前回 : 秘境探検~♪(Part27

 

 まわりからの期待は大きいのに、

 書いている本人がいちばんやる気の無い…「秘(笑)。

 やんなっちゃうなぁ~、数えてみたら、
「秘シリーズをもう27本もわたしは書いている(涙)。

 ズルズル…、だらだらと…。

 そういう“シリーズもの”で言うと、わたしがいちばん長く続けて書いたのは…例の「ChatGPT」に象徴される
についてでした。

( ⇒ コチラ


 あの時は、茂木健一郎さんのツイッターでの発言にカチンと来て、その勢いで、(1)~(10)まで何とか書いたのですが、「秘は、それをしのぐ27回ですからね…。

 

 まぁ、いいや。←いいんかい…。

 

  

 

 

 

 まず、はじめにきょうの「秘境探検」の…クイズ(笑)。

 こちらの桜は、さてさて…どこの桜でしょうか?


 但し、こちらの桜は、このブログしか読んでいない人にはムズカシイと思いますが、ふだんわたしと珈琲とか飲んでいる人は、超カンタンな問題だと思います。だって「世界一小さい図書館」からも徒歩圏ですし、わたしのまわりで、この場所を知らない人は、おそらく居ないでしょうから。

↑ダカラ、ワタシノ友ダチデ正解ガワカッタ人ニハ…ウーン、缶コーヒー1本デイイデスカ?

 

 

 


 ことしは、ここの桜を見ながら、いろいろと考えました。

 ひとつは、ここの桜 … それはそれは、きれいなのです。


 ここのところ、都内だと「目黒川」の桜が何かと話題になって、その季節には多くの人出でにぎわうそうですが、「お花見」というのは、こっそりと(好きな人と手をつないで)出かけるのがいいのであって、人並みにもまれながら…「こっそりと行けないお花見」なんて、「熱々の冷やし中華」「冷めきったビーフシチュー」みたいに、意味がワカリマセン。

 こういう例って、よくよく考えてみると、別に桜に限りませんね。

 世の中では「これがいい」「あれがいい」って人々が言うのですが、実は、そんなことは全然なくて、
それ以上にステキなモノや人というのは、いくらでもあるのです。 

 

  

徳永敏(鹿児島)「パーキンソン病のスエ子」〔部分〕

 2022年7月5日ブログより


 たとえば、絵などもそうですね…。都内では「過去に類を見ない〇〇展」「美の精髄、〇〇の軌跡」など、いろんなことを言って、鳴り物入りで美術展が開催されるのですが、たとえば、過去に取り上げた徳永敏さんの「パーキンソン病のスエ子」なんて、わたしはすごい名画だと感じるのです。

 もちろん、「〇〇がすごいぞ~」とまわりから言われてその絵画展に出かけることも悪いことではないし、桜を見に行くのでも有名な観光地に出かけたっていいのです。でもね…、そういう鳴り物入りの絵画展や観光地の桜だけではなく人の心を動かす絵画や小説や映画等が存在するということ、わたしは、このことを多くの人に言いたいです。

 

 

 

 


 あとは、今年は、同じ場所の桜を2度も見に行って、

 ふと…エドナ・セントビンセント・ミレー(1892~1950)のあの言葉を思い出したのです。

 「平和とは、どこかで進行している戦争を知られずにいられる、つかの間の優雅な無知だ」

 そうなのです、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻(注)


(注)この言い方は、ほんとうは誤りです。ロシアによる

ウクライナ侵攻は少なくとも2014年から続いていました。


 その当時は、わたしたちは、ウクライナのニュースに関心を払っていましたが、いまはどうでしょう…、戦争(=無差別の連続通り魔的な殺戮)は、いまも続いている…と言うか、2年前よりもさらに混迷の度を深め、平和的な解決が遠のいているようにも思えます。

 

 

 出典:BBCニュースより

 ロシアのプーチン大統領は2022年9月、ウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州、南部のザポリージャ州とヘルソン州の4つの州で「なんちゃって住民投票」を実施し、9月30日に一方的な併合を宣言しました。これってかつて日本が満州国建国や、韓国併合、そして「琉球処分」で使った方法と(根っこの部分は)同じです。


  

 

 

 きょうの「秘境探検」の桜の写真は、2024年4月8日(夜)と

4月11日(昼間)の2回に分けて撮ってみました…。


 いま、わたしたちが送る暮らしの中で、わたしたちは桜を愛でることが(とりあえずは)出来ますが、でも、広く世界に目を転じれば、それが出来ない人々もいますし、同じ日本でも、放射能に汚染された地域で、これまでのように桜を眺めることのできなくなっている場所もあります。

 そういう…過酷な現実も(わたしたちは)忘れてはいけないのだと、わたしは夜桜の下で思った次第です。

 

 ( お し ま い )

 

福島県三春町の桜…(出典は…コチラ)。「三春町」と聞くと、

わたしはその地にお住いの武藤類子さんのことを思い出すのです。




◆ ハマム・アロー医師の言葉( 2023年12月29日ブログ )

もう…いいかげん、目を覚まさないと!( 2023年1月19日ブログ 

続:「ゆで蛙」に…ご用心、ご用心!( 2023年5月15日ブログ )