マジックにこめられた「愛」 ~ 書評 尾藤克之 著 「バズる文章」のつくり方(WAVE出版)~ | 118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

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健康な人生を満喫している人は歯科と上手に付き合っています。歯科医師として日本初のアメリカ抗加齢医学会認定医が、歯科とアンチエイジングの意外な関係について語ります。

皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。

 

 

尾藤克之 著 「バズる文章」のつくり方

(WAVE出版)

 

 

この作品には「愛」があふれています。

 

「文章のノウハウ本に、愛??」

 

あなたは不思議に思われることでしょう。

 

文章が「バズる」ためには、読者に「伝わる」ことが必須です。それにはまずWeb上であればクリックしてもらう必要がありますし、書店なら手に取ってもらわなくてはなりません。

 

そのためにはTwitterやLineでの周到な分析が必須ですし、読者の関心をどう集めるか、そしてどうすれば伝わりやすい構成となるか、綿密な検討が必要。「バズるかどうかは事前の準備が9割」と尾藤さんは説きます。

 

「想定される読者にあわせる」「感情に響く表現」「データをしっかりおさえる」など、その準備のポイントや、具体的なノウハウは、もちろん本書で余すところなく解説されています。

 

それぞれの方策は読者目線に立った「なるほど」と思わせるものや、「そうだったのか」と大きな気づきを頂けるものばかりですが、かといって「これさえやればバズるのは確実!」といった特効薬や裏技的なものではありません。

 

100万PV越え、それに伴い起きる様々な出来事という「現実感のない世界」を垣間見せて頂いたことは本当に貴重な経験でしたが、本書を読んで改めて感じたのは「ああ、あれは尾藤マジックだったのだ」ということ。

 

「マジック」というのは「尾藤さんだから出来た離れ技」という意味ではありません。

 

マジックには、必ずタネがあります。タネ明かしされれば「なーんだ」ということも少なくないですが、教えてもらうまではまったく気付かないですし「ではやってみて」と言われてすぐにできるものでもありません。

 

そこには周到な準備が必要ですし、自然に見せるための反復練習も欠かせません。鮮やかな成果は、「ツイートを300用意した」というような地道な努力に支えられているのです。

 

読み進めるうちに、ふと気づきました。本書のタイトルは「バズる文章のつくり方」であって、「書き方」ではありません。文章のテクニックはもちろん重要ですが、それはバズるための必要条件でしかなく、どのプラットフォームを使うかや、投稿のタイミングなど、その他の要素を抜きには語れないのです。

 

書くまでに勝負はついている。どちらかと言えば「文章を紡ぐ」こと自体に集中してしまいがちな私には耳の痛い、しかしとても有り難いアドバイスとなりました。

 

冒頭で「この作品には愛があふれている」と書きました。本書を手に取ったあなたは気づくはずです。読者目線を最優先する「読み手に対する愛」がなければ、バズる文章は決して生まれないということを。しかも尾藤さんは、これからバズらせたい私たちへの愛も「巻末特別付録」という形でタップリ与えて下さっています。

 

私はいま、ある意味あせっています。これほどの情報と気づきが詰め込まれているのに、この価格は安すぎる。しかも全国の書店やネットで普通に買えてしまいます。一刻も早く実践して「バズった」その先の世界に向かうしかありません。

 

このブログをご覧になったあなたにお願いです。私がバズるまで、読まないでくださいね。

 

尾藤克之 著 「バズる文章」のつくり方

 

 

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