かなり前?ムシ○ングなるゲームが大ブームになりアニメ化したり大変な社会現象になった。

 

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このムシキングの内容等は知らないが、宣伝イラスト等で見る限りはカブトムシやクワグタムシ等の人気昆虫がアイコンとして多く使用されていた。

※以前の投稿内容を修正追記した物です。

 

アニメに登場する甲虫wiki
ムシキング(カブトムシ)
コーカサスオオカブト
コクワガタ
ノコギリタテヅノカブト
エレファスゾウカブト
アトラスオオカブト
セアカフタマタクワガタ
タランドゥスツヤクワガタ(以下略

 

アニメも観た事ないしゲームもやった事ないから良く判らないが、設定観た限り子供たちが大好きなのはカブトムシとかクワガタムシなのは今も昔も変わらない。ムシキングという主役ぽい存在?がカブトムシなのも当然だろう。あと女性的な感性で言えば昆虫の女王と言えば蝶とかてんとう虫とかが人気だろう。
 
所が風の谷のナウシカでは三葉虫なのかダンゴムシなのか特殊な自分の様な者が知らない虫なのか不明だが、虫としては結構地味なフォルムの虫が「王蟲」として腐海の生態系の王者として君臨する。自分はやっぱりダンゴムシを巨大化した様にしか見えない。(※一説に砂の惑星の影響があると言われているらしいが)

 

それに続くのが「大王ヤンマ・ウシアブ・ヘビケラ・ミノネズミ」とか言う名前の虫たちになる。ストーリーは大幅に違うが、日テレで風の谷のナウシカ映画版がよく放映されるので一度は観た事があると思う。決して小学生男子がかっこいいとかフィギュアを集めたいみたいな事を刺激する為に開発された物では無いだろう。(もちろん現代はジブリファンがジブリグッズとして買うが)
 
さらにはその腐海の植物も通常の木々は追いやられ、なにやら山菜ソバに乗っているゼンマイとかみたいな雰囲気の菌糸類とかいう植物らしい。実際こういう植物が存在するのかどうか不明だが、これもあくまで人間の主観として植物界のリーダー的な存在では無い物が樹木の様に頂点に君臨している。
 
ここで描かれる法則性は現実世界では小さい物、より時代が原始的な物、食物連鎖ではダンゴムシ等食べられる側にある物が王者、頂点に位置する様に描かれている。これは偶然では無く何かしらの製作意図があっていなる逆さまが描かれているのだと思う。wikiによれば王蟲の鳴き声は世界的ギタリストの布袋寅泰氏のギターが採用されているという。

 

wiki
ちなみに王蟲の鳴き声は布袋寅泰のギター音が使われている[11]。

 

虫たちより下位にある人間社会でのさらに逆転
 
こうした凶暴な虫たちの隣で人間たちは暮らしているが、その人間社会でもさらには逆転現象が起こっている。それは「王は愚か」「王はいらない」という事の徹底である。
 
・ナウシカや風の谷が属する辺境は古来「エフタル」という強国だったが、王族の王位継承争いに発する内紛が拡大、最終的には王蟲の殻の乱獲が王蟲の怒りを買い、大海嘯という現象で国が壊滅。国を失って以降は王を持たない辺境の諸族に分かれた。
 
・劇中に印象的に登場する「蟲使い」達はエフタルの王蟲の乱獲に走った武器商人の成れの果てらしい。さらにはその蟲使い達が崇める「森の人」なる高貴な人間たちは↑のエフタルの王族の末裔らしい。森の人は仙人と賢者を足したような人物像でナウシカを支える人物になるが、かつて古来、王位にある間とは全く逆転した存在となっている。
イメージ 1
国を失った「蟲使い」は十一の支族に分かれており、「森の人」を宗家として認識してるらしい。
 
・これも映画に出てくるので名前くらいは知っている人は多いと思うが、クシャナのトルメキアの父王ヴ王も野望の為に宮廷内で陰謀と殺戮を繰り返した人物と描かれるが、最終的に全ての武力を失ってシュワの墓所のヌシに会った途端になにやらキャラが変わった様にナウシカに同調して「イイモン」的になって亡くなる。
 
・クシャナに血の繋がりの無い3人の兄たちがいたのだが、その3人ともが家族であるクシャナを常に亡き者にしようとしている強欲の塊のような連中だが、返り討ちに遭った一人を除き、残りの二人は隠れ里に残されていた「文化」に触れた途端に王座の事も忘れて「イイヒト」に変化。恐らく庭師として平安に一生を過ごす。
 
