昨年末私の中で熱かったササキ.ヤスの店
（なんのこと？と思われた方は是非こちらから→『話は続く』）
テナント募集ということで不動産サイトに情報が出ていたわけですが、掲載されている周辺の写真を見てハッとしました。なぜハッとしたのかと言いますと、そこに行列がうつっていたからです。
写真の構図的には左手にササキ.ヤスの店、そして通りを挟んで右側に行列です。私は記憶を掘り起こしました。ヤスの店の向かいには何があったっけ・・・・
あ゛！！！！！
思い出しました。そういえばヤスの店の前に『餃子の王さま』なるヘンテコリンな店があったのを思い出しました。なんだかヘンテコな店だなぁと思ってほんのちょっとだけ眺めていたのですが、ヤスの店の引力の方が強く、というのもその時そのヘンテコリンなお店はやってなかったんですよ。
一階は中華っぽいけれど2階は大きな赤枠の窓越しに雑然とものが置いてあるのが透けて見えて、出版社か何かの事務所が入っているっぽい不思議な外観、そして入り口には真っ黄色の新しめなホロに『餃子の王さま』と、これまたなんのひねりもないゴシック体で書かれてあったのです。
中華料理屋と小さな出版社か何かが入った共有入り口の賃貸ビル、餃子の王さまの方は元々あったラーメン屋の居抜きで数年前に入ったのだろうか。だとすればお昼になると2階から『いつものやつよろしく〜』なんて言われて餃子の王さまのバイト君が2階へ餃子ライスなんか運んだりして、出版社の人らも『おトイレ借りま〜す』とか言って時々下に降りてきたりして。それにしてもこの濃い界隈で、まだまだ新入りの餃子の王さまはうまくやって行けるのだろうか・・・。そんな風に勝手に決めつけて『ふ〜ん』なんて思いながら、心はすっかりヤスの店に持っていかれそのまま通過していたのでした。
ところが、この度ヤスの店の周辺写真に写るこのヘンテコリンなお店『餃子の王さま』の前に、行列が出来ているではありませんか。なんで？私は慌てて『餃子の王さま』と検索してみました。すると、
ミシュランガイド認定
なんだって？？ミシュランだと？？なんだってぇぇ？？？
私が『なんかヘンテコリンだなぁ〜』と思っていたお店はなんとミシュランガイド認定のお店だったのでした！しかも3年連続、ショーゲキが走りました。しかも餃子の王さま1954年創業の超老舗や〜ん！
餃子の王さま、本当にごめんなさい！ヘンテコリンだなんて言ってごめんよぉ！２階の出版社と共有入り口の新入りの餃子屋なんて言って本当にごめんだよ〜。2階にも席があるすごいお店だったよ、うわぁ〜！たまたま休みの日か休憩時間の時だったのか、そんな時に見たからというのもあると思うけれど、そう、あの新しいホロにきっとだまされたのだと思います。ここ、気を付けるポイントだったんだ、そうだそうだった〜！
そうなんです。長く続けているお店は外観が古くていい味だしているばかりではないのでした。長く続けている分、その時々に手入れをしながら、部分的に新しくなるということが往々にしてありますよね。例えばここみたいに
こんな感じでね。
修復した時に業者にデザインの希望など聞かれても『いいよ、赤けりゃ！』なんて言って『じゃあ店名はどんな文字で？』と聞かれても『いいよ、読めれば普通でいい！』『えぇそんなこといっても、じゃあ美味しいとかラーメンとかいれましょうか？』と提案するも『いいよ、店の名前だけで！』『えぇ〜そんなほんとですかぁ〜？ちょっとさびしくないですかぁ？』『いいんだよ！』なんて感じだったんだろうなと（ここも勝手な想像ですが！）。
このパターンがあるのを私はすっかり忘れていたのでした。見抜けなかった私はやはりまだまだ４級です・・・。ミシュランが見抜けなかったというより、餃子の王さま、絶対私のツボ系の町中華でした。修行が足りんね、私！
餃子の王さまはそんなわけで写真すら撮っていなかったので、みなさまよろしければ是非『餃子の王さま』と検索してお店の黄色いホロ看板やその他諸々を見てみてくださいませ。↑このパターンだから！
ちなみに、餃子の王さまの並び、ヤスの店の斜向かいにはこんなお店もありました。
調べてみるとここもかなりスゴイお店のようでした。カセットテープも置いてるみたい！
とにかく強者だらけの、すごいゾーンです。
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本年もどうぞよろしくお願いします！
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