劇症1型糖尿病が改善したという本の評価 その2 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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劇症1型糖尿病が改善したという本

 

 

 

 

不治の病・劇症1型糖尿病から回復へ(2型糖尿病にも朗報)―「実録」私は糖尿病の苦境を脱して元の... 不治の病・劇症1型糖尿病から回復へ(2型糖尿病にも朗報)―「実録」私は糖尿病の苦境を脱して元の...

 

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続きです。

 

著者は

 

#1 劇症1型糖尿病(Type1b)

#2 糖尿病性ケトアシドーシス

 

一生インスリン注射が必要と 複数の糖尿病専門医に診断されたけど。

 

東大出の(医師ではないようです)

著者は 明日葉の粉に 活路を見出そうとします。

 

 

 

だけど ここでポイントとなることは

 

劇症1型糖尿病は一生インスリン注射が必要

ってことが 常識となってますが。

 

 

それがそもそも間違い

 

とは 思わないでしょうかね?

 

東大とか行ってる人は 逆に思わないみたい。

 

 

自分と同じような難しい試験をうけて東大の医者になった人が言うことは全部正しいと。

 

思うのかな?

 

 

私は おなじような劇症1型糖尿病と当初診断されたけど。

 

後に インスリン分泌が自然回復する例は あると思います。

 

だから 最初の前提の常識が 間違えていると 思うんですね。

 

 

しかも その1で書いた通り、著者の劇症1型糖尿病は それほど(教科書にのるほど)典型的でもない。

 

 

 

そして 明日葉を沢山のんで、結果インスリン分泌能が回復するわけだけど。

 

 

それは 私からみたら 明日葉の おかげではなく、自然経過だと思うんです。

 

 

もちろん これは予想なので、私が間違えているかもしれません。

 

だから 是非 明日葉の 研究を続けていただきたい。

 

 

 

あと ものすごく興味深かったのは

 

 

著者は 発症してから 比較的早期に

 

糖質制限しています。

 

 

炭水化物をカウントして、赤ワインだとコントロールがうまくいくと。

 糖質制限プラス カーボカウントしてるんですね。


 

やはり 頭いいから 自分が 1型糖尿病になると 糖質制限の有効性が分かるんですね。

 

 

 

その後は 内因性インスリン分泌能 血中CPR 1.75まで回復しており

 

ほとんど 2型糖尿病に近いですね。

 

今では 炭水化物少々とっても それほど血糖が 上昇しないと書いてます。

 

やはり ここでも 糖質制限の 糖尿病治療としての 素晴らしさが 証明されてますね。

 

 

 

最終的な 私の 診断は

 

現在は

 

#1 元劇症1型糖尿病(DM Type1b stage Ⅰ)

 

 

という事で、 インスリンフリーの 糖質制限のみで コントロールできると思います。

 

 

それが 自然経過なのか アシタバの おかげかは 現時点で判定不能です。

 

 

 


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