8月の日曜日、都内をぶらぶらしていたら、ごくふつうのワンルームのアパートが…。ただ、そこの住人の洗濯物の干し方が、とんでもなくオモシロかったのです。だって…木造ボロアパートとかならわかりますよ…。近所の駐車場のポールに布団を干して、そこの管理者から「洗濯物や布団を干さないでください」って貼り紙をされる…。上のアパートには、物干しスペースは無いのかしらん…(2023年8月20日、都内にて。以下同じ)。

 

 

 それにしても、これ…同じ部屋の人が干しているとすると、ちょっと洗濯物、多くないですか…。まぁ、人のウチの洗濯物にとやかく言っても仕方ないのですが。


 上の写真の洗濯物を見た日に、わたしはとんでもない「数字」を目にしました。それは…わたしの好きな『なんでも鑑定団』という番組の中での、あるGパンのおねだんなのです。

 

 


 いいですか、みなさんもよく履いているGパンですよ、


 

 

 

 

 

 

 

 

 


何 と …

 


 2000万円 でした。


 はじめ…、「0」がたくさん続いて…

 あっ、2万円…、いや値段がまだあがるぞ、20万円だ…、あっまだ「0」が続いていく…え、「200」万円だって。それなら、車、買えるじゃない…なんて思っていたら、さらに「0」がもうひとつ続いて…「2000万円」と表示されて、わたしは、とってもびっくりしました。

 

ぽってりフラワー


 みなさんは、現金で1000万円て、見たこと(ORさわったこと)ありますか。

 わたしは無いのです。

 よく聞く話では、ウィスキーの「空箱」に、1000万円がちょうど入るようですね…。だから、むかしは、ウィスキーのボトルに「現金」を入れて、相手方に渡すようなこともあったとか…。

 

ぽってりフラワー


 わたしなんか、「1000万円」を見たことが無いですから、

 その10倍、1 億 円 なんて見たこともありません。

 ただ、「1億円」は、想像はできます。1000万円分の入ったウィスキー空箱の、ちょうど10箱分ですから。そして、「ウィスキー箱」10個分ぐらいなら、現金1億円というのは、自室に隠し持っておくことはできそうです。

 

ぽってりフラワー


 では…。

 「1兆円」はどうでしょう…。

 「1兆円」は、ウィスキー箱(1000万円入り)に換算すると、10万箱分ですから、おそらく自室には収まりきらないでしょう。  

 て言うか、ウィスキーの箱、そもそも「10万箱」分て想像できないでしょ? ウィスキー箱の「1000箱」分(=100億円)だって、なかなか、その分量は想像しにくいです。


 その「1

 なのです。

 ↑ほーら…だんだん想像力が追いつかなくなって来たでしょ?


ぽってりフラワー


 どうして、そんなべらぼうな金額をあげたかと言うと、日本政府(という名前の「サークル活動」)に属しているオジさんたちは、昨年12月に、日本の軍事費を「5年間で43兆円」増額することを決めたからです。

 5年で43兆円ということは、1年で8兆6千億円です。


 ハン。

 もう、とにかく「1兆円」という数字を聞いただけで、ふつうの人の頭の中の「数字メーター」はふり切れるのに、8兆円ですよ…、ハッチョー円!ゲッソリ ゲッソリ ゲッソリ

 

ぽってりフラワー


 そうそう… この感覚はあれと同じですよ、

グラサン 3億年に1秒狂う 原子時計 と、

グラサン 3000億年に1秒 狂う 原子核時計 みたいなものです。

 わたしたちの中で「3億年に1秒」と言われても「3000億年に1秒」と言われても、そのちがいが、ぴんと来ないのと(年に8兆6千億という数字のベラボーさというのは)似ているのではないでしょうか。

 8億円は高額です。

 8000億円も高額です。

 その8000億円の10倍が、8兆円になりますが、そのちがいなんか、わたしたちは(その数字が、ケタちがい過ぎて)もはや実感できないのです。

 8万円をパチンコですってしまった…というのと、8000万円を株ですってしまった…ぐらいが、リアルな想像ができる組み合わせです。でも、もう、1兆円と言われると、何が何だかわからない。

 まして、1年間の軍事費(防衛費?)8兆6千億円と言われても…、わたしたちも想像できないし、たぶん、予算を組んだ人も、その金額の大きさは実感できていないと思います。

 

ぽってりフラワー


 ひとつの目安としては、

  星 18歳までの医療費無償化

  星 大学までの学費無償化

  星 年金額の「プラス5万円」増額 … など、

 ちょっとやそっとでは、実現がむずかしそうな改革というのが、だいたい…(ホント、おおざっぱに言うと)「1兆円」あれば、その改革ができるのです。

 だから、1年で「8兆6千億円」という軍事費アップは、そういう「1兆円」レベルの改革8つ分(をドブに捨てる)ということです。

 

ぽってりフラワー


 わたしのものすごく素朴な疑問としては、ほんとうにいま… 軍事費を、年8兆億6000億円も増やす必要はあるのでしょうか。

 この数字の具体的根拠は、十分に示されていないように、わたしは思います。
 と言うか、福祉や教育の分野に予算を割かずに、どうして…これだけの巨額の軍事費を費やさなければいけないのでしょうか…。

 「中国の脅威」「北朝鮮の脅威」。こういうことが、言わば、仮想敵として掲げられ、それ(=仮想敵:妄想)に向けて、予算が「だだ洩れ」的に計上されているようにしか思えません。


 非 常 に 危 険 な 状 態 だ と 思 い ま す 。


 ( お し ま い )

 

(こちらのみ、2023年9月3日撮影。都内にて)

 


大 事 →  「国防こそ最大の福祉」…!?( 2022年12月21日ブログ 

  公 金 横 領 、総額 86 億円!?  2021年1月5日ブログ )