前回、ハワイ最古のカワイアハオ教会の壁に、市バスが突っ込んだ件に関し、「奇怪な事件だった」と書きましたね。もちろん、それはあくまでも事故だったわけですが…。事故全体になんだかミステリアスな雰囲気を感じてしまった私。

というのも、以下のような事情があったからです。

カワイアハオ教会は1842年創設の、ハワイ王朝ゆかりの由緒ある教会です。広い墓地も教会の横手にあるのですが、数年前のこと。墓地と教会の間にあるカフェテリアを取り壊し、17億円以上をかけて、立派なカフェテリアを新築することになりました。

カフェテリアというより、そこでさまざまなクラスを開いたりもしていたので、多目的ホールと言ったほうがいいかもしれません。とにかくそれは、古ぼけたホールで。私もそこで何度か、日曜礼拝の後に、ランチを食べたことがあります。

ところが。更地になったホール跡地から、古い人骨が出土したから、さあ大変! これは19世紀のハワイアンの骨で、どうやらこのホールが建てられる前には、この敷地まで墓地として使われていたことがわかりました。なぜ~か。墓標だけ除去された墓がたくさんあったのかもしれません。

ハワイではこうして建築現場から骨が見つかった場合、まず考古学者が関わった本格調査が行われます。古代の埋葬地については様々な規制があり、埋葬地に建物を建てるとなると、いろいろややこしい問題が発生するからです。極端な場合、計画を変更して建物の位置を移動することもよくあること。たとえばマウイ島の高級ホテル、リッツ・カールトンでも同様の問題が起こり、ホテルは客室タワーの位置変更を余儀なくされたのでした。

ところが、カワイアハオ教会はホールの場所を変更するほどには敷地が広くありませんからね。そのまま同じ場所にホールを建てようとしました。もちろん出土した人骨は丁重に取り除き、ほかの場所に埋葬しなおしたわけですが…。そんな背景から、市民団体がカワイアハオ教会を訴えて工事をストップしようとしたり~。ハワイ大学の学生たちがプラカードを持って抗議運動を展開したり~。昨年来、もろもろきな臭い出来事が教会周辺で起こっていたというわけなのです。

そのため工事は長い間中止されていて。工事現場は幕が張られてすっぽりと隠され、ガードマンが24時間、張り付いているほど。中の様子は見えないようになっているのですが、
(とは言いつつ)この2月、カワイアハオ教会の2階から見下ろすことができた工事現場を、ついパチリと写したのが、冒頭の写真です。

工事はまだまだ地ならしの段階で止まっていましたが、私は見た! 女性スタッフがテントの下、刷毛のようなものを使って、工事現場で何かをハタハタしていたのを…。あれは工事の人ではなくて、考古学者だったのではないかな~。か弱い女性が刷毛でハタハタ、ですからねえ。手にしていたのは何だったのか。それについてはわかりません。

う~ん、やはり現場からはその後もいろいろ、出土しているのかもしれません。ね? そんなこんなで、なんだかきな臭い状況が、教会を取り巻いていると思った次第です。

しかも、ですよ! 2月14日。ハワイ大学の学生40人がドクロの絵を持ってハロウィーンみたいなおどろおどろしい服装で、カワイアハオ教会の壁の前に立ってハワイ語で建築反対のスローガンを唱えるという出来事がありました。新聞でも報道されたので、私もその出来事をよく記憶しています。

そしてその1ヵ月半後の4月2日。市バスが飛び込んでこなごなになったのが、まさにその場所。その、ドクロのサインを持った学生達が立っていた、全く同じ場所だったのです。

もちろん、市バスの事故の際にはそこに誰もいなかったのだし。バスの運転手も何も意図したわけではないのですが、なんだか私は少し、怖くなりました。何が何だかわからないけれど、なんとも奇妙なバスの事故ではないでしょうか?

