胆石症とは
胆石症とは、胆嚢、胆管に結石ができる病気で、
できる部位によって、胆嚢結石症、総胆管結石症、肝内胆管結石症と呼ばれます。
胆石もその成分によって、コレステロール石とビリルビンカルシウム石等に分けられます。
原因
1、コレステロール石は、胆汁のコレステロール濃度が高くなることが原因で、中高年の肥満傾向のある女性に多いという特徴があります。
2、ビリルビンカルシウム石は、胆汁の細菌感染が原因と言われています。
症状
1、胆嚢結石症
胆石が胆嚢内に留まっていればほとんど無症状ですが、
胆石が胆嚢の出口に詰まると右上腹部痛(いわゆる胆石発作)が出現します。
また胆嚢の細菌感染(胆嚢炎)を起こすと、発熱を伴います。
2、総胆管結石症、肝内胆管結石症
胆汁の流れが障害されると右上腹部痛とともに黄だんが出現します。
胆管炎を併発すると発熱を伴います。
治療
無症状の場合は経過観察のみでよいですが、症状がある場合は、
1、手術:胆嚢摘出術など
2、胆管に結石が詰まっている場合は、内視鏡的に胆石を除去します。
3、薬物療法:胆汁の流れを良くしたり(利胆作用)、胆石を溶かす働きがある胆汁酸製剤(ウルソ)など
予防・日常生活の注意
- 肥満の改善
- 脂質の多い食事を控え、タンパク質や食物繊維の多い食事を心がける。
胆石症の治療に使われる「ウルソ」という薬は、
ラテン語で「熊」を意味する「ウルスス」からの命名です。
熊の胆嚢は、「くまのい」と呼ばれ、利胆のみならず、
鎮痛、強心、解熱などの効能があるとされ、古くから万能薬として珍重されてきました。
今は嫌われ者の熊ですが、ずっと人間の役に立ってきたんですね。
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