シティ・カンター
※追記 2022/06/02 ビーストレッカーゾードの写真を差し替えました。
---------------------------------------------------------
今回は
SABAN'S POWER RANGERS BEAST MORPHERS(パワーレンジャー ビーストモーファーズ) から
BEAST WRECKER CONVERTING ZORD / BEAST JET CONVERTING ZORD(ビーストレッカー コンバーティングゾード / ビーストジェット コンバーティングゾード)です。
パワーレンジャー ビーストモーファーズのコンバーティングゾードシリーズ。
トランスフォーマーやG.I.ジョーで有名なハズブロから発売、展開されました。
【今回も比較用に日本のDX版。BC-04ビートル、SJ-05スタッグビートルリンクは仲良しのみらーじ君のブログです。】
◼︎BEAST WRECKER ZORD(ビーストレッカーゾード)
ゴールドビーストモーファーレンジャーが駆るクレーン車タイプの大型ビークル。
日本版でのBC-04ビートル。
近未来的なデザインの建機!クールで格好良いです。
車体サイドのキャノン砲も格好良いです。
ビーストレッカーゾードはリンクモードが廃されています。
日本版との見た目の大きな差異は有りません。
転がし走行が可能。
クレーン部は旋回、上下が可能。
日本版にあったアームの伸縮、アウトリガーの展開ギミックはオミットされています。
ビークル形態から変形!
サイドのキャノン部を跳ね上げ
キャノンを畳みます。
車体後部側面プレートを開き
裏返す様に可動させて固定。
車体後部のカバーパーツを動かし
これも裏返す様に可動させて固定。
キャノンを横向きから縦向きに差し替え
一度キャノン部を開き
アームを旋回させ
反対方向にします。
キャノン部を再び立て、くの字に曲げた状態にします。
表裏を返し
アームを曲げ、先端のクレーンを開いて完成!
◼︎ビーストモード
変形してメカ カブトムシに!
日本版と比べると金の色味が減っています。
体型が少し変わった為にキャノン部=虫の脚ユニットが差し替えになっています。
ちなみにパワレン版の設定ではカブトムシメカではなく、なんとカマキリメカ!
確かにアメリカのカブトムシはヘラクレスオオカブトの様に「角が前方にまっすぐ伸びてる」種類が多い上に、角の先の開いたフックがカマキリのカマに見えなくもないですが…。
玩具としては(劇中モデルもですが) デザインはそのままなのでカマキリには見えません。
※追記
気になったので頭胸部を塗装しました。
以下は塗装前の写真も混ざっています。
細かい所ですが、日本版と異なり本体の鼻先の下にあったアームとのジョイントが無くなっている為、アームの安定性が悪いです。
日本版はそういう 細かい所がしっかりしていましたね。
劇中でやった飛行形態も再現可能。
日本版と同じく、この状態での固定はできません。
更にビースト形態から変形!
アームを取り外し
脚=キャノンを畳みます。
後部から
パーツを展開してロボの足に。
緑の◯部分のロック解除ボタンを押しながら
後部ブロックを引き伸ばします。
全体を立て
後部ブロックを左右に開き脚にし、側面にあったキャノンを前方に畳みます。
角を倒し、上半身のカバーパーツを開き
胸のジョイントをしまい
胸部を展開。
頭部を出し
胸部にアームを合体!
胸カバーを再び閉じ、腕を下ろします。
頭部の角を上げて完成!
◼︎BATTLE MODE(バトルモード)
変形してロボティクス・モードに!
日本版でのゴーバスタービートです。
変形ギミックはちょっと凝っていて、パネルパーツを動かしたり、脚をロック解除スイッチを押して引き伸ばしたり等 玩具的に面白いです。
腕部の合体ギミックはミニプラ版に近いです。
プロポーションは中々良いですね。
日本版と受ける印象は大差無いですが、肩の位置が若干修正されています。
日本版では脚のキャノンの位置が真正面に来ていましたがパワレン版は外に寄っています。
顔
グラスアイが如何にも2号ロボ!という感じでグッド。
カブトムシの角の形のアンテナもカッコいいです。
可動は腕が前後左右のみ。
標準的な戦隊ロボ玩具の可動範囲。
レーサーゾードがアクションフィギュア化していた事を考えると、同じバトルモードなのに という気もしますが、変形合体ギミックの為に可動を盛り込むのは流石に難しかったのでしょう と感じます。
脚のストライカーキャノンは向きを反転する事で剣として持たせられます。
手に持たせられますが、日本版と異なり逆手で持つ事は不可。順手で持たせるようになっています。
◼︎BEAST JET ZORD(ビーストジェットゾード)
シルバービーストモーファーレンジャーが駆るジェット戦闘機タイプの大型ビークル。
日本版でのSJ-05スタッグビートルです。
F-22 ラプターの様なデザインが とても良い!
日本版と受ける印象の差異は有りません。
ビーストジェットゾードもリンクモードのギミックは無し。
転がし走行は不可。
日本版と異なり追加されたビースト時の脚を畳めます。
レッカーゾードのアーム部のレールに取り付ける事が可能。
ビークルモードから変形!
機体側部から第一肢を展開。
ボディから大顎を展開し、機首を畳みます。
主翼を畳み
主翼裏から第二肢を展開して完成!
