インクレチンの膵外作用 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。

GIPやGLP-1を インクレチンといいます。

消化管ホルモンの総称です。

腸管の K細胞から GIPが

L細胞から GLP-1 がでてきて

 

これらが 膵臓に作用してインスリンを出させて 血糖を下げる事からヒントを得て

 

GLP-1製剤の ビクトーザ バイエッタ

GLP-1を分解する酵素DPPⅣを阻害する薬(ジャヌビア等)が

沢山でてきました。

とっても 良い薬だと思います。

 

そして こういう新薬には そのあとに 色々な 事が言われだします。 

 

GLP1に関してはその、膵外作用 です。

つまり 膵臓に作用してインスリンを出すことやグルカゴンを抑制する 以外に

このインクレチン自体が 他の臓器に 対しても直接良い効果を示すのじゃないかって 事です。

 

そう ちょっと前は 問題になった ディオバン。

 

血圧を下げる以外にも、すなわち降圧作用以外にも なにかいい事をするのではないか?

って やつですね。

腎保護とか 脳保護とかね。

 

 

以前から 私のブログに書いてあるとおり同系降圧剤の違いによる 降圧効果以外の作用というものは あることはあるのかもしれませんが、その影響は、主の降圧作用に比べたら微々たるものと考えています。

 

インクレチンもやはり、インスリンを出させる以外の作用。つまり膵外作用っていうものが囁かれ始めていますが。 実際どのていどなのでしょう?

つづく

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もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療

院長 森園 茂明
福岡県北九州市八幡西区上上津役2-14-17

電話:O93-611-5335

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