瑠帷の家 -3ページ目
雨降り空のそのあとは
雨降り空の そのあとは
きっと晴れると言うけれど
雨のち雨かもしれないし
雨のち雪かもしれないし
大雨 大風 そのあとは
何事もなく 晴れたとて
雨のち泥かもしれないし
雨のち石かもしれないし
私は明日 晴れてほしい
君の明日に 虹よあれ
明けない夜などありません
うつむく私に言うけれど
朝でも 心は夜のまま
昼でも 心は夜のまま
部屋を照らすのは昇る朝陽
部屋を照らすのは沈む夕陽
どちらにしても 今は夜
私の心は 今は夜
私は明日 晴れてほしい
君の明日に 虹よあれ
いつの日にか
言葉を迷い 心に迷い
言い出せないことを今日もしまい込む
遠ざかる岸を見つめながら
果てしない夜の航海は続く
いつの日にか いつの日にか
私の本当をあなたに見せるよ
海に嘘を投げ捨てて
波と共に手を振る
見えてくる前の岸へと
手を伸ばすために
五月の終わり
すっかり春なんか忘れて
みんな 夏の仕度
そうね 春なんてないようなもの
もともとありはしないもの
夏を待ちかねて わたし
恋がしたかったのかもしれない
好かれ慣れていなくて
思い込んでしまったかもしれない
五月の終わり 出会った二人
好きの意味はたとえ違っても
夜に風に惑わされて
春のたび 違う恋
赤に青に咲く紫陽花
今は何色かしら
夏を待ちわびて わたし
流されたかったのかもしれない
片想いばかりしてきて
愛を告げたかったのかもしれない
五月の終わり 出会った二人
好きの意味はたとえ違っても
梟の歌
はじめはただの憧れだった
一目会えれば十分だった
けれども一つ 夢が叶うと
人は見上げる 遥かな夢を
迷っている 駅の中を
浮かれている 知らぬ街で
梟 梟 知恵を貸してよ
きっと僕より賢いはずさ
梟 梟 光を見せて
夜闇の中の望みの光
君しか見えない子どもの僕は
どんな誰より視野が狭いね
昼でも夜でも君が太陽
梟は何と言うだろう
迷っている 次の言葉
浮かれている 君の言葉に
梟 梟 知恵を貸してよ
きっと僕より賢いはずさ
梟 梟 光を見せて
夜闇の中の望みの光
今のあたし
泣く人の前ではうろたえる
怖い人の前ではこわくなる
恋い慕うあなたの前では
あなたの名を呼びたくなる
それがあたしの素直
泣く人の前ではカウンセラー
怖い人の前では知らん顔
恋い慕うあなたの前では
邪魔にも素敵にもなれない
それが今のあたし
好きなものは嫌い したいことはしない
欲しいものはいらない
愛なんて 夢なんて あなたなんて
酒に飲まれた人は面倒
愚痴の螺旋に呑まれて面倒
誰かがあなたと笑うとき
突然耳がよくなるわ
それがあたしの素顔
酒に飲まれた人は好きよ
愚痴の螺旋に呑まれましょうよ
あなたが笑っているのなら
それでいいの 誰とでも
それが今のあたし
褒め言葉は聞かない お叱りはいらない
お世辞には笑えない
愛なんて 夢なんて あなたなんて