…この記事を書くにあたり、昨日、カワイアハオ教会を、覗いてきました。相変わらず工事はストップしたまま。やはりガードマンが、退屈そうな様子ではりついておりました。今後の展開が気になるところです…。



ちょっと上の写真をご覧ください。重厚な塀が盛大に壊れ、瓦礫が散乱していますね。これ、なんとハワイ最古のキリスト教会、カワイアハオ教会の外塀なのです! あの、ハワイ王国時代には国王の戴冠式や結婚式、葬式も行われた、由緒ある教会の…。

ダウンタウンの中心、キングストリートとパンチボールストリートの角に位置しているカワイアハオ教会。まあふだんから車の往来は多い交差点なのですが、今年4月2日、なんとその壁に市バスが突っ込むという、奇怪な事故が起こりました。

どうやらドライバーは持病を持っていたらしく…。意識を失ったのかもしれませんが、左折専用車線にいたのにそのまま直進してしまい、教会の壁にフルスピードで突っ込んでしまったのでした。バスには客が乗っていなかったので、ドライバーだけが大怪我。ちょうど事故現場に通行人がいなかったのも、後から考えれば不幸中の幸いですね。 

その直後に取ったのが上の写真です。その後も壁の修繕作業が全く始まらず、長らく放置されている状態でした。が、昨日の新聞報道で壁の修繕がやっと近いうちに始まると知り、ホッとしています。由緒ある立派な教会の壁が崩れているというのに、数ヶ月間、放置されていたのはなぜなのか? といぶかしんでいたホノル市民も多かったのではないでしょうか。

新聞の報道によると、この壁は1843年に建設されたもの。その3年前、教会はカカアコ沖の海底から切り出した珊瑚を材料に建てられました。当時のハワイでは珊瑚が、一番頑強な建築素材だったからです。もちろんこの壁も、珊瑚で造られています。

こういった特殊な壁ですから、工事はなるたけオリジナルの珊瑚を集める形で修繕すべく、こういった歴史ある建築の修繕を専門にしている会社が請け負っているそうです。まずはハワイ州の歴史保全課、みたいな部署から修繕計画の許可を得なければならなかったそうで、許可が下りるまでにずいぶん時間がかかったということでした。その間、勝手に珊瑚のかけらを持って行ってしまった人もいるため、欠けている部分については新しい材料で補強することになるよう。

なんとかクリスマスシーズンには間に合うように修繕する計画と言いますから、これから急ピッチで工事を進めるのでしょう。頑張って欲しいものです!

それにしても…。聖なるカワイアハオ教会(のある角)で起きたこの事故、なんだかミステリアスな印象を受ける事故でもありました。幸い死者は出ませんでしたが、一歩間違えれば大惨事でしたからねえ。

近年、カワイアハオ教会を巡ってはとあるきな臭い問題が起こっていたので(古い時代に埋葬された遺体の処遇に関して、なんですが)、勝手にそれと関連ずけて、あれこれ考えてしまった私…。長くなるので、続きはこの次に! 少々お待ちください。



朝9時から、我がコンドの上をヘリコプターが飛び交っています。すさまじい轟音に驚いてラナイに出ると、すぐ近くにヘリコプターが浮かんでいたり! いえ、別に何かの犯人を血眼で探し回っているわけではなく。屋上の貯水タンクを入れ替えるため、ヘリコプターがさまざまなものを屋上に輸送しているというわけなんです。



こういった作業のため安全上の厳しい規制があるらしく、コンドの最上階や地上階のテナントは、今日は9時から14時まで全員退去。駐車場からの出入りも規制もしくは禁止。周辺の道路の通行も規制。あたりには警察官や工事の人々が配置され、なんだか物々しい雰囲気が漂っているのでした。

皆さんはヘリコプターに乗ったことがありますか? 私は2度、取材のために乗りましたっけ。オアフ島で一度、ハワイ島で一度。ハワイ島ではキラウエア火山の火口上を飛び、真っ赤な溶岩ちゃぷん、ちゃぷん…というシーンを見て、大感動したのでした。

でも、今はもうヘリコプターは乗りません。セスナ機もイヤ! なぜって、ハワイで暮らした20年に、こういった小型機の事故が多いことに気づいたからです。なんだかよく、遊覧ヘリやセスナって墜落するような印象が…。昔、初めてヘリコプター取材をした際、その直前に話していたお年寄りが言いました。「今日、ヘリコプターに乗るの? ふ~ん。ヘリコプターはよく落ちるから危ないよ。乗らない方がいいよ」。その時はハワイに来たばかりで全く気にしていなかったのですが、今思うと、本当なんです。こういった事故はよく起きるもの…。

なので、うちの主人のリクエストもあり、「空飛ぶ取材はNG」とさせていただくにいたりました…。「仕事をしてもいいけど、危険な取材はダメ」というわけです。数年前にホノルル夜間飛行、なんて取材を頼まれた時も、そんな理由でお断りしたんですね…。弱虫な私! 

そして先週の某取材の際にも、「空飛ぶ取材はNG。おまけに水着になる取材もNG」とお願いした私。コーディネーターの方には苦笑されてしまいましたが…。だって私、いいオバサンですからね。カメラの前で水着になるのもイヤなのは、我儘だけど仕方ないですよね~。

…朝から頭上を飛び回るヘリコプターを見ながら、つれづれ、こんなことを考えました。



ホノルル・ダウンタウンの山手、ヌウアヌ・パリ一帯といえば、いわずと知れた怪談のメッカですね。1795年、ハワイ島から攻め寄せたカメハメハ大王の軍団と、オアフ島軍の決戦が行われたのがこのエリア。ヌウアヌ・パリの展望台のある高さ300メートルもの崖からも、多数のオアフ島の戦士が落ちて死んだそうです。

そのためこの一帯では、たとえば深夜、風にのってハワイアンの叫び声や棍棒で打ち合う音が聞こえてくるとか…。(古代ハワイでは特別のご馳走だった)豚肉を持ってドライブすると、飢えた戦士の霊が車にすがりついて車が故障するとか…。ヌウアヌ・パリ展望台の駐車場入口を、戦士の霊が守っていたとか…。とにかく、不気味な話が尽きないエリアなのでした。

先日初めて、車でヌウアヌの主要道路パリ・ハイウェイの隣を走る、オールド・パリ・ロードを通りぬける機会がありました。周辺は閑静な住宅地。なのですがその細い道の両側には大木が生えていて、こんもりとトンネルを作っている感じなんです。鬱蒼としており、なんだか森の中の小道を行くような雰囲気。太陽さんさんの昼間でありながら、なぜか少し怖くなるような道なのでした。

そういえばこのオールド・パリ・ロードに関しても、不思議な話を聞きましたっけ。一つは、ある人が肝試し風に深夜この道を走っていると、車の上に突然、バサッと大きめの木の枝が落ちてきて死ぬほど驚いたという話。

しかもその体験者が友人にその話をシェアすると、友人もまた、同じ場所で同じ経験をしていたというのです! 深夜のドライブ中、急に大きめの木の枝が落ちてきて…という全く同様の経験を。…なんだか目に見えぬ何かに「ここから出て行け!」と言われたかのようで、薄気味悪い話ではありませんか? もっとも、せっかく肝試しに来たなら怖い思いをさせてやろうか…と、どなたか親切な霊が協力してくださっただけ、かもしれないですが…。

ほかにもやはり深夜にこのあたりの小道を走っていて、行っても行っても堂々巡りしてしまって道から抜け出せなかったと言う話も聞いたことがありました。

いずれにしろ。深夜に用事もないのに、怖いもの見たさにここを通る人の気が知れません。私にとっては用事があっても昼間でも、なんだか行くのがイヤだな~と感じてしまう、オールド・パリ・ロードなのでした。


こんにちは! 暑い日が続いていますね。

さて、今日は写真ネタを一つ。上の写真で、少しでもハワイの「涼」を感じていただけたら嬉しいです。トロピカルな調度品、しかもブルーを基調にしたソファーが素敵ですね。

いえいえ、これは我が家ではアリマセン。ワイキキのホテル…のロビーでもないんです。

実はココ、歯医者さんの待合室なんです。写真ではよく見えませんが、左手の受付カウンターの上には、なんと藁葺きの屋根まで乗っかっているのですよ。粋ですねえ~、ハワイの歯医者さん!

しかも、以下のハワイ土産に喜ばれそうなスナックの数々もご覧ください。なんと、息子が先日、その歯医者さんからいただいたギフトなんです。なぜか歯医者さんがチョコレートにナッツを?



…というのもその日は、息子が晴れて歯の矯正を終えた日でした。数年間つけていた矯正具をめでたく外すことができたため、歯医者さんから「おめでとう。これからは何でも食べていいんだよ。チョコやナッツも解禁だよ」との意味を込めて、素敵なスナックのセットをいただいてきたというわけです。

一方、娘は同じ歯医者さんで歯の矯正を始めたばかり。娘もいつか素晴らしいスナックのセットをいただける日を、ワクワクした気持ちで待ち続けることでしょう。ハワイのドクターではよく、診察の終了時に風船をくれたりシールをくれたり、おもちゃを選ばせてくれたり。あの手この手で子供を手なづけ…イエ、喜ばせる努力をしてくれるのが嬉しい限りです。


フラダンサーなら。ハワイ文化に興味のある方なら、もちろんこの本を見たことがあるでしょう! イシュマエル・スタグナー博士著の「クムフラ」。副題は「ルーツと支脈」となっています。書名にあるようなクムフラの系統だけでなく、クムフラと言う言葉の真髄、フラの起源から変遷、そしてフラの儀式と鍛錬まで、この1冊にフラの全てが詰まっているという感じの1冊で。いま読んでいる真最中なので、詳細はまたご報告させてくださいね。

一昨日のこと。著者のイシュマエル博士にお会いする機会がありました。この本は昨年、ホノルルで出版されたのですが、その日本語版が今春完成。日本でも発売になりました。そのプロモーションをほんの少~~~しだけお手伝いしたので、光栄なことにサイン入りの日本語版を、1冊くださったというわけです。

博士とゆっくりお話ししたのは初めてなのですが、博士のハワイ文化&フラに対する造詣は海よりも深く…(クムフラ本は、博士にとって7冊目の著書ですって)。なにせ博士は50年近く前からフラを踊ってきた方。古くはあの、ブラザーズ・カジメロのご両親のハワイアンバンドのダンサーも務めていたというから、驚きです。

しかも教育心理学の専門家でもあり、大学で教鞭を取っていた方でもあるので、その話の内容がわかりやすいうえ、楽しいのです! そんなこんなで、カフェで2時間半、駐車場の日陰で30分。それでも話し足りないくらい、何でも私の質問にも答えてくれる博学の士なのでした。なんとなんと、ハワイアン夫の遠縁であることもわかったので、近いうちに夫も交えてお会いしたいと思っています。

それにしても、博士のアロハな心にはこちらの心を打つものがあります。いろいろ教えて下さったことへのお礼を申し上げると、こうおっしゃいました。「亡くなったアンクル・ジョージ・ナオペも言っていたけどね。どうせ死んだら2メートルの地中に埋められてしまうんだ。その前に、いろいろなことをシェアしたい。それだけ」。

ハワイアンにもいろいろな方がいて、ハワイアンな事柄を「これはハワイアンだけにしか教えられない」「部外者はダメ」みたいなことを言う人も、実際いるのです。でも、イシュマエル博士はその正反対。日本人ライターの私に惜しみなく知識を分け与えてくださった博士、MAHALO!!!



ジャジャーン! ついに完成しました~! 我が書「ハワイの不思議なお話」の表紙を描いてくださった、鎌倉在住アーティストのKOUさんからいただいたイラストを、コアウッドの額縁に入れたのです。どうです? 素敵でしょう? 

KOUさんは5月16日のブログで紹介したように、表紙イラストを2セットくださったのですが、実はもう1枚、さらに大きなサイズのものもくださっていて。それを6月に帰国した際にフラレア編集部のKさんよりいただき、今回いよいよ、額に入れたというわけです。

大きなイラストか、小さな方か。コアの額にするか、もう少しリーズナブルな素材にするか。迷いましたが、結局、コアウッドで大きなイラストの額を作ってもらうことにしてよかった~! 素晴らしい仕上がりです。ホノルルの額縁専門店「アートボード」のご主人が、「イラストがパワフルなので、けっこう太い額でも大丈夫でしょう」と言ってくださったのですが、まさにその通りでした。ああ…まさにこれ、我が家の家宝という感じ。きっと私の子供達、孫達に引き継がれ、「これはね。昔、日本生まれのおばあちゃんが出版した本の表紙でね…」な~んて、青い目の孫?にも語り継いでくれるかもしれません。

…と、あまりに嬉しい仕上がりだったため、妄想を交えつつ紹介させていただきました~。MAHALO、KOUさん!!



日本でも夏休みがスタートし、まさに夏本番ですね! 故郷、横浜の夏の風物詩? アロハ・ヨコハマもこの週末に開かれたよう…。そして北海道でも大掛かりなハワイ・イベントがあったりと、日本全国でハワイアンなイベント真っ盛りですね。

ああ、行きたい! 日本の夏のハワイ関連イベントに、ぜひ行ってみたい。…日本から入ってくるこういったイベントのニュースを見るたび、ハワイにいながら、ものすごく行ってみたくなるのです。なぜなら、そういったハワイアンなイベントにはハワイの人々もたくさん出かけているようですし…。ミュージシャンとかフラ関係者とか。知り合いのカメラマンやラジオ関係者も行っているしィ。ああ、私も仕事で! 日本に行ってみたいなああああ。

なんて私的な発言はこの辺にして、と。今日は、とあるオアフ島のヘイアウ(古代ハワイの神殿)にまつわる、ちょっと不思議なお話をシェアさせてくださいね。

真珠湾を見下ろすアイエアの丘にあるヘイアウといえば。そう、癒しのヘイアウとして日本の皆さんにも知られる、ケアイヴァ・ヘイアウ。17世紀の昔からこの地に存在し、薬草治療を専門とするカフナ(祈祷師)がこのヘイアウに住み病人の治療にあたったほか、弟子のトレーニングも行う、いわゆる医学校のような場所だったヘイアウです。

ケアイヴァ・ヘイアウは、戦いの神に捧げられた、人間の生贄も捧げられたようなおどろおどろしいヘイアウとは違いますから、パワースポット流行りの今、訪れる日本の方々も多いよう。私の知人(正確にはそのまた知人)はハワイ在住の日本人なのですが。彼女もこうして、何気ない気持ちでケアイヴァ・ヘイアウを訪れ、ちょっと怖い経験をしてしまいました。

ハワイのヘイアウは一般に石作りですから、このケアイヴァ・ヘイアウでも、あちこちに石が積み上げられています。昔のまま自然に積み上げられた箇所もあれば、お供え式に石が積み上げられている場所もあったよう。日本では(賽の河原風?)にそうして石を積み上げたりしますし、ハワイでは、石を聖なる植物とされるティーリーフで包んでお供えにしたりしますからね。

と、その女性がヘイアウの一角に佇んでいると。目の前で、積み上げられていた石の一つが、コロンと落ちてしまったそうです。心優しい女性は、目の前で落ちた石を元の位置に戻してあげたのですって。ところがまた落ちてきたので、再び石を戻しました。ただそれだけ。

その後女性は何事もなく家に帰ったのですが、その夜、ヘイアウに同行した友人から、慌てて電話がかかってきました。

その友人は聞きました。「あなたの右手、大丈夫? なんともなってない?」。女性は自分の右手を見ましたが、もちろん何の異常もありません。訝しがる女性に友人が伝えたのは、なんとも妙な話なのでした。友人は問題のヘイアウで何枚か写真を撮ったのですが…。そのうちの1枚に、女性もばっちり写っていました。しかも女性の右手が、ボクシングのグローブ並みに、大きく腫れ上がっていたというのです! で、その友人が、心配してすぐ女性に連絡をくれたのでした。

くだんの女性のご主人はハワイ生まれで、信心深い男性だったよう。さっそく知り合いのカフナに来てもらったのですが、カフナは女性を見るなり言いました。「ヘイアウから霊を連れて帰ってきたね」。カフナが説明するには、ヘイアウにいた霊はその女性に惹かれ、そのため女性に向かってコロン、と石を転がしたんだそうです。優しい女性はそれを、元の位置に戻してあげたんですよね。そう、写真で腫れ上がって見えていた右手で、2回…。

その淋しい?霊がそのまま女性についてきてしまったわけですが、カフナの御払いを受けて、女性から去っていったそうです。良かった~。途中でカフナが、まだあそこからこちらを見ているよ、と隣のビルの屋上を指差したそうですが、その女性にもご主人にも、怪しげな影は全く見えなかったとか。この場合、見えなくて幸い…のような気がします(見えても困りますよね?)。

それにしても、なぜ女性の右手が腫れ上がってしまったのか。それについては明確な説明もないのですが、私が思うには、彼女は右手で霊とコミュニケーションしたというか。霊の転がした石を取り、元に戻したその右手が、何か霊的に反応してしまったのでしょうか? …もちろん、真相はわかりません。その霊に聞いてみないことには…。

俗に言う清らかなヘイアウ、癒しのヘイアウも、ヘイアウはヘイアウ。こんな話を聞くたび、ヘイアウにはやはり、用事がなければあまり出かけたくないな…と思ってしまう私です。ケアイヴァ・ヘイアウについては、1冊目の「ミステリアスハワイ」でも詳しく触れています。よかったらご覧になってみてくださいネ。











今回は純粋なハワイ・ネタではなく、スミマセン。

先日のコロラドの映画館での乱射事件、日本でも大きく報道されていることと思います。バットマン・シリーズ最新作の「ダークナイト・ライジング」オープニング上映で、男が乱射。6歳の少女を含む12人が死亡し、50人以上が負傷するという、とんでもない事件が起きました。いったい、何が面白くで鬼畜にも似た犯罪を犯すのでしょう!

さらにショックなのは、男が何の疑いも抱かれずに、銃の数々、そして6000発もの弾丸そのほかをネットで購入していたという点ですよね。西部開拓時代そのままに、アメリカでは今だに「自分の身は自分で守る」自由が尊重されているわけで、今回のような無差別大量殺人が起ころうとも、銃規制の動きにはつながらないみたい。私のような外国人には、その辺、どうも解せません…。

さて、昨日の話なのですが、息子がワード地区にある映画館に出かけると、そこでは3人の制服警察官が警備にあたっていたそうです。映画館で警察官の姿を認めたのは、昨日が初めてのこと。もちろん、あの事件の影響ですね。中央のロビーエリアに2人。そして、くだんの作品「ダークナイト」の上映シアターの入り口に警官が1人、立っていたそう。ああいう大きな事件が起きると、模倣犯が登場するのが世の常。しばらくは映画館+警察官という無粋な図が続くんだろうなあ…。もちろん、安全第一なので、こうなったら一生、警官に常駐してほしいくらいですが!

それにしてもアメリカ人よ、そんなに銃を拝んでどうするの? 系統的に、護身のためだろうが何だろうが、銃を持つ家庭では家族がその被害を受けることが一番多いそうなんです。たとえば手入れしていた銃が暴発して…とか。子供がいたずらで銃を持ち出して、とか。夫婦喧嘩の際につい銃を手にして、などなど。

私はコンドミニアム住まいですが、コンドの規則?で、銃を所有しているユニットはそれを事務所に告知することになっているよう(うろ覚えでスミマセン。もしかしたら単なるアンケート調査だったかも)。それによって以前、自分の住む階の2つのユニットに、銃を持つ人々が住んでいることを知りました。

ハワイといえどもアメリカ。銃を持つのとは全く違った意味で、自分の身を守る必要を感じてしまいます。賢く強く生きなければ…。

乱射事件の犠牲者の方々の冥福を、心よりお祈りします。


7月も終盤に入り、メキメキと暑くなっているハワイ。そんな中、この日曜日は、またもオアフ島最果ての地、カエナポイントに出かけてきました! 前回出かけたのは、5月。あの時は息子の学校の課題のため、州&連邦政府の双方から自然保護区として守られているカエナポイントで、ハワイ原生の鳥や植物、ハワイアン・モンクシールを写真に収めるべく、出かけたのでした。詳しくは5月6日から3連ちゃんで書いていますので、どうぞ読んでみてくださいねー。

今回は、前回よりもグッと早く家を出発し、朝8時過ぎにはハイキングを開始。別に行かなければならない学校の課題などはなかったのですが、何せ5月に訪れたカエナポイントがあまり美しかったので。家族4人で再訪したわけです。

終点であるカエナポイントの灯台まで、早朝から1時間半、元気に歩いたのですが、オアフ島でも最も乾いた地域であるカエナは、暑かった! 5月に比べて日の出が早くなっているし、今や真夏ですから、日差しの強さが前回とは違いました。往復3時間プラス、あちこち寄り道して4時間後に駐車場に戻ってきた時には、家族全員、へとへと。

ですが今回は、前回を上回る素晴らしい経験が待ち受けていました! モンクシールを目撃したのです! そのモンクシールは体長約1メートル。浅瀬で昼寝の真っ最中でした。鼻を水面ギリギリに出し、プスーッ、プスーッ、と寝息が遠くまで聞こえてきて可愛いいこと(下の写真の中央、灰色の丸太みたいなのがそれ。わかりますか?)。「きっとこういう浅瀬でなら鮫に襲われる心配もなく、寛げるんだろうなあ」と、ハワイアン夫。



そういう夫は沿岸でシュノーケルも楽しみ、「オアフ島でこんなにたくさんの魚を見たのは初めてだ!」と大興奮。エンジェルフィッシュ、パニニその他、透明度の高い海にはトロピカルフィッシュが五万?と泳いでいたそう。次は私も泳ぎたい!





ちなみにカエナポイント周辺には磯溜りのような場所がたくさんあり、透明な浅瀬には藻や海藻が生え、蟹や魚が泳ぎ、まるで天然の水槽のよう(どうぞ冒頭の写真をご覧ください)。…クタクタに疲れたカエナポイント遠征でしたが、そういう自然美に遭遇するたび、また出かけたくなるのです!