月ぬ美しゃ節 (八重山民謡)

一、月ぬ美しゃ十日三日 女童美しゃ十七つ (ほーいちょーが)
二、東から上りおる大月ぬ夜 沖縄ん八重山ん照ぃらしょうり
三、あんだぎなーぬ月ぬ夜 我がげら遊びょうら
 
四、寺ぬ大札んが 絹花黄金花 咲かりょうり
 
五、ぴらまぬ家ぬ東んたんが むりく花ぬ咲かりょうり うり取る彼り取るなつぃきばし びらまぬ  家ぬ花ぶんなー
六、女童家ぬ門なんが 花染手布ば取り落し うり取る彼り取る なつきばし 女童家ゆ見舞いす
七、釜戸ぬふつぬあっぴゃーま のーどぅのーどぅ んまさーる 煙草ぬ下葉ど んまさーる茶飲み  ばーやんがさぬ
上間綾乃さんの歌でご紹介
沖縄の八重山民謡の方言で歌った場合を取り上げました。
 
危機言語の注意をユネスコが2009年に発表した。世界で約2500もの言語が消滅の危機に瀕している。
日本にもこんなにある。
アイヌ語と沖縄方言だ。
 
モンゴロイド関連で書いてきたことだが、民族は、言語(方言)や柄(紋も)、風習に顔が部族単位で構成されていて、拡大と縮小を繰り返している。民族は、どんどん消滅しているが、その一端に入るのが言語消滅だ。伝わる人の輪が小さくなっている。
 
沖縄地方では、島唄としてうちなーぐち(沖縄弁)で引き継ぐ努力がなされていますが、ここでも習わなければわからない世界。
喋る相手が居てこその言語の輪ですし。
 
既に、翻訳機能は、AI利用も含めて即時に行えるようになってきましたが、これ、共通言語化はの道で、言語消滅に加担している?といわれてもしかたがない。都市集中や経済集中、文化の均質化などが原因とされています。
 
 
消滅しそうな言語は、なぜ守らればいけないのでしょう。
自然淘汰されれば仕方がない?
 
違う文化、異質な生き方
個人の尊重
 
そんな人間力が金太郎飴にならないように個を大切にしたいと思ってはいますが・・・