卒業前の1月。理系の学生にとってこの時期は、卒業論文とその研究で死ぬほど忙しい時期です。もちろん僕もその1人で、大学の研究とアプリ開発の両立に苦しんでいました。
「妄想電話は改善すれば、もっと世の中に広まるかもしれない...」
「でも研究しないと卒業が...」
しかし、グズグズ悩んでいる暇はありません。僕は妄想電話を広めることにコミットする決断をしました。理由はたくさんあります。
もっと流行らせるための改善点が自分の中で明確だったこと。
その改善点を実現させるために必要な仲間が揃いそうだったこと。
ここまで自由なアプリ開発は、学生のうちしかできないということ。
いま流行らせないとアイディアをパクられていっきに広められてしまう可能性があること。
いま書いてる論文を完成させても世の中何も変わらないけど、妄想電話ならそれができるかもしれないということ。
僕が考えていた改善点は、大きく2つありました。
まず1つは、「男性の声を追加すること」です。
12月に妄想電話をリリースした際にアプリのレビューやTwitterでの反響を見たところ、女性の方から「男の声もいれてください」という要望がけっこう多かったのです。
今までは男性だけがターゲットでしたが、もし女性も妄想電話を使ってくれれば、単純計算でターゲットの数は2倍になります。これはでかい!
僕は男なので、男の妄想電話を聴いてもうれしくないので、男性の電話の需要に全く気づきませんでした。
でも、よく考えてみれば、女の子は恋バナが好きだし、少女漫画を読んでキュンとするのも女の子です。たしかに男の妄想電話も需要があるかもしれない。
僕は友達の女の子数人に、妄想電話に協力してくれる男の友達がいないか相談をしました。
恋バナが得意で、それを台本に落とすセンスがあり、コミュニケーション力もあり、やり遂げる責任感もあり、新・妄想電話には、彼女たちの協力が何としてでも必要でした。
そして、予想通り彼女たちは天才的なロデュース力を発揮し、東京中を走り回って10人ほどの男の妄想電話を収録してくれました。
もう1つの改善点は、「バイラルする仕組みをつくること」です。
Appbankのようなアプリ紹介サイトに掲載されれば、アプリをダウンロードしてくれる人は増えます。もし、ダウンロードした友達が、アプリを友達数人に紹介すれば、連鎖的にアプリは広まっていきます。
妄想電話は、夜ベットで1人で聴いて楽しむ使い方もあるのですが、もともとのコンセプトは友達と使う飲み会アプリです。友達と一緒に使うという楽しみ方をユーザーに教えるために、「採点モード」を追加しました。
採点モードは、妄想電話に受け答えをすることで電話テクニックを採点する機能です。
「友達に採点モードをやらせる」→「友達が妄想電話に受け答えをする」→「それを聴いた周りの友達が笑う」→「アプリが広まる」というように、アプリを友達と使う場をつくってあげることで、アプリが連鎖的に広まっていくと考えました。
この2つの大きな改善をし、多くの人に使ってもらうために有料だったのを無料にし、プロモーションの準備も整え、1月14日に妄想電話ver2.0のアップデートをかけました。
2010年、12月17日、Appleから一通のメールが届きました。
「Your application is ready for sale」
(あなたのアプリは販売状態になりました)
ついにデビュー作、妄想電話が、115円の有料アプリとしてリリースされました。
無事リリースはされましたが、喜んでいる暇はありません。
アプリがでたことを世の中に知らせないと、誰にもアプリの存在を知られることなく埋もれてしまうのです。
案の定、初日のダウンロード数はたったの「3」。
しかも、そのうちの1つは僕です。
僕のゴールは、アプリを作ることではありません。
アプリを流行らせて、世の中の人を楽しませることです。
「ここで力尽きたら、世の中何も変わらない。
そうだ、プロモーションをしなくちゃ。」
普通の会社だったら、アプリを作る人とは別に、プロモーションを担当する人がいるのですが、学生の場合はそうも言っていられません。
今は卒業前の12月。周りの友達は、卒業論文で手いっぱいです。
文系の友達の中には、既に卒業論文が終わった友達もいましたが、学生最後の3か月を遊び尽くすのに忙しく、アプリのプロモーションの手伝いなんてしてる暇ありません。
何よりも、誰かがつくったアプリを、つくった本人よりも情熱的にプロモーションしてくれる人なんてそういないと思いました。
「自分がやらなきゃ。」
アプリ紹介サイトや、テレビなどのメディア、ネット上の有名人、学生の団体など、
連絡する先にあわせて妄想電話の紹介文を丁寧に書き、
あらゆるつながりを使って妄想電話の告知のお願いをしました。
そして、「Appbank」という日本一のアプリ紹介サイトが、僕がメールで送った妄想電話の紹介文を、Appbankに掲載してくれたのです。
Appbankで妄想電話を知った方々に、妄想電話を購入していただけ、1日のダウンロード数は100を超えるようになりました。
また、妄想電話に対するコメントも、賛否両論100個以上寄せられました。
中でも1番印象に残っているのが、こちらのTwitterでのツイートです。

AppStoreで有料ランキング70位まで上り、少し満足しかけていましたが、
この熱狂的なコメントに、まだまだ可能性があるのではないかと感じました。
