伊予の経営コンサルタントのブログ -37ページ目

こんにちは! ビジネス力向上トレーナーのみのりんです!!


今日も早速お題に行ってみましょう。昨日24日付、日経新聞の四国地方面に、私の知人(金融機関勤務時代の先輩)が行っている事業が掲載されていましたので、今日は少し趣向を変えてこちらをご紹介したいと思います。


これは、「八幡浜お手伝いプロジェクト」という地域活性化の事業になります。みかんで有名な愛媛県の中でも有数の産地である八幡浜市で、農家の人手不足を補うことを目的に昨年スタートしました。


内容は、有償ボランティアの紹介事業となります。ボランティア希望者はみかん農家で収穫等の作業を行い、報酬として八幡浜市内の商店で使えるクーポン券をもらえます。農家と参加者、そして地域経済の「三方よし」を目指した仕組みになっています。


記事に紹介されている本事業のプロジェクトリーダーである北川裕子氏は私の金融機関時代の先輩で、現在は松山市で「VOCE(ヴォーチェ)」という結婚相談所を経営されています。このプロジェクトも、本業の結婚相談業の展開を模索する中で「(県内一の都会である)松山と八幡浜をつなぐ活動を考えて欲しい」という要望から生まれました。


私は大阪で4年、東京で6年サラリーマンをやりましたが、「愛媛出身です」と言えば必ず「みかん」「ポンジュース」と結びつけて憶えられたものです。それくらいブランド化が進んでいる愛媛のみかんですが、現状は生産者の高齢化が進み、産地の維持が危ぶまれているのです。


本プロジェクトは松山と八幡浜を結ぶ、というコンセプトから始まりましたが、ボランティア希望者の居住地は問いません。先日北川さんにお会いした際にも、東京から参加されている方もいらっしゃるとおっしゃっていました。秋から冬にかけての収穫期には、シャトルバスや安価な宿泊先なども案内していただけるそうですので、興味のある方はせひご検討ください。


「八幡浜お手伝いプロジェクト」のHPはこちら↓

http://www.yawatahama-otetsudai.com/


株式会社VOCEのHPはこちら↓

http://www.e-voce.jp/


それでは、また!! 猛暑が続きますが、どうぞよい週末を!!









こんにちは! ビジネス力向上トレーナーのみのりんです!!


今日も早速お題にいってみましょう。本日付日経新聞朝刊3面、「インドネシア『改革』選択 次期大統領にジョコ氏」という記事から思うところを書いていきます。


記事の内容ですが、ユドヨノ大統領の後任を決めるインドネシア大統領選挙で、庶民派とされるジョコ・ウィドド氏が激戦を制し、次期大統領に決定したことを伝えています。


記事ではほかに、ジョコ氏がジャカルタ州知事時代に日本の円借款事業で地下鉄建設を推進したことなどを紹介し、我が国にとってインフラ整備の投資チャンスになるというトーンで伝えています。このあたりはいかにも日経らしいですね。


現状、インドネシアのような新興国は自国でインフラ整備を行うことが難しい状況にあります。なぜかというと政府にお金がないからです。そのあたりを数字で確認してみましょう。


以下は、ASEAN主要国のGDP構成比、ならびにGDPに占める政府歳入の割合です。


  インドネシア タイ ベトナム マレーシア
個人消費 56.0% 53.5% 68.9% 50.1%
政府支出 9.4% 13.3% 6.8% 13.9%
設備投資 32.7% 28.2% 30.4% 26.2%
歳入対GDP比 15.8% 20.2% 25.2% 21.0%


これを、欧州先進国および日本の数値と比較してみましょう。


  イギリス ドイツ フランス イタリア 日本
個人消費 66.5% 57.6% 57.6% 60.0% 61.0%
政府支出 21.4% 19.4% 25.1% 20.6% 20.7%
設備投資 13.8% 17.5% 18.7% 17.6% 21.6%
歳入対GDP比 41.1% 45.3% 51.5% 47.6% 34.7%


