前回、SEED主人公の「キラ・ヤマト」が「アスラン・ザラ」と合体して、キラ・ザラ→キム・ザラ→キム・スロ「朝鮮伝説王金首露王」であると解説したのですが、にわかには信じ難いと思います。そこで今回は切り口を変えて、SEEDの前作である∀ガンダムとの関係について解説したいと思います。

 

SEEDと言えばその内容から売れセンを意識したキャラクター人気優先の軽薄なアニメであるという評価が一般的で、MS流用以外にまさか富野由悠季ガンダムとの直接的な内容的な繋がりは無いと考えられていると思うのですが、恐ろしい事に実際には「ある理由」で前作、富野由悠季∀ガンダム(ターンエーガンダム)の実質的な続編でありリメイクでもあるのです。

 

その事を解説する為には、まずは∀ガンダムの一般的では無い構造上の特質を解説します。

 

宇宙戦艦ジャンダルム (Gendarme)の正体。

 

↑これは宇宙戦艦ジャンダルムと言って、∀ガンダムのヒロイン的な存在?であるディアナ・ソレルという女王の利用した艦なのですが、このジャンダルム劇中では白々しい事に「羽衣艦」だとか言ってディアナ・ソレルを天女だとかかぐや姫だとか必死に見せかけてる訳です。

でも天女の羽衣ってこんなんですかね??羽衣ってタスキみたいに肩や胴をぐるって周回して纏ってる印象であって、ジャンダルムのこれはどう見ても「シッポ」ですよね。

↓ジャンダルム設定

上下引用 講談社∀ガンダム全記録集2

 

設定による全体像を観ればなおさらだと思うのですが、これは完全に羽衣じゃなくて尻尾、しかもクジャクの羽の尻尾ですよね。少なくとも自分にはそう見えます。で、引っ張っても意味が無いので答え書きますが、ジャンダルムのこの形は「手塚治虫ライフワーク火の鳥」の火の鳥その物だと推測しています。

↓引用 火の鳥 角川文庫・火の鳥黎明編

実はこの事はジャンダルムという名称からもある程度わかります。ジャンダルムはフランス語で憲兵という事らしいですが、wikiで調べると飛騨山脈の岩稜であると解説されています。これは神が宿る磐座の暗示であり、手塚治虫火の鳥自体が火山の中で巣を作っていたという事の暗示でもあると考えています。

 

じゃ、何でディアナ・ソレルの利用艦が火の鳥なの?ってなりますよね。

答えは簡単でディアナ・ソレルが冬の宮殿か何か言う人工睡眠装置でほぼ永遠に近い命を持つ超常の女王、つまりは火の鳥黎明編に出て来る「卑弥呼」その人の暗示だからです。はっきりと言ってしまえば∀ガンダムは「手塚治虫火の鳥黎明編のほぼほぼリメイク」となっているのです。※人工睡眠は多くの月一般人も利用させられています。

 

つまりディアナ・ソレルは卑弥呼であり、ディアナに戦いを挑んだギム・ギンガナムはスサノオであり、アデスカの民は「弥生人の暗喩」なのです。

アデスカの民(∀ガンダム全記録集2)

 

そして以前、

「ガンダムエルガイムFSS世界観共通性」という事を書きましたが、それは実は「火の鳥渡来人史観継承性リメイク作品群(仮)」とも言うべき思想と完全に一致しているのです。

 

その事を解説するには今度は火の鳥黎明編のあらすじを解説しなければいけませんが、キャラクター個別のあらすじを解説すると字数がえらい事になりますのでそれは省略させて頂きます。人間の愚かさだとか深い業だとかが描かれている素晴らしい作品らしいのですが、自分は芸術的慣性がゼロなので良く分かりません。ただし具体的にキャラクターの殆どが死んだりするイデオンみたいな作品だと思って下さい。

