今までに学習した言語について、簡単なレビューを作っていこうと思う。
まずはフランス語から。
大学時代にかじる程度に勉強していたが活用を覚えられずストップしていた。
社会人になってヨーロッパの諸言語を勉強することにし、フランス語の勉強から開始した。
フランス語はインドヨーロッパ語族の言語である。国連公用語の一つで、話者数も多い。
ラテン語の子孫であり、スペイン語。イタリア語とは兄弟仲間である。
発音は独特の進化を遂げており、表記と発音の乖離も著しい。ただ一定の規則があり、規則を覚えれば正確な発音は可能である。
また、r音は有名である。上流階級の一人が使い始めてから一気に広まったものであるという。
格変化は殆ど消滅しており、孤立語に近づいている。ただ活用は多い。ラテン語と比較すると、助動詞を活用している。
単語については、英語からの類推がかなり効く。レベルが高く抽象的な単語になるほど、英語とフランス語は近づいていく。
また、日本語に組み込まれている単語が非常に多い。料理関連では「オムレツ」「ぐらたん」「ビュッフェ」芸術関連で「アトリエ」「オブジェ」「デッサン」服飾関連で「アップリケ」「ブルゾン」などがある。
フランス語のもつ高貴でありながら軽快な語感から、日常生活でもよく使用されているのだ。
街中でもフランス語を沢山見かけ、特にパン屋に多い印象である。
検定
フランス語検定(仏検)という有名な検定がある。
コロナ禍で一時期存続が危ぶまれたそうだが、持ちこたえたようだ。
フランス語検定4級から初めて、現時点で3級まで取得した。
実際のところは3級と言っても大して難しくはない。もともとは3級が一番下の級で、あとから4級、5級が設定されたという。
フランス語検定協会が対策本を大量に出している。
書籍
『だいたいで楽しいフランス語入門 使える文法』稲垣正久 著
練習問題が多く見かけによらず骨太な内容であるが、文法解説は簡潔かつ的確であり大変重宝する。
『仏検公式基本語辞典 3級・4級・5級 新訂版』フランス語教育振興協会 編
仏検協会が公式に出している用語集かつ小辞典である。文例もレベルに合わせて簡単になっていて読みやすい。
関連する言語
英語・スペイン語・イタリア語・エスペラント語・ハイチ語など
英語はゲルマン語派であるが、歴史的経緯によりフランス語から大量に借用している。
スペイン語・イタリア語は同じラテン語から分岐した言語。文法や多くの語彙を共有している。
エスペラント語もラテン語・ロマンス諸語を参考にして作られた人工言語であるため、フランス語とも共有語彙が多い。
ハイチ語はフランス語を元にしたクレオール言語であり、フランス語と非常に似ている。