リベンジというのは
本当は2人目に話そうと思っていたけど
残念ながら話せなかった人がいたからです。
詳細は「カミングアウト計画
」にて。
この人は高校の部活のコーチ。
実は「勝手な仲間意識はケガの源
」でも登場しています。
今はコーチという枠をこえて友達として関わっています。
名前を「ラセン」とします。
なぜラセンにリベンジをすることになったのかというと
成人式の日に中学時代の親友にカミングアウトした時に
「あめは男としてか女としてかどっちで生きていくん?」
と聞かれたんです。
身体をどうするかとかじゃなく
自分の心はどっちとして生きていくのかということです。
その2択を迫られました。
でもうちはその間
つまりどちらでもないという立場で生きていこうと
つい最近落ち着いたところでした。
それでいいしそれが自分の性だと思っていました。
でも親友にそう言われて
揺らいでしまったんです。
そしたらわけわかんなくて
自分を見失いそうになって
とりあえず誰か別の人にカミングアウトして
整理しようと思いました。
そのときに思い浮かんだのがラセン。
ラセンは親友と同じ大学だったという偶然もあり
今話すべき最適の人だと思ったわけです。
夜遅かったのでとりあえずメールを送ってみる。
やぱ起きてた。
電話をしていいか聞いてみる。
予想通りいいとのこと。
あれ・・・なんか電話かけれねぇ・・・。
ここにきて迷ったためしばらく一人で葛藤してみる。
しかしラセンから再度メールがきたのを機に
ようやく電話。
同性愛者であることをカミングアウトし
性同一性障害のことを聞いてみました。
その後に親友との会話についても話しました。
うちが「男か女かわからない」という性であることに
「それでいいじゃん」というラセン。
自分で突き詰めた性をそのまま肯定してくれるその言葉に
正直涙が出てしまった。
結局1時間半くらい話しました。
電話を切ったときには
ちゃんと自分を取り戻せていました。
ラセンのおかげで。
でも安心する一方で
自分はまだまだ弱く未熟であることを感じたため
またこれから自分というものを相手に
苦悩する日々を過ごさなければならない気がします。
でないとまた
簡単に崩れてしまうから。
そういえば成人式の前日に神社でくじを引いたら
「末吉 卵を以って石に投ずるが如し
もろき卵をもつて、堅き石に投ぐれば、直ちに砕くるがごとく、
このおみくじの人、身に備わりたる才能に応じて行動すべし」
と書かれていました。
まさにその通り。
今のうちは「もろき卵」にすぎないようです。