COCO Meets YAUKO LIVE vol.2 雑感
予報は雨で今回も龍神絶好調かと思いきや、意外にも雨が降らず。ライブ後に降ってるってオチがありそうな気がしつつも、どうした龍神。
ドリンク券があったんで、グァバジュースとかいう不思議ジュースを飲みつつ開演を待つ。
いつもお会いする方に後ろからこっそり話しかけられました。ご無沙汰しておりました~。開演までいろいろ話をしてました。
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ポスター。
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やっぱりわかりにくい現地。
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今回は入り口がわかりやすくなった。
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右方面。白い台が気になる。
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左方面。きらめくキーボード。
新しい人続々 - COCO Stage
開演と同時に現れたのは白い服の人形役。パントマイマーなのかしら。突然握手されたけど。
しばらくして、ヴァイオリンの…初めてみる人と、チェロの…見慣れない人登場。チェロは、去年の誕生日ライブでチェロ弾いてた人と同じかな?ともあれ、いつもの感じとは少し違う雰囲気でのスタートとなりました。まあ、Die Milchスタートって時点で一風変わってはいるんですがね。後にOliveという名が判明する白人形の舞いが終わっていざ演奏。
1. Instrumental #01
2. Instrumental #02
楽器演奏主体のインスト2連発。ほっとんど動いてない白人形がなかなか恐いぞ。ここにきて、前回未知数なところもあったDie Milchの世界観がだいぶ定まってきたような気がしますね。ヴァイオリン奏者の攻撃的な眼が妙にはまってた。
3. Instrumental #03
やや記憶があいまいだが、Daina3がこれだったかもしれない。打ち込み疾走系。こういう強さ重視の楽曲が多めの印象がありますね、Die Milch。
4. Rosaria
ここで登場。打ち込みに若干強さが増したような気がするのは気のせいか。
生楽器でこの曲は存在感抜群…ではあるんだけど、ちと音響面であの曲を表現するのは苦しかったような気がしたかなぁ。今のところは、CDのように完成された空間で最高のパフォーマンスになってる印象。でも迫力あるしいい曲ですぜ。
5. It's necessary
ノリ重視な打ち込み曲。ヴァイオリンとヴォーカルのちょっとしたパフォーマンスがあるなど、見栄えする曲ですな。ちょっとあの空間で表現するには狭かったような気もするけど。
6. 新曲
曲名をグーテン ナッドとか言ってた気がしたけど、はっきりはよくわからなかったな。少しクールダウン仕様の曲ですね。
新しい展開へと - YAUKO Stage
やうこ編は恒例の和テイスト。琴があるのがいろいろ想像をかき立てられます。今回は水色着物。当然のように楽器演奏メンバーも着物です。
1. Instrumental #04
そういえば最近はインストが導入になってることが多いような。innerforest系の一面が感じられる構成でございますな。
2. 新曲(消えないで(多分))
多分この曲なんだけど、まだちょっと自信なし。Canariaの流れをくむ新曲ですね。
3. すいふよう
やうこ看板曲の一角がここで登場。特にライブのこの曲は好きですが、今回もチェロが存在会抜群。
4. 森夜(しんや)
innerforest系インスト。こういう世界観での音作りはやうこの魅力の一つで、ライブだと楽器の音が映えるのがまた一段といいのです。
5. アジアの花 V2
看板曲。やっぱりこの曲は外せませんね。ちょっと驚いたのは、ヴァイオリンがアレンジを変えてきたこと。サビが顕著だったかな。…ひょっとしたらチェロも少し変えてきてたかも。
今回の人も、ヴァイオリン弾きながら間に手拍子を入れるというスゴ技を見せてくれました。チェロの人もネックのところを弾いて音出すとか凄いよな。
