どうも、鳴海です。
シリーズものがしばらく続いてましたので、少し趣旨を変えていこうと思います。考え方や意識思考の話が多く、本職には必要とは言え、何をしているのかますます分からなくなった気もしなくもありません。
事実「何をしているのかわからない」と恥ずかしながら言われることもあります。本職としては事業構築ソリューション提案を中心にしておりますが、このブログでは個人様に向けて様々なテーマを扱いたいと思っていますので、時折事業構築の枠を超えることもあります。
それが今回なんですけれどもね。
今回はほぼ趣味に近い科学と非科学の話で、地球構造の話。
これが事業構築に何の関係があるのかって言われると直結させにくいですが、割と重要な気もするのです。
「自分たちの住む足元には一体何があるのか」
この疑問を持ったのは小学校の頃、砂場で遊んでいた時にスコップで砂を掘ると、だんだんと砂の色が水分を含んで濃くなっていき、やがて硬い地盤があることを知った時でした。多分この頃から地下への探究心はあったんだと思います。
それから色々と調べていくと今のところ世界地下最高到達点として3.9キロが記録されているそうです。ダイヤモンド鉱山ですね。人間が到達した記録で、掘った記録としては12キロが最高だそうです。
平行に進めば3.9キロは楽々到達出来ますが、真下に3.9キロは未知の世界。科学要素と非科学要素が詰まった世界だろうなと思います。
でも、実際地球の半径は約6000キロもあり、3.9キロはほんの0.07%ほどしか進んでいません。
現代科学で分かっている事は、リソスフィア(岩石圏)の下にマントル、外核、内核という地球構造です。マントルや外核、内核の存在は地震波計測により判明したそうで現代科学の進歩を感じさせてくれます。
その地震波計測で分かったことがマントルにも外核にも「対流」の動きがあるってことです。対流とは海流や空気、お風呂でも起きる現象で、暖かいものは上へ冷たいものは下へ動くという自然現象。
マントルというと全て摂氏何千度の岩石がドロドロに溶けたマグマみたいなものが存在しているわけですが、マントルの中にも暖かい箇所と冷たい箇所が存在するんですね。冷たい箇所をスラブと言って、地球表面で冷やされたスラブはマントルの底まで達して外核によって温められる。そして、暖かい箇所はプルームと言って、外核で温められたプルームは上昇していき、やがてリソスフィアに達する。
プルームがリソスフィアを突き抜ける時の現象が火山というわけ。
同じく外核はドロドロの液体金属で構成されており、外核にも内核で温められた金属が上昇して、冷たい金属は外核の底へと到達する対流が起きてます。
つまり、地球の中心の熱を逃すために地盤は動いており、動く中で熱放出として火山が起き、スラブの存在が地震へと繋がる熱機関のようなものが地球構造なんですね。
かなり大雑把に説明したんですが、これは人間と同じ構造ですよね。人間も冷たい血は下へ、暖かい血は上昇する。この対流現象を利用して健康を促進するのが足湯とかです。足湯は足元の血流を温めて、その血の上昇と共に老廃物を取り除くむくみ改善効果があるわけです。
対流、言わば「巡り」がこの地球における絶対法則と言ってもいいかもしれませんね。地球構造にも人間構造にも巡りというシステムが働くわけですから。
そこで着目して欲しいのは、事業構築にも巡りの概念は働くという話です。これが冒頭にも言った地球構造と事業構築が間接的に関与していて、重要である話ですね。
実は東洋医学の漢方の世界にも同様の巡りの概念があります。漢方の世界では、「気・血・水」の3つに要素から成り立っているそうで、気の巡り、血の巡り、水の巡りが最適なバランスであることが健康である証明であり、少しでもバランスが崩れたら他の要素に影響を与えて肥満や高血圧など病気を引き起こすものになると言われています。
話が長くなりそうなので、続きは次回に持ち越しますが、まずは地球構造として、我々が思い込みで硬いと思っている地盤はかなり流動的であり、軟弱なものでもあるかもしれないということと、地球には巡りの概念が存在するということを覚えておいて欲しいと思います。
今日はこの辺にて。