私は一番好きな診療はと聞かれれば
在宅医療と答えます。
糖尿病と言いたい所ですが(笑
話は昔になりますが私は小さい頃から、なぜか医師を目指して勉強してきました。
親戚に医者がいなかったので幼少時の私のなかの「お医者さん」のイメージは
開業医であり、近所の人の健康管理をしながら、最後は患者さんの自宅で看取る人 と思っていました。
医者になって大学病院に入局して、周りが医者ばかりになると 実は全然違って
論文を書くことや海外留学をすることや学位をとることが大事なのだ みたいな雰囲気があり非常にびっくりしました。
もちろん、患者さんを診る事は、みんな大事と思っていますが。
まわりは、論文書いたり、留学したり、大学院に進んだりするのですが
私は、ひとり、開業医を目指し臨床ばかりしていました。でも それなりに、論文書いたり、学会発表も、もちろんしていましたよ。(笑
一般内科医になるつもりだったので、専門もあまり必要ないと思ってましたが、なにか絶対選ばないといけない雰囲気だったので、糖尿病にしました。 開業医科がもしあれば、それを選んでいたと思います。
糖尿病はいろいろな合併症がおこり、ジェネラルフィジシャン(一般内科医)として一番いいと思ったからです。
そして 現在に 至ります。
そんな風で、糖尿病診療も とても楽しい のですが
在宅医療は 別格です
最近は在宅医療も増えていますが、多いのは老人ホーム入所者へ、まとめて沢山の患者さんをみる、なんちゃって在宅医療です。
私が好きなのは やっぱり
本物の在宅医療
患者さんの晩成を過ごした自宅で、最後を看取る。
とても 大変です。
疲れます。
きついです。
ストレスで太ります。(笑
在宅医療してない開業医も多いですが
これが、勤務医ではあまり経験できない開業医の醍醐味だと思っています。
それでも なぜ 一番楽しいか。不思議に思われるでしょう。
大きな理由の一つは
とても感謝される からです。
患者さんの家族からとても感謝されます。
「最後まで診ていただいてありがとうございます。主人もきっと喜んでいると思います」
感謝されると、頑張ってよかったな、と思い 私自身もとても幸せな気持ち になります。
昨今は患者さんから、苦情を言われたり、怒鳴られたり、そんな事も多い中。
住み慣れた自宅への在宅医療は 100%感謝されます。
もう一つの理由として、言葉は変ですが、元気に歩いて外来に来てた頃からずっと診ていて、最後まで診ることができた事への達成感もあります。
だから、私は在宅医療が 大好きです。
でも、医者同士の中では あまり評価されないのが ちょっと残念なんですけどね。
(文章がめちゃくちゃですが、最後まで読んでいただいてありがとうございました)
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もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療
院長 森園 茂明
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