という訳で物語上の歴史的な流れのみにスポットを当てたあらすじを解説すると、

あらすじ

恐らくは九州に、卑弥呼という限りなく天照大神を暗示させる女王が居て、彼女は老いに勝てずやがて近所の山に住む伝説の火の鳥の、飲めば永遠の命を得る事が出来るという、生き血を飲む事を望みます。その事を望む余りに政治が疎かになり、卑弥呼の邪馬台国は乱れて行き、やがて弟のスサノオに諫められるも激怒して幽閉したり、挙句の果てに体に深い傷を負わせて追放します。そんな折も折、中国大陸から朝鮮半島を通過してやって来たニニギ率いる騎馬民族軍が九州に上陸して侵略を開始します。それでも自分の事しか考えていない卑弥呼は火の鳥に固執し、弓の名人に命じて遂に火の鳥を手に入れます。しかしようやく生き血を飲もうかとした直前にガンと寿命で死去してしまいます。しかしニニギ率いる侵略軍の魔の手は迫り、追放されていた旧臣達(※スサノオはもう出て来ません)も加わり必死に防戦するも、殆どの登場人物(主人公の少年も)が死んで行きます。一方生き血を得るために首を落とされていた火の鳥は、戦乱の炎の中で幼生として再生してしまいます。しかし侵略軍の頭ニニギは目もくれず、邪馬台国を滅ぼすと、そのまま東に侵攻を続けやがて「神武天皇」となるのでした。

 

実は前回解説した、騎馬民族征服説をそのまんま日本神話と合体してしまったのが、火の鳥黎明編の構造となっています。この事は突っ込んではいけないという謎の暗黙のルールがあるようです。しかしこの物語がガンダムの基本思想として受け継がれているのです。

↓騎馬民族征服説のニニギがそのまま神武天皇になるミラクル展開。

(引用・角川火の鳥)

↑炎の中で踊り狂い再生する火の鳥の幼生。

これが有名なファイブスターストーリーズの「すえぞう」の正体です。

 

更新・続き6月18日

この手塚治虫ライフワーク火の鳥黎明編の類型構造としては

・倭人の現地女王卑弥呼が永遠の命を望む

・騎馬民族征服説により本来皇孫のニニギ天孫降臨を大陸の日本侵略と描く

・混乱の中、卑弥呼が死ぬ

・卑弥呼も元々興味無いニニギも結局誰にも永遠の命は得られない

 

という事になっています。火の鳥ヤマト編で尋常じゃないレベルの皇室ディスりを行う手塚治虫ですが、この時点では左翼が好む騎馬民族征服説を下敷きに永遠の命を望む皮肉の対象として卑弥呼、アマテラスがターゲットになってしまったという風に解釈しています。

 

∀の火の鳥リメイク性

そこで富野由悠季∀ガンダムに話を戻すと、前回「ギム・ギンガナム」は「金官国の金さん」であると解説した通り、それとセットである月の女王ディアナ・ソレルも含めて月の民の出身地である衛星・月を「朝鮮半島の暗喩」として描いている事が分かります。

 

つまり羽衣船ジャンダルムが実は手塚治虫火の鳥だった様に、実は月の女王ディアナ・ソレルが「かぐや姫」だと言うのは完全に偽装で、実際には火の鳥のニニギと卑弥呼をドッキングさせた存在だと考えています。火の鳥ではただ死んでいくだけの存在だった卑弥呼が、なんと征服する側にすり替わっている訳です。何故そうなったかと言えば、「弥生時代の日本の支配層は全て朝鮮半島からの渡来人であり、アマテラスの暗喩でる卑弥呼も渡来人であるべきだ」という思想背景があると確信しています。その為、古代半島優位で倭人は下位という左翼迷信を表現する為、∀では地球側の文化レベルを18~19世紀として、月のディアナカウンター軍は意図的にレトロフューチャー的な超高度文明に文化格差を強調していると考えています。

↑引用 中公文庫コミック版 安彦良和・神武ナムジ

 

火の鳥では、支配者への皮肉として望みとは裏腹に死去して行く卑弥呼を、∀では新たにニニギと合体させ半島からの征服者として描いた事で、また別のラスボス悪役が必要となり白羽の矢が立てられたのが火の鳥では追放されるだけだったスサノオ=ギム・ギンガナムなのです。彼が悪役と選ばれた背景には、日本神話上で天照と戦う描写がある点と、後に書くのですがTBSアニメ・ヤマトタケルの例の様に「三貴子の内誰か一人は悪役にしなければ気が済まない左翼法則」が背景にあると考えています。

 

ちなみにギム・ギンガナムが刀を振り回す西洋人のサムライコスプレみたいな妙な風貌なのにも理由があります。それが日ユ同祖論のN・マクレオドの「朝鮮半島の白人のサムライ」という妙な記述です。

 

↑所謂オカルト日ユ同祖論と騎馬民族征服説はセットであると解説しています。

 

また∀ガンダムの構造上の特徴として主人公の少年ロラン・セアックが運河人という月の民の中での下層階級と描かれている点です。つまりは火の鳥より一歩も二歩も進めて、女王とラスボス所か主人公まで渡来人にしてしまったのです。そしてロラン・セアックは渡来人の暗喩というだけでは無くて、月人の中でも運河人という下層階級という事をストーリー上強調するのは、古代史を越え近現代の在日韓国朝鮮人問題の暗喩でもあると推測しています。それと対照する様に地球に残された月の民という逆の立場のレット隊も登場する。またジョゼフ・ヨットという地球側の人々の中ではっきりと差別されたというテーマを扱っているキャラも居る辺り、民族差別問題を強く意識している作品と感じる。

 

という訳で∀ガンダムが火の鳥のリメイクである以上、ストーリーにもそれをなぞる部分が多くあると思っています。女王とスサノオの対立がその根幹で、自分は「F91・Vガンダム・∀ガンダム」を女王シリーズとか女王三部作と呼んでいるのですが、それは徐々に徐々にあからさまに火の鳥的な物を隠さなくなって行く過程であると考えています。

 

宇宙戦艦ジャンダルムが火の鳥という事で、スサノオはそのままで、ニニギと卑弥呼が合体してしまっている訳ですが、本家の火の鳥と違い∀のディアナ・ソレルは最初からもう永遠の命を持つ超常の存在として描かれています。そもそも左翼が本来望む渡来人史観と設定した以上は、火の鳥の卑弥呼みたいに悪辣に描く必要が無くなった訳です。そうした点を見ると、卑弥呼を終始悪と描く安彦良和「神武・ナムジ」とは流派が違うのが分かります。

 

∀でも描かれる卑弥呼の死

火の鳥の生き血=人工睡眠による永遠の命

しかし火の鳥をなぞっている以上、ストーリー結末上の重要な部分の一つである卑弥呼の死をやはり沿って描いています。∀ガンダムでは月の女王ディアナソレルの地球人側の偶然にそっくりさんとしてキエル・ハイムという女性が出て来ます。色々あって劇中最終的に両者は入れ替わっていると示唆しています。それが何を意味しているかと言えば、ディアナ・ソレルが人工睡眠による永遠の命を得る事を辞め、地球で地球人として生きる事を選択したという意味であると考えています。(wikiにもそう書かれてある)そしてそれはただ単に戦争に疲れたディアナが隠棲したというだけでは無く、火の鳥の卑弥呼が火の鳥の生き血を得る事が出来ず、寿命で死去した事を暗に下敷きにしているのは明白です。つまり火の鳥でニニギの騎馬民族征服と卑弥呼の死のシーンを、ディアナカウンター軍による地球降下作戦と、ディアナ自身の隠棲で同時に兼ねて描いている訳です。

↑wikiディアナ・ソレル 実際に老化する様子を強調したのが安彦良和神武ナムジの卑弥呼引用中公文庫コミック版↓

 

ここで、火の鳥から∀に至る時点で新たに加えられた重要な要素をまとめると

・ニニギだけで無く卑弥呼も渡来人、支配層は全員半島渡来人

・主人公、月の下層階級民運河人のロランにより、ガンダム主人公の在日暗喩

・サムライや日本刀、日本神話や日本文化の多くも日ユ同祖論=騎馬民族征服説により半島よりもたらされた

という事が描かれたと感じています。

 

↑※ギム・ギンガナムのサムライ衣装だけで無く、ディアナ・ソレルの軍装も弥生人衣装がモチーフ。

ディアナ・ソレル     ギム・ギンガナム

イザナギ・イザナミ オオクニヌシ(いらすとや)

 

※一応念の為に付け加えますが、弥生時代の支配層が全員渡来人等とするのは戦後左翼によって作られた完全に捏造で、中国正史史書も戦前の日本にも半島にもその様な考えは一切無く、全て戦後、敗戦日本に乗じて無理やり作られた物です。

 

そして∀の構造を色濃く受け継いだのがSEEDシリーズであると推測しています。

 

つづき更新6月22日

異様なSEEDの構造

まずSEEDという作品がどういう物か知らない方が多いと思うので簡単に解説すると、我々通常の人類である「ナチュラル」と「コーディネーター(調整者)」という遺伝子操作された超人が居る世界で両者の対立を描いたSFで、主人公はキラ・ヤマトというコーディネーターの少年です。

 

とすると大体、「ハハーンするとライバルキャラはナチュラルで最後は友情が芽生えるんだろ?」と予想すると思うのですが、ライバルキャラのアスランもコーディネーターです。すると「ハハーンじゃあヒロインがナチュラルで種族を越えた恋が芽生えるんだろ?」と予想すると思うのですが、ヒロインもバリバリのコーディネーターです。じゃ、どんなんがナチュラルかと言えば薬漬けの強化人間とか戦後日本を揶揄した様な現実性の乏しい平和主義を連発するよくわからない王女(指導者の娘)とか、非常に差別主義を強調した影の組織のリーダーとか、地球を滅ぼす為に暗躍する仮面の男だとか、ろくな奴しか出て来ません。

いや最初、憧れのヒロインぽいナチュラルも居たには居たのですが、どんどん性格が歪んで行き、ナチュラル至上主義の差別発言や軍国主義発言など繰り返した末にナチュラルの仮面の男↑にビームを撃たれて死にます。パート2の初期ヒロインのナチュラル強化人間の少女も死にます)→※感想サイトを読んだ所、SEEDFREEDOM(未鑑賞)では化け物になるそうです。

 

普通この手の異種族が出て来る話は異種族間の対立と協調を描く事が多いと思うのですが、このSEEDシリーズという作品の特徴は「コーディネーターが一方的にナチュラルをボコボコにして行く話」です。普通こんな構造の話はあまりありません。なんと言っても現実的に視聴している側が100%ナチュラルだからです。

 

しかし前段で書いた火の鳥リメイク性を考慮すると意味が分かります。いつもの様に引っ張っても仕方が無いので答えを書きますが、このコーディネーターというのは在日韓国朝鮮人問題の暗喩だと感じています。そして言うまでも無くナチュラルは「日本人」の暗喩であると思っています。すると通常の物語のセオリーを度外視してコーディネーターが一方的にナチュラルをボコボコにして行く意味が分かります。

 

コーディネーター=渡来人=在日韓国朝鮮人

まず前段で書いた様に、火の鳥(黎明編)の渡来人史観を受け継いだ事実上のリメイクが∀ガンダムであると書きましたが、その前段階を加えて「F91・Vガンダム・∀ガンダム」の女王三部作があるとも書きました。実はそのVガンダムと∀ガンダムの要素を強く受け継いだのがSEEDであると推測しています。

 

で、その∀ムーンレイス月の民が渡来人→在日韓国朝鮮人問題の暗喩であると推測しましたが、その要素をそのまま引き継いだのが「コーディネーター=渡来人=在日韓国朝鮮人問題の暗喩」であると考えています。

 

コーディネーター調整者とは、SEED劇中の宇宙生物痕跡発見に対して人類の未来を先導する物というのはあくまで劇中SFでの意味で、暗喩という点では渡来人史観で無知な現地縄文人(=ナチュラル)を文明開化の未来に導き調整するという意味であると思っています。そしてロランが在日問題の暗喩であると解釈したのですが、SEEDではその分量がTBS局の左翼性で増加したと推測しています。

 

そうした点で考えた場合、ヒロインでコーディネーターの代表となるラクス・クラインが=ディアナ・ソレル役であり、つまり=火の鳥の卑弥呼となります。それと対照する様に地球側のそっくりさんであるキエル・ハイムに該当するのがナチュラルのカガリ・ユラ・アスハとなります。(SEEDでは顔は似ていません)

 

主人公少年キラ・ヤマトの正体

ちなみに月の下層階級民ロラン・セアックに該当するのがSEEDの兄弟作である反日極左アニメ00の刹那・F・聖永という「架空クルド人テロリスト」になります。そして、その刹那は前回書いた「クロスアンジュの法則」によりキラ・ヤマトと同格という事になります。

 

しかしSEEDの場合はロラン・セアックと違い、主人公キラ・ヤマトは最下層民などでは無く割と貴族的に煌びやかに活躍します。そうした事から火の鳥で言う所のスサノオ、つまり∀で言う所の「ギム・ギンガナム(金官国の金さん)」の役割も兼ねていると推測しています。その為か現地人側のそっくりさんキエル・ハイム役のカガリ・ユラ・アスハの兄弟という事になっています。しかし今までちょっと理由が薄いかなとも考えていました。

 

最近それに関して補足する様に、立ち読みしただけで確証は無いのですが、SEEDFREEDOM(未鑑賞)の雑誌インタビューで敵ラスボスについて「オルフェは明るいキラなんですよ」と言っていた(見間違いでなければ)事について、やはりキラはギム・ギンガナム=スサノオの役割も兼ねていると確信する様になりました。というのもそのオルフェなる敵ボスが乗る人型ロボット「ブラックナイトスコードカルラ」が、伝説のTBS反日アニメ「ヤマトタケル」のスサノオ第2形態というロボットとそっくりだからです。銀色の装甲に金色の装飾があるのが非常に似ていると感じています。

魔空戦神スサノオ第二形態(モデロイド発売予定)

SEEDFREEDOM(未鑑賞)ブラックナイトスコードカルラ

↓胸部ビーム砲位置がスサノオ第二形態↑オブジェクトと同じ位置。

 

これはとても重要な話で、前回カルラは朝鮮半島・加羅国であると書きましたが、ギム・ギンガナムも朝鮮半島の「金官国の金さん」なのです。そしてそれはおそらくSEED兄弟作の反日極左アニメ00敵役メカ、スサノオとも関連があるのでしょう。(ミスターブシドーはまんま上に書いた朝鮮半島のサムライでしょう)

 

分かりにくいですが構図を書くと

  ∀      火の鳥     SEED

ディアナ・ソレル=卑弥呼=ラクス・クライン

↓現地人そっくり

キエル・ハイム      カガリ・ユラ・アスハ

 

ギム・ギンガナム=スサノオ=明るいキラ、オルフェ・ラム・タオ

(金官国の金さん)        (カルラ=加羅国)

             ↑↓≒同格キラ・ヤマト(貴族版ロラン)

 

ロラン・セアック     刹那・F・聖永←→ライバル・Mrブシドー

                     (MSスサノオ)

 

これがキラ・ヤマトがキム・ヤマトである第二の理由になります。

 

※TVSEEDシリーズPD竹田靑滋(当時)の反米政治思想wiki24年6月22日時点引用

↑敵をボッコボコに攻撃しといて非戦とかギャグか?

 

 

 つづき7月1日更新3

 映画ガタカとSEEDは真逆

 よくSEEDはガタカと似ていると言われるのですが、実際には両者はまったくの真逆の存在だと思っています。この映画は多分観た事あると思うのですが、自分は記憶力がヤバイのでどんどん忘れて行くので、映画サイトのあらすじをコピペします。

 

イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウが共演したSFサスペンス。遺伝子操作で生まれた“適性者”が社会を支配する近未来。自然出産で誕生したビンセントは、“不適正者”として冷遇される人生を歩んでいた。彼は幼い頃から宇宙飛行士を夢見ていたが、それは適性者のみに許される職業だった。ある日、ビンセントはDNAブローカーの仲介で、下半身不随となった元水泳選手ジェロームの適性者IDを買い取る。ジェロームに成り済まして宇宙局「ガタカ」に入社したビンセントは、努力の末についにタイタン探査船の宇宙飛行士に選ばれるが……。アンドリュー・ニコルの監督・脚本デビュー作。映画COM

 

SEEDとガタカが似ていると言われる理由に遺伝子を調整された人類である「適性者」が出て来ると思うのですが、実際にはSEEDと比べるとコーディネーターがやたら差別されている、カップルの出生率が低いだの、ナチュラル至上主義のブルーコスモスから狙われているだのとマイナス面が強調されるのに比べて、ガタカの場合は明らかに調性者が優位で社会的にはっきりと高位の存在と描かれています。それが決定的に違いです。

 

SEEDがコーディネーターがナチュラルをボッコボコにする話だと書きましたが、製作者とTBSがそれが許されると自認する理由は彼らが「差別されている」と認識しているからだと思います。左翼の場合、差別されていると自己認定した場合は、テロをしようが相手を暴力でボコボコにして屈服させてもそれが絶対正義であると譲らないのです。(所が相手の正当防衛は許せない暴力として猛批判する)

 

ガタカが適性者がDNAに合致した職業や将来を約束され、能力が劣る一般人は望む職種に就けないという点は実はデスティニープランの元ネタであろうと思っています。つまりはデスティニープランの本質は実は、SF的なギミックとしての是非だとか本当にデスティニープランを真に受けて「デスティニープランが正しい」とか言い出す人まで居る様ですが、実際にはこれは「血統主義」への批判の暗喩であって、実はこれもSFに仮託した人種差別問題を取り扱った物なのです。もっと端的に言えばヒトラーナチスの優勢思想への批判や血統主義への批判だと思っています。

 

デスティニープラン

遺伝子DNAで最適な将来が決定される

実は↓暗喩

優勢思想

遺伝子(民族)で将来が決定される

 

つまりガタカ自体もそうした優勢思想への批判で作られ、遺伝子的に劣っても宇宙飛行士を目指すという物語が描かれる訳ですが、それは実際には人種差別社会でもそれを乗り越え生きていくというテーマだと思っています。

 

じゃ、SEEDも良い物語じゃないか!と誤解される方いそうですが違います。ちょっと良く思い出して欲しいのは、ガタカが適性者を傲慢な優勢思想の暗喩として描き、最終的に遺伝子不適格の人間がルールを破って独自の未来を歩むという物だったのに対し、SEEDは「適性者」たるコーディネーターが「差別されている」というお題目の元に結局気に入らない人間達をデスノートの主人公夜神月みたいに皆殺しにして自己満足していく物語だと言う事です。この点、前向きなガタカとは正反対な物語である事を留意すべきです。本来は悪として描かれる傲慢な優勢思想を美形のキャラが口先だけの理想論を唱えながら結局支配を正当化して行くという事で完全にディストピア物語としか思えません。それをコーディネーター=在日韓国朝鮮人問題に置き換えて考えてみて下さい、デスティニープランみたいに多少強硬派にお灸を据える事があっても、全般的には日本人を渡来人が支配するという構造に変化は無いのです。それは協調でも友好でも無く、密かにコーディネーターこそが支配者たるべき優勢人種であるという恐ろしい自己肯定でしか無いと感じています。そういう点でガカタとSEEDが似ているなどと言うのは、ガカタに大変失礼に当たります。

 

 

 劇場版FREEDOMの「∀から黎明編に回帰」

 古代史の話題に戻ると、∀ガンダムが手塚治虫火の鳥黎明編を翻案した物語ではと書きましたが、SEEDとりわけSEEDFREEDOM(未鑑賞)になると元の火の鳥黎明編にさらに「先祖帰り」している部分が多々あるなと考えています。

 

その一つがニニギ=神武天皇の復活です。ちょっと上の方になり過ぎたのでもう一度解説すると、火の鳥黎明編の根幹は、卑弥呼の邪馬台国の滅亡に大陸から征服しに来たニニギの騎馬民族が関わり、そしてそれはやがて日本列島を東に蹂躙し実質的な皇室の祖である神武天皇になるという壮絶な捏造史観に基づく物でした。

 

そして今回のSEEDFREEDOMが黎明編に先祖帰りしたと考える理由が、劇中終盤に唐突に現れるフツノミタマ・フツヌシの神剣の描写です。

 

布都御魂wiki

建御雷神(たけみかずちのかみ)はこれを用い、葦原中国(あしはらのなかつくに)を平定した。神武東征の折り、ナガスネヒコ誅伐に失敗し、熊野山中で危機に陥った時、高倉下が神武天皇の下に持参した剣が布都御魂で、その剣の霊力は軍勢を毒気から覚醒させ、活力を得てのちの戦争に勝利し、大和の征服に大いに役立ったとされる。

キラ・ヤマト

×ヤマトタケル→草薙剣

○火の鳥黎明編の神武天皇→フツノミタマ

火の鳥黎明編・引用角川書店↓

 

 つまりガンダムシリーズの多くは近現代の在日韓国朝鮮人問題を取り扱いながら、その思想背景に「神武天皇も手塚治虫氏が描いた様に渡来人だ、日本は元々渡来人が作った国だ、だから在日韓国朝鮮人居住に正統性がある」と主張していると推測しています。

 

これを自分は「在日韓国朝鮮人日本居住捏造騎馬民族征服説及び捏造渡来人史観根拠理論」と呼んでいます。

 

何故歴代ガンダムスタッフがそこまで在日問題に入れ込むかは謎なのですが、歴代ガンダムという物の根本思想に手塚治虫火の鳥からかなり純粋化したこの考えが導入され受け継がれていると推測しています。

 

 

 在日韓国朝鮮人と渡来人は全くの無関係!

 それに際しまずはっきりと書いておかなければいけないのは、特別永住者以外で不法入国までもが「日本は元々渡来人の国だから不法入国しても良い」と戦前捏造強制連行神話と共に理由付けに利用される「渡来人史観根拠理論」ですが、所謂渡来人と近現代の在日韓国朝鮮人とは根本的に違う民族構成だ、という事です。ですから渡来人が日本を作ったという事自体捏造なのですが、その上で渡来人と在日は同じという理屈自体も根本的に間違っているのです。

 

 渡来人=帰化人=帰国子女だった!!

 以前にも書きましたが、新撰姓氏録に神武天皇の兄が新羅王の祖となったと書かれてあったり、朝鮮初正史「三国史記」に新羅王家の成立に深く関わった倭人の重臣瓠公の事などもあり、さらには後の時代の任那日本府の記録や実際に実在する百済南部の前方後円墳、さらには百済王の人質の記録、そして百済王から日本に献上された七支刀などなどを理由に古代の半島より列島の方が優位であり、半島南部に倭人の国があったと書いてきました。

 

 そうした事実を積み重ねれば、従来渡来人渡来人と言われている人々の多くが、実は年月を重ねた上で帰国した、倭人の帰国子女である事が分かります。だから彼らを従来「帰化人」と呼びならわして来ました。

 

所がそうした事実を徹底的に隠し、最近では新撰姓氏録の八割が渡来人で日本は渡来人の国だとか独自研究を真に受けた捏造を吹聴している事が多々見受けられます。実際には新撰姓氏録の渡来人氏族の比率は約三割以下(確か26%)であり、八割が渡来人は完全に嘘です。またその渡来人の正体は大半が「帰化人=半島倭人帰国子女」であり真の渡来人とも言うべき漢人の割合はもっと下がるのです。

 

そして重要な事はその当時の帰化人というのは縄文人男子と現地女性による半島弥生人の子孫であり、現在の韓国人朝鮮人とは別系統なのです。

 

では現在の朝鮮人の男系の大半を占めるのが、その後に中国東北部から南下して来た扶余族・ツングース系騎馬民族の系統とのハイブリッドなのです。つまり騎馬民族征服説とは朝鮮半島で起こった事と考えれば非常に分かりやすいのです。

 

そして現在渡来人だとか呼ばれる帰化人=倭人帰国子女は、そのツングース系南下以前の民族構成であり、今の在日韓国朝鮮人とは違う人々であるという事に留意すべきです。

 

 こうした事を書くだけで「差別だ」「中傷だ」と言う人が多いです。けれど何が差別で中傷なのか分かりません。もっと最悪なのは相手が差別主義者だから暴力を振って良い、反撃に根拠の無い誹謗中傷を行って良いとする者も居ます。

 

しかしそれが安倍首相襲撃テロ犯擁護と全く同じ習性であり、気に入らない事があればテロや暴力で解決すれば良いというTBSキラ・ヤマトや刹那・F・聖永の発想その物なのです。

 

関連

 

 

 

続く。

一回で書くのは疲れるので続きは後日書きます。

予定

火の鳥渡来人史観継承性作品群解説

・FSSと火の鳥

・火の鳥と安彦良和「神武ナムジ」

・宮崎駿「もののけ姫」シシガミの首と火の鳥生き血

・UCパチンコーンガンダムと火の鳥

・伝説の反日アニメTBSヤマトタケル

 

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