◼︎ビーストモード
変形してメカクワガタムシに!
少ない手順で大きく見た目を変える変形ギミックが楽しいです。
日本版にあった大顎の瞬間変形ギミックはオミット。
日本版と異なり、第二肢が追加されたおかげで 結構リアルなビジュアルになったのがグッド。
大顎は手動で開閉可能。
ジェットゾードはレーサーゾードとコンビネーションが可能。
レーサーゾードはそのまま。
ジェットゾードはビースト形態から
↓のパーツにバラします。
体幹部は
ジェット機の機首を展開。武器になります。
胴体部は
左右を合体。
それぞれの脚と主翼を畳みます。
裏側後部のジョイントを
片方だけ立てます。
合体してレーサーゾードの強化武装形態に!
日本版のゴーバスターエース スタッグカスタムです。
これまでの戦隊ロボの、オーソドックスな強化武装合体の見た目が格好良いです。
剣は余剰になりますが、肩の余ったジョイントに着けておく事も出来ます。
レーサーゾードの優秀な可動のおかげで格好良くポージングが可能。
そしてレッカーゾード、ジェットゾードがコンビネーション!
レッカーゾードはバトルモードのまま。
ジェットゾードは
上記と同じ様に分離、変形。
今度は裏面のジョイントを両方とも上に上げます。
レッカーゾードの胸部から
ジョイントを展開し
胸部にジェットゾードのブースターを合体。
腕部に
ジェットゾードのボディを合体。
右手に
武器を持たせます。
臀部に
ジェットゾードのブースター上部パーツを合体。
フェイス部を
左右に展開!
◼︎BEAST STRIKER MEGAZORD(ビースト ストライカーメガゾード)
レッカーゾードとジェットゾードがコンバイン!
胸部や頭部が変わった事で印象が変わり「合体した」感が出ていて格好良い!
日本版のバスターヘラクレスです。
パーツが密になってる印象を受けた日本版より、各部のバランスが変わりスッキリしました。
顔
ツインアイになった顔が格好良い!
フェイスプレートが開いた事で、顎に有った意匠がクワガタの大顎になり、クワガタの顎の間にカブトムシの角があるデザインに変わるのは秀逸。
可動はレッカーゾード バトルモードと同一。
以下、適当にアクション。
「レッカーゾード バズーカブラスト!」
一応、日本版(劇中)と同じく脚から展開して持ってる風にも出来ますが、拳は添えてるだけです。
「クレーンクラッシュ!」
ゴーバスターズでも印象的だったアームのスライドパンチも再現可能。
パワレン版ではギミックの違いの為、差し替えで再現します。
「ストライカーハイパーブラスト!!」
ビーストコンバーティング レッカーゾード / ビーストコンバーティング ジェットゾードでした。
個人的に感じた難点としてはカブトムシ形態でアーム(角)の固定が無くなった事で不安定になってしまった という事くらい。
あとは他のもそうでしたが、全体的にジョイントが緩めなのは変わらず。気になってた所は治しちゃいました。^^;
カブトムシの脚の差し替えは 私としては許容範囲です。ゾードビルダーシリーズなんかを見てるとアメリカのキッズ達は差し替え変形に対してそこまで煩わしさや面倒を感じないようです。
良点としては
・日本版と異なりビースト ストライカーメガゾード(バスターヘラクレス)時に前方に倒れにくくなった
・ジェットゾードの虫の脚がリアルになった
・しかも折りたたみ可能。これによってレーサージェットメガゾード(エース スタッグカスタム)、ストライカーメガゾード(バスターヘラクレス)時に肩にパーツが干渉しなくなった
・プロポーションが劇中スーツに近くなった
と言うところです。
基本的には日本版と大差無いので、遊びやすさも そこまで変化は無いです。
それにしても(これは日本版がそうだから なのですが)レッカーゾードもジェットゾードも動物ヘッドのリンクモードのギミックはあって欲しかった…。
格好良いビークルから格好良いメカ昆虫形態に。更にロボット形態になって合体もする。
玩具らしくて 触ってて楽しい玩具です。
◼︎オマケ
おまけの比較。
ビーストレッカーゾード、ビーストジェットゾード、ビークル形態で。
追加戦士だったゴールドビーストモーファーレンジャー(ビートバスター)とシルバービーストモーファーレンジャー(スタッグバスター)のメカも陸、空に対応しているメカなのが良いですね。
ビースト形態で。
クワガタムシメカにカブトムシメカ!
戦隊メカでここまでリアル寄りの虫メカなのも珍しい。
レッカーゾードの方が分厚く、ジェットゾードの方が薄いボディ。
現実のカブトムシとクワガタムシの体型を踏襲しているのが好きなポイント。
ロボティクスモードが有る2体で。
同じ身長なのが嬉しいです。
レッカーゾードもレーサーゾードに合わせて日本版より巨大化しました。
何となく感覚的には1号ロボがレーサーゾード、2号ロボがレッカーゾードのイメージなんですよね…。
ビーストストライカーメガゾードとビーストX メガゾードで。
劇中ではビーストX メガゾードが少し大きい位でしたが、玩具だと身長差が出るのは日本版と変わらず。
どちらもメインのロボにパーツを装着していく合体ギミックですが、方向性の違いが面白いです。