カミングアウト!!~中学時代の親友に~ | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

成人式のあとの中学校の同窓会。

卒業以来会ってない人ばかりでしたが

変わりなく・・・

というのは嘘で

みんなそれぞれ自分の色を持っていました。

でも相変わらず

声を掛けてくれるのは嬉しかった。

そしてずっと会いたいと言ってくれていた

親友にも会いました。

成人式で会ったときに

「話したいことがある」

と言われていたので何だろうなー

って思ってたら

立食パーティーが行われている真っ最中に突然

「あめは男を目指してるん?」

って言われて

「とりあえず向こうで話そっか。」

と端にある椅子に座りもう一度確認してみる。

「男を目指してるかって?」

詳しい話を聞くと

その親友の大学に性同一性障害の友達がいたり

授業で勉強したことで

あめはどうなんだろうって疑問に思っていたんだとか。

「目指してはないよ。」

と答えて

自分の性について語ってみる。

けどお酒が入っていたこともあり言葉の選択を誤った・・・。

「男とか女とかどうでもいいっていうか。」

その言葉に親友は

「えー!おまえの気持ちはわかるけど表現が悪いかも。」

とごもっともなご指摘。

その後は言葉にも気をつけながら話していたが

同窓会ということもあって長話はできず

続きは三次会の居酒屋で。

話を聞いた親友はうちを「第一段階」と表現しました。

あまり知識がなくて知らなかったんですが

3つの段階があるそうです。

第一段階が服装。

第二段階がホルモン注射。

第三段階が性転換手術。

また性同一性障害の友達の話もしてくれました。

でも話を聞いていてもやはりうちとは少し違う。

特に大きく違ったのは

うちはこの身体でいいと思っている点。

「男です」と言えない点。

性同一性障害と同性愛者の違いってなんだろう。

そして自分は性同一性障害なんだろうか?

そんな疑問を土産に旧友との再会は終わりました。

ちなみにこの親友はもちろん理解のある人で

別れ際に「あめ大好きだよー!!」って

道路の反対側から叫んでくれるほどです(笑)

今回のカミングアウトでは

自分の知識のなさと自分の弱さを痛感しました。

そして

ようやく掴んだ「自分」というものを

また手放さなけばならないときがきたように思います。