災害日本の大きな悩みでもある木造瓦葺き老朽化家屋が多く存在していること。

地震での倒壊や火災での被害がどうしても多くなる。

そこで編み出された手法に「市街地再開発事業」がある。

東京都の事例だが、東京都も多くの木造家屋が多い古い町が多く、国土交通省や自治体が連携して積極推進している。

一戸では非力だが、地域で土地をまとめれば、資産は共有となるが、しっかり資産保持できる手法が権利変換で、これを利用した共同住宅化が市街地再開発事業へと進められる。勿論、土地によっての都市計画制限があったりするが、問題は、耐震性や火災延焼防止が優先されるようになってきている。

手続きはとても面倒だが、概ね、事業会社に任せるか組合を作って進めるかが多い。

※国土交通省の説明から引用

 

先日の豊海タワーは、事業会社方式での第一種市街地再開発事業です。

このすぐ近所の月島3丁目では、組合方式での第一種市街地再開発事業が進められているので取り上げてみました。

左上に一戸建て家屋密集状況を貼り付けました。黄色の枠線が対象の地区です。

歩道が無く、月島もんじゃで人気の地区なので観光客も多く混雑と合わせて防災上危険な地区となっていました。

ここにマンションを建てるわけです。

58階建てのタワマンになります。高さ199m 2026年竣工予定。

大和ハウス工業が受託して、ニュースリリースより引用

 

月島は、高度利用ができたのでタワマン設置ができましたが、普通なら住宅地なら容積率が少ないこともあって高度利用は無理という事例がほとんど。さもなければ開発原資を捻出できません。

そんな地域は個別の耐震補強しか方法がないのでしょうか。