6. ちつころりん
琴用語がそのまま曲名になって新曲です。琴はステージにはあったけど出番がなかったんで、どこかで弾くのかと思ってたら
本職の人登場。
やうこ本人が弾くとばっかり思っていたので、突然の登場でびっくりした…。キーボード+ヴァイオリン+チェロ+琴。和洋折衷が奇麗にはまっております。
7. 月の夜に
かぐや伝説がモチーフで、寺ライブ以来結構頻繁に歌われるようになりました。やうこが立って歌うのもそろそろ定番。個人的にはピアノの生演奏でもいいとは思うんだけどな。
こういうしっとり系は、楽器の音色を楽しめるという意味でライブにおいては好きですね。
8. Ballad ~愛屋及鳥~
今回はじっくりと締めてきました。この曲でも、管楽器組のアレンジが、聴き慣れた感覚とは少し違っててかなり新鮮。やっぱりああいうのって奏者の癖というか好みが出るように譜面が設計されてるのかなぁ。
新しい音たち
今回のライブは、キャストが今までとけっこう変わっていました。
Die Milch
- COCO
- Olive(白い人形)
- Jasmine(ヴァイオリン)
- Leira(チェロ)
- やうこ
- みくにまつり(ヴァイオリン)
- 佐藤万衣子(チェロ)
- 鈴木まい(琴)
Jasmineのヴァイオリンは、なんとなくだけど太く強く直線的な音に強い気がする。外観も含めて、Die Milchにしっくりくる、気持ち攻撃的雰囲気を感じるかな。後半ででてきたみくにさんにもいえるけど。
出血大サービス
物販に見慣れないCDが並んでた。Die MilchのシングルCDと、innerforest系ミニDVDがあったので購入。
ライブの後のお楽しみ。今回もいろいろ話をしてました。スピーカーの話とか白人形の正体とか新しい人の話とか。
しれっとサインを書いてもらいつつ、COCOの初サインをゲット。
せっかくだからと写メで記念撮影。…だけでは終わらなかった。
まさかの全員集合写真。
なんちゅー贅沢。栄でもらった三人同時サイン入りCD並みにレア感たっぷりの写真が撮れてしまいました。巻き込んでしまった皆様に大いに感謝。
ファンの方と語りつつ、コンビニから帰ってきた着物組の皆様を驚き半分で目撃しながら、夜の部も見てみたかったなと少し後ろ髪を引かれつつ帰還。結局雨降らなかったなぁ。ある意味びっくりだ。
久々のライブは驚きやら楽しさやらいろんなものが詰まったライブになりましたな。また観に行きたいな。
後日談
CDは帰宅後にじっくり聴いてみました。
Rosariaは聴き慣れた曲なんだけれども、CD音源で聴くと心なしか打ち込みに迫力を感じますな。このバランス感と終盤のノリはやっぱり好きですな。
Daina3はインストなんですが、ほどよいスピード感とメリハリな激しさが特徴的。それぞれの楽器の音がよく立ってて、シンプルでありながら深い…そんな印象かな。どうしても和テイストとの比較で外観インパクトが残りがちだけど、音そのものはハイクオリティで聴き心地はよいと思いますよ、えぇ。
DVDは映像の雰囲気が好きなんだけど、ピアノ的やうこの真骨頂的な音楽が素敵でもある。重厚で綺麗な音です。
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戦利品のCDとDVD。
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COCO vs YAUKO
alan JAPAN PREMIUM BEST & MORE LIVE 2011@三軒茶屋 雑感
プレミアムライブ。デビューコンサートと同じ昭和女子大学人見記念講堂です。グッズ販売と並行して、このコンサートのDVDの発売が決定してて予約受付中。コンサート開催前からDVD受付ってなかなか斬新。
やや遅れて開場。最終調整って何を調整してんねん。しばらくはロビーから先が解放されなかったし、なんかトラブルでもあったのかしら。メッセージカードを担当に託していざ開演を待つ。
どちらかといえば1stコンサート寄り
場所が同じってこともあるんだろうけど、ベースになる演出は1stコンサートに近い雰囲気だったかな。1stの時ほど衝撃的なオープニングというわけではなく、全体にこなれたコンサートのオープニングという感じはしましたね。黒基調のドレスでalan登場。
