昨日の糖尿病新患
70代後半
SU剤内服で
HbA1c6.5%
トラゼンタ
メトグルコも、内服中
薬の過剰投与ですね
このブログ書き始めた頃は
前医の批判はしないようにしよう
って思ったんです
そう書いてるかもしれません
私だって後から見たら
多くの間違いがあると
思います
しかしもう
その忖度はやめました
私が間違えてたら
批判して訂正してくれたら
良いから
自分が全部正しいなんて
一度も思った事ないしね
今後は思ったことを
素直に書こうかなと
この新患者さん網膜症が最近
悪化しているので
治療の強化が
原因の一つとなった可能性が
あると考えました
コロナ怖いから
ワクチンだ!
と
同列に
HbA1c高い!危ないから
下げなければという思いから
ついつい強めの薬に
いってしまうような医師が
少なからず存在する
印象もうけます
それが逆効果となります
高齢なら血糖高くても
良いよねって
あまりならないようです
血糖も血圧も
コレステロールも
これでもかと下げる医師が
少なくないです
治療する医師側からも
HbA1c下げてるのが
心の安定に繋がるんだと
推測します
私はもう肝が座ってるので
誰から批判されようが
高齢者にHbA1c悪くても
基本SU剤なしです
(本人が強く希望時は別で、当院でSU剤出てる患者さんは、悪いよと説明しつつもそれでも尚且つ継続希望している患者さんです)
HbA1c悪いままでいても
冷静でいられる
治療側のメンタルの強さが
必要です
眼科受診したら
こんなにHbA1c高いのに
どんなやぶ医者がみてるんだと
(私です)
基幹病院に入院しても
こんなにHbA1c悪いと
合併症起こるだろと
中傷されても
気にしないメンタル
そんなことより
その人が今から
90歳位まで
生きるとして
合併症によっては
そんなに生きられない人も
多数ですが
その人なりのコントロールと
その人の人生の
QOL維持を目標としてるので
病状によって
HbA1cが高いのは
問題ないとまではいいませんが
許容することは多いです
逆に強力な治療は
数字は下げますが
トータルで見て
逆効果と考えてます
(メンタルの安定を除いて)
もちろん大血管障害起こして
QOL損なわれる場合もありますが
それはインスリンをしなかったのではなく
これまでの生活状況や
食事療法をしっかり
しなかったことが一番の原因であって
治療薬強化しなかったことでは
ないと考えてます
高齢になって
HbA1c下げるだけの
SU剤やインスリンは
あまり意味がないかなと
もちろんかなりの高血糖の場合は
使いますので
ケースバイケースでは
ありますが
元気に暮らしている方で
HbA1c10%以下なら
SU剤もインスリンも基本
使わないです
SU剤は絶対ないですね
インスリンはまだあるけど
随時血糖が500とか
600とかになれば
インスリン使いますが
この辺の度胸のある治療が
出来るようなったのは
20代から臨床一本
30代では誰よりも休まずに
臨床をやってた後
40代後半位からできるように
なった程度なので
他の先生は中々そうは
ならないと思います
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年中無休 糖尿病&内科診療
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