ギターのうんちくを
あれやこれやと書いたりしていますが、
その度にある有名なブルースマンのエピソードを
思い出します。
1970年代にアメリカの著名なブルースマン
「スリーピー・ジョン・エスティス」(多分)が
日本に来日した時に
YAMAHA(多分)だったと思うんですが、
お店でどれでも好きなギターを差し上げますと言われて、
これがいいと手に取ったギターが
なんと15,000円のアコーステックギターだったとか。
もちろん当時の15,000円のギターでも
ヤマハ製なので十分にステージパフォーマンスできる
ギターであることには間違いありませんが、
このエピソードはずっと心に残っています。
ギターだけでなく、大事なのはテクニック。
それだけでもダメで、ステージで演奏する時は
PAさんの手腕というのもとても大事。
それを感じたステージがあります。
2年ほど前に6000円で買った教育用のクラシックギターに
Amazonのバッタもんみたいなピックアップを取り付け、
いわゆる遊びで使っていました。
1〜2度、簡易なPAで使ったことがありましたが、
値段通りのペラペラな音でした。😆
そのギターを富山市中央通りの
「ログセッション」というライブハウスに
出演させてもらった時に使った時のこと。
八神純子さんの「思い出は美しすぎて」という曲を
なんちゃってボサノバっぽく弾き語りしたのですが、
超高級ギターで弾いているように心地良くて、
あの安物のギターだと思えないほどの音がしたんです。
このログセッションは
メジャーなミュージシャンがよく出演されていて
音が良いので有名だったんですが、
有名なミュージシャンは楽器も良いわけで、
まさかこんな駄物のギターで
ここまでの音に仕立ててくれるなんて
感謝感激でした。
その時の映像がこれです。
PAさんの腕というのを初めて感じた瞬間でした。