以下セットリスト。大盛り25曲で、インストも入れると30曲近くいってるはず。
01. BRAVE
最初から観客が立ちモード。今回はほとんどの場面で観客は立ちモードでしたな。
02. 群青の谷
1st同様序盤で早くも名曲降臨。1stの中でも特に好きな曲の一つです。なんか音のバランスが気になったけど、そんな中でも聴かせてくれますこの人は。
03. 風の手紙
04. 炫影 ~Sharp Light~
05. 夢のガーデン
名物の二胡演奏がありました。そういえば、もう一つの名物だった青蔵高原は今回なかったなぁ。
06. eternal love ~恋の花~
途中から中国語バージョンになりました。
07. 久遠の河
映画シリーズはRED CRIEF 2より。壮大です。個人的には心・戦も聴きたかったなぁ。
08. BALLAD~名もなき恋のうた~
最初に強烈なフェイクがくるし、全体を通してもalanの声の良さを味わえる曲ですね。ライブで活きる曲って感じ。
09. ECHOES.
何かのアニソンか映画の主題歌?背景に映像が出てました。6/8拍子は手拍子キラーだなと思った一曲。
10. My Heart Will Go On
映画シリーズ第三弾。alanがカバーをやるとだいたいこの曲が来ますね。原曲に比べると少し声の線は細身ですが強さはありますよ。
ここでいったん休憩タイム。インストをはさんで白ドレスに着替えたalan登場。
11. 幸せの鐘
中国語バージョン。
12. 月がわたし
1stの隠れた名曲。今回はこういう珍しい曲が結構出てきましたね。
13. 東京未明
レア曲ですねぇ。座りでも声量が出せるという凄さを魅せてくれる曲でもあります。
言葉も分からないまま単身日本に来たalanにとって、初期の思い入れ強い一曲でもあるのでしょう。最初感極まっていました。立ち直ってからは変わらぬ声量を聴かせてくれるところも凄いよなぁ。
14. 「生きる」
新曲のようです。背景に歌詞が登場していました。深くていい詞らしいです。個人的にはそれほど魅力を感じない言い回しではありましたが。
15. ひとつ
2ndシングルですね。聴かせる曲という点において、今回はこの曲の雰囲気がとってもよかったように思います。聴き入ってました。
16. 明日への讃歌
1stシングルにはやっぱり特別な想いがあるようです。そんな前振りで主役登場。やっぱり何度聴いても格が違いますね。ずっと鳥肌立ってました。涙が出るほど素晴らしいっていうのはこういうことなのね。
演奏自体は1stに近かったかな。2ndのオーケストラスタイルと好みは分かれると思いますが、どのアレンジも魅力的。
ずっと鳥肌が立って、涙腺を直撃する曲なんてそうそうあるもんじゃないです。これ聴くだけでも今回コンサートに来た甲斐があったというものです。
再度休憩&着替え。第三弾はラメ・デニム系。ダンサブルな楽曲とともに、一気にアクティブ型コンサートへ。
17. 空唄
演奏がどうもしっくりきてなかったように見える今回のコンサートにあって、この曲は割と演奏と声がぴたっとはまってたように思います。
18. Over the clouds
alanっぽくないミステリアスな雰囲気が意外といい感じ。
19. Call my name
are you ready?でおなじみのノリ重視曲。1stの頃から活躍しておりますな。衣装的にはここがぴったり合ってた感じ。
20. Swear
手の振りで観客とシンクロする、これまたノリのいい曲ですね。
21. 恵みの雨
後半に持ってくることが多いこの曲で今回は本編終了。いきなり終わった感があってびっくりしちゃった。
Encore 1. みんなでね ~PANDA with Candy BEAR's~
Tシャツ+スカートでアンコール。これのまえにHappy Birthdayとケーキのサプライズ。 新しいところでこの曲からアンコールスタート。ほのぼの、のどかな感じでしょうか。
Encore 2. Venus Flower
Encore 3. my life
One More Encore. 懐かしい未来 ~longing future~
ワンモアアンコールは白いドレス調。
ここで、メールマガジンではすでに告知のあった話題。日本を中心とした活動を一区切りし、中国を拠点にアジアへと展開するという自信の今後の話。必ず日本に戻ってライブもやる…だから笑顔が約束。
そして締めくくりの定番曲。しばらく感極まってました。日本中心のライブのラストだと思えばそうなる気持ちも分かるかな。
そして最後の最後に月の仙女の感涙演出。最後の最後に涙腺を破壊してくれました。
音響