・当のクシャナは劇中、ナウシカをサポートしつつ唯一と言って良い「賢明な王」と呼べる存在になるが「トルメキア中興の祖」と呼ばれるも「生涯代王にとどまり決して王位につかなかった」そうな。
 
・ナウシカ&クシャナのトルメキアと対決している、まあ言えば敵役の「ドルク神聖帝国」のボス「ドルク神聖皇帝ミラルパ」は「最初は民の平安を心から願う名君」だったが、「いつまでも愚かな民」に絶望して次第に専制化、最終的に恐怖政治を敷き、気に入らん人間はバンバン殺害する人間に変化。・・・なのだが、死亡後「幽霊化」してあっちこっちを彷徨い最終的にナウシカと共に「王蟲の優しさ」に触れ、「王蟲の子供たちの水浴び」を観てキャッキャッ喜んで、羽ばたく鳥たちを観て「成仏」。
イメージ 2
↑ドルク神聖皇帝ミラルパ
 
・さらにその兄のボス2「ドルク神聖皇帝ナムリス」は自分の死すら興味が無い狂気に支配された人物で、最終的にはヒドラ化した身体をクシャナに割かれるという非常に恐ろしい状態で、周辺の状況をブツブツ「実況中継」しながら落下して消息不明。しかし途上、ナムリス自体は自分の王位に固執するというよりはナウシカに全ての巨神兵とかの特殊兵器を押し付けて「世界を救ってみせろ」と言っている辺り、王位についてさえいなければ「ナイスガイ」的な雰囲気もある。
イメージ 3
↑ドルク神聖皇帝ナムリスの乗艦。味方の輸送艦をいきなり砲撃したりする。
 
・さらにその二人の父「皇祖」はそもそもが青年期には「典型的な勇者的な人物」で隠れ里で世界の秘密と高度な技術を少し知った時に「世界を救いに行く」とか書置きを残して土着のクルバルカ王家を滅ぼして最初の神聖皇帝になったらしい。その成れの果ての↑の二人の「皇子」による滅亡。
 
・さらにはナウシカのサポート役の小さな子供の「チクク」なる超能力者が大活躍するが?これが↑のドルク神聖皇帝に滅ぼされたクルバルカ王家の末裔と自称。人々の希望とみなされるが、実際にはその滅ぼされた側のクルバルカ王家自体もが長い統治の間に腐敗し恐怖政治を行っていたらしい。だからこそドルク神聖皇帝・皇祖は「世界を救いに行く」と言ってクルバルカ王家を滅ぼした。
 
物凄く長くなったが、風の谷の住人達や無名の避難民たちとかが過剰に「イイヒト」ぽく描かれているのに比して王家王族は激しく愚かに描かれている。

 

元々凄く聡明だったり「世界を救いたい」みたいに自己犠牲を厭わないような人物が一たび「王位」に就くと「どんどん劣化」していく。所がそれが王位から離れると今度は再び「浄化」されて元の人間性を取り戻す事。罪を憎んで人を憎まずという言葉があるが「王位憎んで人を憎まず」という発想は首尾一貫している。唯一まともな王として活躍したクシャナとナウシカが王位に就かない時点で、そして最終ページの最終コマで「トルメキアは王を持たぬ国になったという」とか語っている時点で、これが宮崎駿氏が一番言いたかった事では?という気がする。
 
ダンゴムシ>アブ・トンボ・ケラ>菌類>庶民>王族
↑ナウシカの世界観。全ての物事が「逆転」している。

 

王道ファンタジーと「赤色ファンタジー」
 
ちょっと思い出して頂きたい。賢い王様が統治する平和な王国。そこに「竜とか魔女」が攻めてきて人々が苦難に遭うが「王子さま」とか「勇者」とかが悪を倒し再び王国に平和が訪れる。こういう「王道ファンタジー」に出てくる王様、このファンタジーの王様の「存在自体が悪だ」とか思う人ってどんな人々なんだろうか??
 
「実は王様がラスボスで王様を倒して真の平和が訪れる」いや、中にはそういう変化球みたいなのがあるだろう。アメコミヒーローの中のデッドプールみたいなアンチヒーローみたいなヤツだろう。けれども作られる作品、作られる作品軒並み「王様は悪」「王様を倒して平和」「ギリギリ女王だったら許される」て変じゃないか?
 
