キャンプツーリング2日目 後ろ髪惹かれながら帰路につく  | 4バルブ的人生航路

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最近は、ほぼバイク関係の記事です

6月9日

 

ここ、摩周の森キャンプ場は、去年の秋に利用したときは、クルマの通行音が非常に気になりましたが、当時と気圧が違うせいなのか、今回はまったく気にならず、朝まで快眠でした。

 

朝4時に目覚めたので、ほぼ8時間寝ることができました。

 

天気の方は、もう今にも雨が降りだしそうな曇天ですが、雨雲レーダーを見ると、しばらく雨は降りませんと出ています。

 

それでもこの空模様なら確実に雨は降るだろうと思うも、やっぱりこのまま直帰する気にはなれませんでした。

 

 

6時過ぎには撤収完了。カップ麺の「大吉」を頂いたら、ちょっとだけのつもりで弟子屈をウロウロすることにしました。

 

 

葉の透過性が高い新緑は、晴天より曇天の方が色合いが良いのです

林道は進入しても、すぐ引き返します。

 

山は霧が出ているようなので、今度こそ霧の摩周湖を見てやろうと、もう一度摩周湖へ向かいます。

 

 

摩周湖に出ました。湖は予想通り霧に覆われています。

 

おお、これが霧の摩周湖か!と感動することもなく、はっきり言ってこんな景色はおもしろくもなんともありません。

 

まあ、とりあえず霧の摩周湖を見たということで。

 

 

この、しっとりとした自然は道東ならではです。

 

弟子屈に住みたいと思ってはいますが、あちこちに廃屋があるのを見ると、ここで暮らすのはなかなか大変なことなのでしょう。

 

経済的余裕がなければ、苦労の方が多いでしょう。

 

 

今回も川湯駅に寄ってみます。この駅前風景を見て、もし自分がこの街で生まれ育ったとしたら、どんな人生になったのだろうか?などと考えてしまいました。

 

 

 

 

美留和地区で、とても水の綺麗な川を通りかかり、思わずバイクを停めました。

 

すぐそばに道があったので、川の様子を見たくなり進入したら、黒い生き物がこっちに向かって走ってきました。

 

その生き物は、すぐに犬だとわかったものの、私は全速力で走ってくる犬に対して、バイクを停車させる以外、何も対処できませんでした。

 

犬はこの道の先にある民家の飼い犬のようで、私に飛びついてしきりに尻尾を振ってます。

 

ここで思ったわけです・・・

 

もし、この生き物がヒグマだったら、私はなすすべもなく攻撃をくらってズタズタになってしまったのでしょう。

 

 

 

まだまだ弟子屈に滞在したかったけど、時刻も9時を過ぎてしまったので帰路につくことにします。たしか10年前にも、弟子屈から離れるのが辛かったことがあったなあ。

 

レインウエアは持っているけど、路面が雨に濡れてしまうと、とたんにバイクで走るのが、限りなく苦痛となってしまうため、雨に降られるのはできるだけ短時間で済ませるため、先を急ぎます。

 

ところが阿寒湖を過ぎ、足寄に入ったところで、辺りに漂う硫黄臭に引き寄せられ、ふらふらと温泉へと向かってしまうのでありました。

 

 

野中温泉です。

 

かつては温泉宿が三軒ありましたが、現在残っているのはここだけで、ここも以前は野中温泉別館でした。

 

ここで雨がパラパラと降ってきましたが、足寄方面は薄日が射しているので、開き直って入浴していきます。

 

路面が雨で濡れているなら、心を無にして走ればいいのです。

 

 

かつて建っていた、野中温泉と景福の建物は解体済みです

温泉の川

 

温泉から出ると雨はやんでいました。まだ家まで3時間近くかかりますが、気分はもう、雨が降ったって、もうどうでもいいやあ、という気分になっています。温泉効果ですね。

 

 

足寄の道の駅でタバコ休憩しようとしたら、なんと・・あのキリ助がいるのを見つけました!キリ助が全道に広がりつつあるのでしょうか・・・ってことはまず考えられないですね。

 

夕張のキリ助

 

今年の春に廃線となった根室本線落合駅(南富良野町)にルピナスが群生しているのを見つけたので寄ってみました。

 

期待していた十勝三股のルピナスは空振りで、ツーリング最後になってルピナス群落に巡り合うなんて・・・・いやー、ツーリングって本当に面白いですね。

 

家に着いてバイクの洗車をしていたら、とうとう本格的な雨になりましたが、道中雨に降られたのは、阿寒~足寄間だけで済みました。

 

総走行距離 746キロ