特徴として言えることは、

・政府支出(つまりインフラなどの公共投資)の割合がASEAN諸国は総じて低い

・GDPに占める政府歳入の割合が、ASEAN諸国は総じて低い

ということです。


ここから導き出されるのは、

政府が国民から税金を取れていない→政府にお金がない→だから公共投資ができない→だからインフラ整備ができない→だから外国資本に頼る・・・という構図です。


ASEAN諸国で徴税率が低い理由はいろいろあると思いますが、煎じ詰めれば、「国民が政府を信頼してない」というところに行きつきます。集めた税金を役人や政治家がちゃんと公共の福祉に使ってくれる、という信頼感がなければ高い徴税率は実現できないのです。


国家国民の成熟度は、意外にもこんなところに表れるのですね。その意味では、日本の歳入対GDP比34.7%という数字はなかなか示唆的です。ASEAN諸国よりも高く欧州より低いということは、国家と国民の信頼関係もまたASEAN以上欧州未満というところでしょうか。日本の場合は税金を取れない分国債という形で国民から借金して資金調達しています。国民からしてみれば、「税金の使い道は信用できないけど、貸した金を返してくれるくらいの信用はしてやってもいい」ということでしょうかね。


いずれにせよ、国家の成熟度を測る指標として、この歳入対GDP比に注目してみるのは面白いかもしれません。


それでは、また!!


※データ出所

https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/rankorder/2221rank.html?countryname=Indonesia&countrycode=id&regionCode=eas&rank=190#id




こんにちは! ビジネス力向上トレーナーのみのりんです!!


今日も早速お題に行ってみましょう。本日付日経新聞朝刊1面「『プロ経営者』の戦い 奉公人では務まらない」という特集記事から思うところを書きたいと思います。


内容は、8月から事実上サントリーの新社長に就任する新浪剛史氏を取り上げたものになっています。ご存じの通り、新浪氏は三菱商事からローソン社長に転じて業績を回復させたことで有名で、今回のサントリー社長就任もその手腕を見込まれての流れと言われています。


今回の動きに関連して、「日本にも『プロ経営者』の時代が到来した」という言説を最近よく見かけます。例として、グラクソ・スミスクラインから武田薬品工業の社長に転じるクリストフ・ウェバー氏、日本コカコーラから資生堂社長に就任する魚谷雅彦氏、日本マクドナルドからベネッセ社長に就任した原田泳幸氏などが取り上げられます。


正直、私はこの「プロ経営者」という呼び名に違和感を覚えます。「プロ経営者」の定義とは何なのでしょうか? 「プロ経営者」がいるなら、「アマチュア経営者」もいると言いたいのでしょうか? 「プロ」と「アマチュア」の違いって何ですか???


報道などを見る限り、「プロ経営者」とは、他社で実績を上げた人を招へいする場合のことを言うようです。それならば、創業家出身の社長やサラリーマン社長はすべて「プロではない経営者」ということになってしまいます。それっておかしくないですか?


プロ野球の監督に例えると、外部招へいされた日本ハムの栗山監督やロッテの伊東監督は「プロ監督」で、生え抜きの内部昇格だった巨人の原監督や阪神の和田監督は「アマチュア監督」ということになってしまいます。そんなこと言う人いませんよね?


はっきり言いますが、経営者には「プロ経営者」と「アマチュア経営者」がいるのではなく、「良い経営者」と「悪い経営者」がいるだけです。


議論すべきは「プロ」かどうかなどということではなく、「その経営者がその組織で成果を上げられるか」ということです。そして、その成果とは顧客にとっての成果なのか、従業員にとっての成果なのか、株主にとっての成果なのか(もちろんこれら全員にとっての成果になるのがベストですが)を明確にすることが大事です。そこには「プロ」か「アマチュア」か、などという議論は入る余地はありません。サッカー日本代表の新監督は、日本のナショナルチームを強くできるかどうかという観点で評価されるのであって、彼がプロかそうでないかで評価されるなどというのはナンセンスです。これと同じです。


「プロ経営者」などというのは、MBA信仰に基づいたアメリカかぶれの幻想でしかありません。少なくとも私は、これからこの類のニュースが出てきたときはちょっと斜に構えて文脈を読んでいきたいと思っています。


それでは、また!!