賢い王様、善性を敷く王様、人々の暮らしの平安を心から願う王様、それが出てきたら困る人々とはどんな連中だろうか??
 
それに正しいのは女王、女性政治家や女性指導者であって、男王や男性政治家は強欲だったり愚かだったりて逆に偏向していないだろうか?
画像もののけ姫
 
・易姓革命思想・・・王権の否定、王族はすぐさま腐敗する
・卑弥呼を想像させる女王、女性政治家・・・男性政治家は愚か、女性は正しい
・騎馬民族征服説・・・日本のルーツは全て朝鮮
・日ユ同祖論・・・騎馬民族征服説の補完
・正規軍は悪、盗賊・山賊・海賊は善
・戦艦・軍艦悪玉視
・戦いは悪、人類は覚醒、進化しやがて戦いの無い理想社会が到来する
 
こうした要素を満載した「赤色ファンタジー」は日本の出版、映像産業が意識的に「そうあるべき」「そうでなければならない」と一種宗教的な信念として作られ続けていると推測している。そしてその原点は日本戦後左翼の「憲法九条真理教」とも言うべき考えからだと思う。
 
赤色ファンタジーは戦後日本の憲法九条体制の「建国神話」であり左翼支配を維持する為の「教典」でもある。それを流布する人々は「神官」とも呼べる存在だと思う。それは面白い事に古代人が自分達の王権の神話を作り出したメンタリティ・動機と全く同じであり、巧みに歴史を作り替え、自分たちを絶対正義とし敗者を歴史から抹殺しようとする。

 

日ユ同祖論が捏造史観「騎馬民族征服説」と関係ある理由 解説

 

N・マクレオド著
「日本古代史の縮図」(明治8年発行)長崎日の出書房

・日本の天皇はまぎれもなくエフライム家の家長
・エフライム族またはイスラエル王家はもともと半分エジプト人
・まげはユニコーンの角の表象
・天神様のミヤの二頭の雄牛はイスラエル人の二頭の黄金の子牛の祀り方に類似している


「韓国とイスラエルの失われた十支族」(明治11年発行)横浜のセイシブンシャ
「韓国古代史の概説」部分
・三国史記、東夷伝韓伝、檀君神話、日本の天孫降臨をミックスしたような歴史観
・朝鮮(韓国)はノアの息子の系統
・檀君はセム族的であり日本の神代族のようにイスラエル的
・檀君神話をイスラエルの民の流入と関連付けている

 

日本に日ユ同祖論を紹介したN・マクレオドが続く著作で、朝鮮の「檀君神話」日本の「神武天皇」をごちゃ混ぜにした様な「朝鮮・ユダヤ同祖論」を展開。

 

それを日本の左翼が捏造史観である騎馬民族征服説が流行した時に習合させ、日本の国の天皇陛下は「イスラエルから朝鮮半島にユダヤ人がたどり着き、やがて朝鮮の騎馬民族が日本を征服した時に同時に日本にユダヤ人(天皇)が辿り着いた」という壮大な話になった。(Nマクレオド自体の日朝同祖論は主が日本皇室で朝鮮が副として書いているが、戦後左翼は朝鮮を主として認識した。)

 

よって、一部のファンタジー作家にとって、「日ユ同祖論」は同時に「朝鮮が日本を支配した物語」であると同時にさらに「天皇、皇室の暗喩」という事になっている(推測)

 

この事から、「敵ボスに日ユ同祖論的要素やアイコンを配置する事」が「天皇・皇室を敵役に描く符号」だと推測しています。

 

関連→機動戦士ガンダム敵ジオン軍(シオニズム・シオンから)

イメージ 2

↑ドルク神聖皇帝ミラルパのマスクにあるユダヤの「メノーラー」(七支燭台)のアイコン

 

念の為に一応書いておきますが、自分はオカルト懐疑派であり、騎馬民族征服説が完全否定されているのと同様に、日ユ同祖論も完全に間違いであると考えています。また感情的にも、日本皇室は縄文時代から続く日本のリーダーの原型が発展した物と考えており、海外から入って来た等という事に一切魅力を感じません。(特に朝鮮経由って所が凄く嫌ですが。)

 

関連過去投稿

 

マイナーオカルト「ユダヤ韓国同祖論」と騎馬民族征服説は双子星(二重星)

 

遺伝子的に完全否定されている「日ユ同祖論」

 

稲荷は「INRI」(ナザレの王イエス)だった!?トンデモ古代史 / 日ユ同祖論

 

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