白美人ねぎ 朝起きたら、外は雨。
今日はとちぎ野菜サポーターとしてネギの視察の日です。
カッパ、長靴ばきを覚悟して冬装備で家を出た頃には、すっかり雨はあがり太陽が出てました。
新幹線で那須塩原駅を降りて車で20分。
まずはJAなすの南部園芸センターを見学。

越沼係長にご案内いただきました。
こちらでは、今の時期、本日圃場を視察させていただく「白美人ねぎ」の他、
いちご、うど、ニラ、しいたけなどの集荷作業をしています。

ネギの選別作業は、農家さんのほうで行い、こちらに持ち込んでチェックしてから出荷されます。
商品レベルをなるべく統一できるよう目揃い会という確認会なども行っているそうですが、
どうしても農家さんごとに差が出てくるのが難しいところのようです。
前回訪れた「はがの」のパッケージセンターのように選別、パッケージングを集約しているところもあれば、
こちらのように農家さんの作業となっているところもあります。
お話を伺っていると品質にはかなり自負があるようです。
農家さんが自身で育てた野菜に自信を持ち、栃木県人の「負けず嫌いな性格」のため
(係長がおっしゃっていました(笑))
他のところだとA品レベルのきれいなものもB品にに選別されてしまう、と苦笑い。
消費者にとってはありがたいですね。
「白美人ねