ゴジラ対メカゴジラ(昭和版&平成版) | mori17さんのブログ

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今回視聴したのは、1974年と1993年の「ゴジラ対メカゴジラ」で、BDとDVDで拝見しました。

 

1974年(昭和)

ゴジラ対メカゴジラ <東宝Blu-ray名作セレクション>

 

1993年(平成)

ゴジラVSメカゴジラ 東宝DVD名作セレクション

 

昭和版は約50年ぶり、平成版は約30年ぶりに拝見しました。

 

特に昭和版は、小学生の時に兄貴と映画館で観て、ものすごい衝撃を受けました。

 

このころのゴジラは、かなり子供たちにすり寄っていたので、子供の味方ゴジラだったわけで、それに対する悪としてメカゴジラが登場し、しかもあのカット割りのスピーディーさでメカ感をド~ンと出した登場でしたから、あの銀色の手首くるくるでフィンガーミサイルを無限に撃ってゴジラを攻撃し、目からの七色光線、首からの稲妻ビーム、膝や足の爪ミサイルなど、あまりの攻撃力に度肝を抜かれ、悪なのにとんでもなくカッコイイといった、当時の常識をぶっ飛ばし、後に「キカイダー」のハカイダーや「ガンダム」のシャアが出てくるまで敵キャラナンバーワンというもの凄い金字塔をぶち上げたキャラでした。

 

しかも偽ゴジラになって登場ですから、当時の日本作品には必ず偽物が登場するというのがお決まりで、「水戸黄門」でもニセ黄門さまが登場するのがお決まりでしたから、なのでメカゴジラもゴジラのフリをして登場しました。

 

正直、悪キャラが堂々と本物に成り代わり登場し、「サイボーグ009」の004(人間兵器)以上に派手な無限武器攻撃を繰り出すので、日本全国、いや世界中の子供たちがメカゴジラにやられてしまいました。(笑)

 

平成版は、社会人になっていたので落ち着いて観た記憶がありますが、ミニゴジラが登場したりと、あれ? これ大丈夫?ってな記憶があります。

 

こちらは、未来人だったかが作ったキングギドラの残骸を基に、地球側が建造したメカがメカゴジラで、まるで戦隊もののロボットのごとく人間が中に入って操縦してゴジラと戦います。

 

テンポ感よく、無駄に熱い男女たちがメカゴジラに乗り込み闘います。

 

ただ、うまく作り過ぎたがゆえに刺激がない感じで、そういった意味でも昭和版の衝撃は上回れませんでした。

 

昭和版と平成版ではやはり違いがあります。

・ゴジラの顔

・メカゴジラの立場

・宇宙人の有無

・その他登場怪獣

 

今回、こうして比べてみてみると、やはり子供の頃に刻み込まれた衝撃のせいか、昭和版の方がお気に入りです。

 

やっぱりあの圧倒的な火力でしょうか。

 

ゴジラとキングシーサーに前後で囲まれた時にこれどうなるの?って時でも、慌てず前と後ろへ同時に圧倒的な攻撃力を持って対処するなどヤバすぎます。

 

そして子供のころ思った、キングシーサーって要るの? って疑問ですが、改めて観てもほぼほぼ活躍はなく、メカゴジラの七色光線を反射した後は、岩の後ろに隠れて攻撃から逃げたり、更にはゴジラの後ろに隠れてフィンガーミサイルを避けたりといった感じで、最後の最後に、ゴジラがメカゴジラを後ろから羽交い絞めした時に、正面から日大の危険タックル並みの体当たりを仕掛け、メカゴジラの装甲を凹ませたのが唯一の活躍でした。

 

その後は巣穴に帰り眠ってしまったっていう終わり方です。

 

まるでプードルがドーベルマンに飛びかかったら、キャン!言わされ巣に逃げ帰ったような感じです。(笑)

 

BDのボーナス映像で、当時のメカゴジラ担当スタッフの中野昭慶さんと井口昭彦さんですらも、アレはかわいそうだったなと遠い目をして語ってらっしゃったのは大爆笑しました。

 

観客だけでなくスタッフもそう思ってたんですね。(笑)

 

とはいえ、メカゴジラへのキングシーサーによる日大の危険タックル並みの体当たりは、「コブラ」のラグボール編へと受け継がれこれを再現しています。

 

よかったね、シーサー。

 

さてさて、本作のMVPですが、昭和版が圧倒的に面白かったのでこちらから選出いたします。

 

ほんで大興奮したメカゴジラのカッコよさと言うのもいいのですが、他にも面白シーンがいっぱいあり、他のところから選びたいと思います。

 

博士のパイプや謎の宇宙酒、鍾乳洞の扉スイッチ、スペースチタニウムなどといった小道具、メカゴジラのリベット打ち装甲のカッコよさ、更には沖縄の爺ちゃんがジャッキーチェンの映画に出てきそうなキャラだったり、宇宙人たちのサル顔が「猿の軍団」を彷彿させる仕上がりだったり、キングシーサーを目覚めさせる歌がガチの昭和歌謡だったり、さらに宇宙人がめっちゃ悪役で、独身女性の部屋にピッキングしてこっそり無断侵入したり、牢獄サウナで博士たちをアツアツにして蒸し殺そうとしたり、そうかと思うと車に爆弾を仕掛けエンジンをかけたら爆死といったマフィアな殺し方、それに対するインターポールが負けじとチンピラ風ないで立ちだったりといった、あれ? これ何の映画だっけ? といった小細工が多種多様過ぎて迷いましたが、今回は流血表現にします。

 

ゴジラもアンギラスも大宇宙ブラックホール第三惑星人も、流血ドバドバで、今ならR指定になるであろう血の噴出具合がやばかったです。

 

子供が多く観る作品なのに、情け容赦なしに流血させるなんてさすが昭和としか言いようがありません。

 

ということです。

 

 

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