皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
そばに置いたスマホにメールやSNSの通知が次々と飛び込んできて仕事や勉強が手につかない、という経験に心当たりがある人も多いと思いますが、たとえ電源が入っていなくても「そこにスマホがあるだけ」で人間の脳のリソースが消費されパフォーマンスが低下するという研究が発表されました。
Brain Drain: The Mere Presence of One’s Own Smartphone Reduces Available Cognitive Capacity: Journal of the Association for Consumer Research: Vol 2, No 2
テキサス大学の研究チームによると、スマートフォンを机の上に画面伏せて置く、ポケットやバッグに入れる、または隣の部屋に置いておくなどの条件を設定。また、全てスマホはサイレントモードに。
その状態で課題にとりくんだところ、、隣の部屋に置いた群が最も結果がよく、机の上に置いたグループが最も悪い結果を残したとのこと。また、ポケットとバッグの中に入れた参加者はその中間のパフォーマンスでした。
研究チームは「自分の近くににスマートフォンがあるほど意識がそちらに使われ、脳の認知能力の一部が消費されてしまうのではないか。距離によってリニアな傾向がみられる。潜在的な部分で脳の認知機能の一部を消費してしまい、『ブレイン・ドレイン』(脳資源の流出)の状態になってしまうのだろう」と述べています。
そして、「物言わぬ電話(つまりガラケーでしょうか)に戻るのも一法かも知れない」と結んでいます。さああなたはどうしますか?
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◆目次
序章 口の中の恐ろしい「もの言わぬ病」
第1章 全ての病気は歯から始まり、腸に至る!
第2章 認知症の原因も口の中にあった
第3章 食べていると確実に死に近づく食べもの
第4章 自分でできる歯と口のケア
第5章 いい歯科医とダメな歯科医
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