カミングアウト!!~「夢を語る」授業~ | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

今日体育心理学の授業で

「夢を語る」について学びました。

そしてなんとこの授業で

一人一人に教授が質問をしてきました。

「君の夢は何?」

って。

うちの席は右端の前。

左端後の人から一人ずつ聞かれて答えていく。

このとき受講者は男女合わせて19人。

みんな保健体育専修で3分の2近くが男性です。

先生も合わせたら合計20人。

部活が同じだった4人と以前居酒屋にてカミングアウトした1人

その5人以外はうちの性に関してどころか

深い話すらほとんどしたことはありません。

でも夢を語らせてくれるなんて願ってもない機会じゃないか!

そう思いながら静かに自分の番を待ちました。

(ドキドキ・・・)

いよいよ次となったときには

(ドックン・・・ドックン・・・)

身体が心臓の音とともに振動しているのを感じました。

今までにない緊張。

そしてついに・・・

教授)「君の夢はなんなん?」

あめ)「夢がありまして・・・。」

教授)「ん?」

あめ)「夢がありましてー・・・社会を変えるっていう。」

あめ)「ちょっと語っていいですか?」

教授)「ええで。」

-席を立って後ろを向く-

-目の前に広がる多くの人の顔を前に覚悟を決める-

あめ)「まず夢を語る前にみんなに知っておいて欲しいんだけど

うちは昔からスカート履いた時とかに違和感があって。

自分じゃないって思ったりもして。

でも自分が男か女かって聞かれたら今は『わかりません』

って答えています。

男と女しかないって思っている人はきっと

この中にも多いと思うんだけど

それ以外もあるんだよって

黒と白だけじゃなくてグレーもあるんだよっていうのを

ただ広めたいんです。

そのためにはまず身近からということで

こうやって機会があれば話すようにしています。」

そう話して席に着きました。

気になる教授の反応は・・・

「自分らしく生きるってことやんな?」

「ええやんけ!」

満面の笑みで言われました。

そしてジェンダーの話や在日韓国人の話などにも話を広げ

またうちに焦点を戻す。

教授)「ええやんけ。」


あめ)<コクン>


教授)「勇気あるやんけ。」


あめ)<ニコッ>


やべ・・・泣きそう。

しかもそう言われたとき

うちの隣に座っていた女子サッカー部の一人が

うちの方を見て笑顔を見せてくれた。

よかったねって感じで。

さらに泣きそうになった。

無論我慢したけど。

この教授は理解者としてだけでなく

みんなに対して働きかけもしてくれました。

「みんなも協力したらなあかんで。

でもただ聞いてあげるだけでいいねん。」

ありがとー教授!!

うちはこの教授を大好きになってしまったようです(笑)

そして最後にはうちの目を見て一言。

「いいと思います。自分らしく生きてください。」

大好きだー教授!!(笑)

そんなこんなでカミングアウトを終え

次に気になるのは受講者の反応。

まだはっきりしたものは見えてこない。

けど今まで遊んだこともなかった人から

先ほどメールがきました。

「暇しとるから遊ぼ。

いろいろ話したいし。」

って。

元カレを除いて初の男性です。