日本で認められている効果的な 抗肥満薬は
現時点ではマジンドール(商品名 サノレックス) だけでしょう。
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ナイシトール (防風通聖散) は それほど 痩せませんね。
それでも、少しでもやせるように処方していますが・・・
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サノレックス は効果が持続しないのと うつの副作用が問題です。
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保険適応外では
αGI(ベイスン グルコバイ セイブル)
なんかもありますが、これもそれほど体重減少しませんね。
やはり GLP-1
ビクトーザ バイエッタが やせ薬としては
現時点いいでしょう。 しかし 適応外ですね。
効果が4ヶ月目位から、これも減弱してしまいます。
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海外では
シブトラミン(商品名Meridia®(メリディア)、 Reductil®(リダクティル) )
は すぐれた効果があり。
私も 輸入して 飲んでみようかなと思っていた所
血圧上昇 非致死的心血管イベントの有意な増加を認めて、発売中止に追い込まれました。
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もう 10年近く前から私が期待していた β3アドレナリン作動薬も なかなか承認を得ることができません。それは
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FDA(米国食品医薬品局)が 抗肥満薬に対して
①プラセボと比較的して5%以上の体重減少をもたらすこと
②5%以上体重減少した被験者の割合が35%以上かつプラセボの倍以上
という 著しい効果が求められているから 新規承認が難しくなっています。
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こんな 厳しい基準を 適用したら、日本のドラックストアの薬なんて ほとんど全部なくなってしまいますね(笑
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日本人の場合、ちょと減量するだけで、生活習慣病が かなり改善するので、抗肥満薬は非常に有効だと思うのですが・・
薬に頼らないで 運動しなさい って事ですかね。
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もりぞの内科 年中無休
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糖尿病診療
院長 森園 茂明
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