戦時下の不適切、高橋源一郎と読む「戦争の向こう側」 2024  | 猫とバラ、演劇、美術、ガーデン、動物園のブログ

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「終戦の日」の夜。膨大な歴史資料に接してきた作家・高橋源一郎さんが、ある切り口から戦争に関する作品を選び、朗読や解説を交えて読み解く特集番組をお送りします。
今年のテーマは、戦時下の「不適切」。戦中戦後、発禁処分とされた作品を軸に、時代によって変わる“正しさ”とは何か、そして表現の自由を守るために戦った作家たちの姿に迫ります。
【取り上げる主な作品】江戸川乱歩『芋虫』・新興俳句・石川達三『生きている兵隊』

 

8月15日(木)午後9:05放送2024年8月22日(木)午後9:55配信終了びっくりマーク

「終戦の日」の夜。膨大な歴史資料に接してきた作家・高橋源一郎さんが、ある切り口から戦争に関する作品を選び、朗読や解説を交えて読み解く特集番組をお送りします。

 

とりあえずお知らせします。

 

 

 

 

 

第2次世界大戦中の日本。シゲ子の夫・久蔵にも赤紙が届き、勇ましく戦場へと向かったが、戦争から戻った久蔵の顔は無残にも焼けただれ、四肢を失っていた。村中から奇異の目で見られながらも、多くの勲章を得た久蔵は「生ける軍神」として崇められ、シゲ子は戸惑いながらも久蔵の尽きることのない食欲と性欲を埋めていく。やがて日本に敗戦の影が色濃く迫り、久蔵は自ら戦場で犯した悪行に苦しみ始める。第60回ベルリン国際映画祭で、寺島しのぶが最優秀女優賞を受賞した。

2010年製作/87分/R15+/日本
配給:若松プロダクション、スコーレ
劇場公開日:2010年8月14日

 

 

 

1944年、春。日中戦争に出兵した久蔵は、故郷の村に帰ってきた。両手両足を失い、頭は焼けただれ、耳も聞こえず、口も利けないその姿に村人は驚き恐れるが、勲章を授けられた彼を生ける軍神と奉る。世話を任された妻・シゲ子は献身的に面倒を見るが…。

2010年には、若松孝二監督の映画『キャタピラー』で、1964年の左幸子、1975年の田中絹代に次ぎ日本人として35年ぶりにベルリン国際映画祭世界三大映画祭の1つ)の最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞[3]。他にも、第84回キネマ旬報賞主演女優賞、第65回毎日映画コンクール女優主演賞、第53回ブルーリボン賞主演女優賞、第34回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した。