「Your application is ready for sale」
(あなたのアプリは販売状態になりました)
ついにデビュー作、妄想電話が、115円の有料アプリとしてリリースされました。
無事リリースはされましたが、喜んでいる暇はありません。
アプリがでたことを世の中に知らせないと、誰にもアプリの存在を知られることなく埋もれてしまうのです。
案の定、初日のダウンロード数はたったの「3」。
しかも、そのうちの1つは僕です。
僕のゴールは、アプリを作ることではありません。
アプリを流行らせて、世の中の人を楽しませることです。
「ここで力尽きたら、世の中何も変わらない。
そうだ、プロモーションをしなくちゃ。」
普通の会社だったら、アプリを作る人とは別に、プロモーションを担当する人がいるのですが、学生の場合はそうも言っていられません。
今は卒業前の12月。周りの友達は、卒業論文で手いっぱいです。
文系の友達の中には、既に卒業論文が終わった友達もいましたが、学生最後の3か月を遊び尽くすのに忙しく、アプリのプロモーションの手伝いなんてしてる暇ありません。
何よりも、誰かがつくったアプリを、つくった本人よりも情熱的にプロモーションしてくれる人なんてそういないと思いました。
「自分がやらなきゃ。」
アプリ紹介サイトや、テレビなどのメディア、ネット上の有名人、学生の団体など、
連絡する先にあわせて妄想電話の紹介文を丁寧に書き、
あらゆるつながりを使って妄想電話の告知のお願いをしました。
そして、「Appbank」という日本一のアプリ紹介サイトが、僕がメールで送った妄想電話の紹介文を、Appbankに掲載してくれたのです。
Appbankで妄想電話を知った方々に、妄想電話を購入していただけ、1日のダウンロード数は100を超えるようになりました。
また、妄想電話に対するコメントも、賛否両論100個以上寄せられました。
中でも1番印象に残っているのが、こちらのTwitterでのツイートです。
AppStoreで有料ランキング70位まで上り、少し満足しかけていましたが、
この熱狂的なコメントに、まだまだ可能性があるのではないかと感じました。
24時間で作ったプロトタイプを、自分が作ったアプリだと言わずに友達に渡してみて、どんな反応をするか見てみました。
本当の電話だと思って「電話きたよ」って僕にiPhoneを返す人。
録音だと知らずに「もしもし?」と会話をはじめる人。
いろんな人がいましたが、僕が友達に妄想電話を試してもらって、ただ1つ明らかだったのは、
「友達をだますのは楽しかった」
ということ。
「妄想電話をきいて自分が楽しむ」というよりは、「妄想電話を友達に渡して楽しむ」というアプリの使い方が確かに存在すると確信しました。
また、アドバイスをくれる友達もいました。
例えば、「着信画面に、女の子の写真を表示したらどうか?」などです。
写真を入れるかは少し悩みました。
だけど、僕が目指していたのは、女の子の声をきいて萌えるアプリではなく、リア充もネタとして使うような、飲み会アプリです。
写真を入れると、どうしても萌えアプリの要素が強くなってしまうので、写真は入れない方向にしました。
他にも「時間によって電話の内容を変えたらどうか?」「電話のあとに女の子からメールが来るようにしたらどうか?」などのアドバイスをもらいました。
これらも迷ったのですが、経験の浅い僕が自分の考えに固執して、可能性を狭めてしまうのは良くないと思い、実装してみることにしました。
ウェブサービスやアプリは、このようにリリースした後にユーザーの反応をデータで見て、改善をしていくことができるのです。
こうした最後のブラッシュアップをし、妄想電話を思いついてから約1週間後、妄想電話をAppleのアプリ審査に出すことにしました。
申請が通ればついにリリースです。
本当の電話だと思って「電話きたよ」って僕にiPhoneを返す人。
録音だと知らずに「もしもし?」と会話をはじめる人。
いろんな人がいましたが、僕が友達に妄想電話を試してもらって、ただ1つ明らかだったのは、
「友達をだますのは楽しかった」
ということ。
「妄想電話をきいて自分が楽しむ」というよりは、「妄想電話を友達に渡して楽しむ」というアプリの使い方が確かに存在すると確信しました。
また、アドバイスをくれる友達もいました。
例えば、「着信画面に、女の子の写真を表示したらどうか?」などです。
写真を入れるかは少し悩みました。
だけど、僕が目指していたのは、女の子の声をきいて萌えるアプリではなく、リア充もネタとして使うような、飲み会アプリです。
写真を入れると、どうしても萌えアプリの要素が強くなってしまうので、写真は入れない方向にしました。
他にも「時間によって電話の内容を変えたらどうか?」「電話のあとに女の子からメールが来るようにしたらどうか?」などのアドバイスをもらいました。
これらも迷ったのですが、経験の浅い僕が自分の考えに固執して、可能性を狭めてしまうのは良くないと思い、実装してみることにしました。
ウェブサービスやアプリは、このようにリリースした後にユーザーの反応をデータで見て、改善をしていくことができるのです。
こうした最後のブラッシュアップをし、妄想電話を思いついてから約1週間後、妄想電話をAppleのアプリ審査に出すことにしました。
申請が通ればついにリリースです。
