昨日はDPPⅣ阻害剤の勉強会 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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昨日は

DPPⅣ阻害剤(糖尿病薬)の勉強会

 

SGLT2阻害剤

ジャディアンスで

2次予防で総死亡率が減少した

データは私も衝撃的でした。

 

2次予防とは

1度心筋梗塞など起こした後

再発を予防することです。

 

一方

健康な人が初めて心筋梗塞などを

起こすのを予防することを

1次予防といいます。

 

 

1次予防に有効っていう

エビデンスをだすには大変な

人数とお金が必要なので

難しい。

 

 

ところで

SGLT2阻害剤は二次予防で

結果(エビデンス)を出しましたが

 

DPPⅣ阻害剤は実は

何も結果を出してません。

 

 

しかし日本で最も多く使われています

 

アメリカでは推奨度は低いです。

 

 

それで昨日は

DPPⅣ阻害剤推奨派の先生の講義

 

 

 

DPPⅣ阻害剤で

二次予防の結果がでてないのは

すでに有効な

スタチン

アスピリン
ARBなど使ってるから。
 
 
でもSGLT2阻害剤も
同じじゃん
 
って突っ込みどころ満載ですが。
 
 
 
 
どうもこの先生は
 
 
DPPⅣ阻害剤は、
1次予防なら
差が出るじゃないかと。
考えているらしい。
 
 
それは 確かに否定はできないけど
証明もできない。
 
でも推測するなら
普通に1次予防も
SGLT2阻害剤のほうが上じゃないかな?
 
 
 
 

DPPⅣ阻害剤のデータは

N数が少ない

期間が短い

だから結果がでないと。

 

SGLT2阻害剤はそれで

結果だしてるけどね(笑)

 

 

で結論は糖尿病になったら

早い段階で
DPP4阻害剤使え!と
 
 
結構な人数でも
差がでないのに
 
 
くっそ悪じゃん。
って突っ込みたくなりました。
NNTはクリックして調べて下さい。
 
汚い言葉ですみません。
 
 
 
ちょっと 専門用語が多いのもすみません。
 
 
といいつつ
DPPⅣ阻害剤
まあまぁ使っている
 
ダブルスタンダードの私だけど。
 
あいかわらず ぐだぐだね。
 


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