こんにちは! ビジネス力向上トレーナーのみのりんです!!
今日も早速お題にいってみましょう。本日付日経新聞朝刊13面、「韓国物流の筆頭株主に オリックス、120億円を出資」という記事を見ていきます。
内容ですが、オリックスが韓国・現代グループの大手物流会社である現代ロジスティクスに出資する、というものです。出資比率は3割程度で、韓国内の別会社と共同で筆頭株主になるとのこと。投資の理由は「宅配事業の伸びや海外事業での成長が見込まれる」からで、将来的には「投資先企業の企業価値を高めた上で、株式の売却を検討する」出口戦略を描いているようです。
ズバリ、今回の出資の目的は、「将来の中国における物流事業展開のテストケースにする」ことだと思います。
宅配事業の可能性を探る上で、前提となるのは道路インフラの整備状況です。以下、私が拾ってみた数字をご紹介します。
| 日本 | 韓国 | 中国 | |
| 国土1平方キロメートルあたりの道路延長 | 3.20km | 1.05km | 0.42km |
| 道路総延長に占める高速道路の割合 | 0.64% | 3.60% | 2.07% |
※データ出所:https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/geos/us.html
日本は、中韓に比べて、1平方キロメートル当たりの道路延長が長い代わりに、高速道路の割合は低くなっています。これは、日本が幹線道路整備以上に、生活道路の整備にお金をかけてきた結果です。このきめ細かな道路網の発達が、世界一正確と言われる日本の物流・ロジスティクスを支えているのです。
今回の出資で、オリックスは、「日本ほど生活道路の整備が進んでいない韓国での宅配事業の可能性」を見極めようとしているのではないでしょうか。その上で、自社が持つ経営資源のうち、何が使えて何が使えないかを確認したいのではないでしょうか。
その先には、道路の整備状況が似通っている中国への展開が視野に入っていると思います。いわば、韓国を中国のテストマーケティングの市場として捉えていると考えます。
今回の動きを韓国側から見ると、現代グループのキャッシュ・ポジション改善という狙いもあるようです。正直、政治の世界での日中韓の対立は容易に解決しないと感じますが、ビジネスではこのように、お互いWin-Winの関係を築くことが、地域の安定のためにも大切だと思います。
明日は所用によりブログの更新ができませんm(__)m 少し早いですが、どうぞ良い週末を!!