最初の3曲くらい、妙にエコーが効いちゃってた気がするのは気のせいなのかなぁ。しばらくしたらあまり気にならなくなったけど、alanのパワーあふれる響きが打ち消されちゃってた気がする。DVDとかニコニコ動画を意識した音響だったのかなぁ。それでなくても、時々楽器が前に出てきちゃっててヴォーカルが引っ込んじゃうバランスが気になったんだけど。
音まわりは2ndとかの方がインパクトが強かったですね。とにかくヴォーカルが圧倒的な存在感を持ってるんだから、そこを十分に活かす方がいいと思うんだけどなぁ。
幅広く
MCは相変わらずです。まあそれも魅力といえば魅力だけど。ただ、全体に強引に盛り上げる方向に持って行こうとした節があるのはDVDとかニコニコ動画対応なのかなぁ。面白みよりは手堅さという印象。まあ、MC控えめでがっつり歌を聴けるというスタイルは健在で嬉しいけど。
曲は大まかに分けるとノーマル→聴かせ重視→ノリ重視という感じで、プレミアムらしく多彩な魅力を押し出してきていましたな。意外とノリのいい曲もそろってきてたのねという印象はあります。でもやっぱり真価は前半から中盤の聴かせるヴォーカル&フェイクだったとは思いますが。
微妙な楽曲でもそれなりに聴けるし、良曲相手にはポテンシャルが存分に発揮される…すごい歌い手ですよ、やっぱり。
MCが拙くてもいい。変化球や演出も過度には要らない。いい楽曲をその有り余るポテンシャルで名一杯聴かせてほしい歌姫なんだけど、なかなかそれが叶う環境にないというのも一方ではあるのかなぁ。普通のJ-POPはいい意味で似合わない。微妙な楽曲ばかりでは勿体ない。
alanでしか歌えない壮大な世界観を魅せてほしいと思うんだけど、なかなかうまくはいかないなぁと思うのです。1st初期の存在感をもう一度感じさせてほしいです。
月の仙女、天に帰る
笑顔を約束に、最後の最後に強烈な演出を残してくれました。月を背景に、1stの登場シーンの逆の形で白に包まれてエンディング。
相対的に日本での活動が減るという一つの節目という背景もあって、思わず涙ぐんじゃったい。
これからの活動がどうなるかは知るよしもないけど、現状のリリース状況を見れば1stの時期を超えるインパクトは望み薄。それならば、アジアの架け橋という新たなステージはalanにとって新しい飛躍のきっかけになるのかもしれませんな。
まあ、個人的には年に一回日本に戻ってきて、明日への讃歌を聴かせてくれれば嬉しい限りではありますがね。CDよりはライブで声の魅力が堪能できる希有な歌い手だから、ライブは是非やってほしいというのは個人的な願い。
そして帰途
今回はグッズ購入は無し。DVDの予約はしてきましたが。
- alan JAPAN PREMIUM BEST & MORE LIVE 2011(仮) [DVD]/alan
- ¥6,090
- Amazon.co.jp
もうamazonにも出てるのね…。仕事速い。
終電コースで帰宅しました。
alan=明日への讃歌。良くも悪くも、これを超える構図が見えてこなかったのが惜しまれるところ。これだけのポテンシャルを存分に活かせる曲がもっと出てきていたら、至高の歌姫としてもっと活躍できてよかったと思うんですがね。昨今の日本の音楽シーンで、そういう正攻法はやっぱり難しいのかな。
ともあれ、alanは新たなステージへ羽ばたくのでしょう。明日への讃歌は個人的には忘れ得ぬ第一期伝説の曲になりました。
入り口付近。
建物全体。
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ロビーにあった花たち。
別角度から。
ライブ補足
「ご紹介文に補足していただいても いいのよ。」(本人談)とのことだったので、当日不明だった情報の補記。
前半の2曲目→きえないで
この曲、なんか題名を聴いたことがあるなと思ってたら、ここで登場したことあったのね… 。新曲とか書いて大変失礼いたしました。
後半は
- バイオリンとチェンバロのソナタ4 C-moll Largo
- バイオリンとチェンバロのソナタ1 h-moll allegro
- Daina3
ということで、分かる人には分かる選曲だった模様。C-mollというのは日本語でいうとハ短調。h-mollはロ短調。Largoはゆっくり、Allegroは軽やかに、みたいな意味の音楽用語です。受け売りなので、ロ短調って何?とか突っ込まれたとたん玉砕(爆死)。
ちなみに、Milchサイドではバロック中心にクラシックの味付けというイメージのようです。メンバーも固定にする想定がないようなので、意外に変化に富んだ名義になる可能性は秘めてます。いろんな人形を復活させる魔術師の手腕にも期待なのです。