が一番居心地よく感じる。
大雨になってしまったら、待合所でゴロゴロ過ごして帰るだけでもいいのではないかと思うほどであった。
自転車を借りて、赤崎遊歩道を目指すこととした。
貸し出し場所が坂の上にあるので、そこまで行くだけでも結構大変だった。
途中の道は、いくつか入り江のようなところを経由し、見晴らしが良い。ただ、坂が急な場所もあり大変だった。
赤崎遊歩道は、神津島では一番有名なところらしい。ある程度の水深があり、飛び込みができる。水着を持ってきていたので、自分も飛び込むことにしてみた。ただ困ったことに、ロッカーがない。
調べると、港か宿を出発する時点で荷物を預けて、最低限の荷物で来るところらしい。荷物が盗まれないことを祈りながら、荷物置きにおいて置くしかできなかった。幸い盗まれることはなかった。
いざ飛び込み台にたつと、思ったより高くて足がすくんだ。地面であったら、骨折は免れない高さであった。それが、本能的な恐怖を呼び起こすのだろう。意を決して飛び込む。体が数秒浮遊し、水面にはげしく叩きつけられる。その後は、海水の冷たさで肌が冷やされるのを感じる。確かに、恐怖はあるが爽快さが上回る。小さい子が挑戦していたが、結局飛び込めない子もいた。大の大人でも怖さを感じるので、小さい子だと、仕方ないかもしれない。自分は結局3回ほど飛び込んで後にした。
港に戻った後は、「よっちゃーれセンター」で昼食を食べた。港に食堂が併設されていると、非常にありがたい。漬け丼を食べた。神津島で水揚げされた魚を使っているらしい。
その後、お土産屋で神津島産の黒曜石を買った。黒曜石は、縄文時代の海上交易を示す証拠として重要である。ガラス質であり、割ると断面は非常に鋭くナイフ代わりになるのである。小さなものであるが、1000円で買うことができた。
待合所でも、大きなものが展示されていて、触ることができる。
神津島で、黒曜石の実物を見ることができたので、とても満足できた。