9月1日
下校途中の女子生徒を見て
「なんで女子はスカートなのだろう」
と思いながら向かったのは母校の中学校。
校舎の外には
まだ下校せず地べたに座る生徒と
その指導にあたる先生の姿があった。
「なんだか懐かしい光景だな」
と郷愁に浸る。
中学生の頃
私服では一切着用しなかったスカートを
「これを着なければ学校へは行けないんだ」
と自分に言い聞かせて抗うことをやめた。
「こういうものだ」
とただ飲み込むことしかできなかった。
思春期という多感な時期に
出会う身近な大人は先生だった。
尊敬や憧れなどを抱くことはなく
「なんでこんな大人しかいないんだろう」
と生意気にも不信感を胸に
「こんな大人になるもんか」
と中学を卒業した。
そんな母校に再び
LGBTQに関する職員研修の講師として
私は卒業以来初めて訪れたのでした。
母校というのはやはりちょっと特別で
当時の青い複雑な感情もありましたが
一時間の研修を終えたあとには
中学生の自分がようやく成仏したような
そんな不思議な感覚がありました。
あのとき声にできなかったけど
あのときは伝える気もないほど諦めていたけど
「こんな大人もいるんだ」と
「こんな学校もあるんだ」と
そう言えるように
今の自分ができることを
やっていきたいと改めて思いました。
このような機会を頂けたこと
このように地元でも活動できるようになったこと
それは自分の力だけではなく
多くの人の支えと理解と協力があってのことだと
感謝と感慨に浸りながら
「次は生徒向けだな」
と決意を新たにしたのでした。
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