声迷線の彷彿線 どこ行き? -71ページ目

until the dawn

くぐもった冷たさを
開いた掌に
手繰り寄せて
放った熱量に
胸を焦がしながら
身震いしていた

あざとさが行き交う
街で
真実と嘘が混ざり合って

さり気無い優しささえ
今は もう見失って

現実の中に
君を置き去りにして
独り穢れを抱いて
墜ちて行くだけなら
言葉を探して
瞳を凝らして
叫んでしまおう

陰と陽の連鎖
振り解いて自由に
羽ばたこう

そしたら
もう一度
君に会いにいこう
そして
その体温に
安らぎを体感するんだ


天気雨


藁をも掴む思いで
笑っていたい
健康な人の間を縫って
交差点を歩く
足音が鳴る様に

今は正解も不正解も
要らない
ただただ
このままいたいだけ

空想の雲が街中に
広がり出して
どうやら何やら
雨の気配

路上の温もった匂い
だけじゃ
満ち足りないんだよ

もっと もっと
飛沫上げて
降り注いでおくれ
さんざんな程
足元に虹を
つくり出す位に

遊飛行


たゆたう和やかな
陽気が愉快だ

玉虫色に輝く
頭の中が
サイケデリック
綺麗だ

紫のビロードを
広げて
羽ばたいて行けば

どんな世界が
見えるのだろう?

今はまだ遥か
境界線の
そのまた向こう

赴くままに身体
滑らせ解き放て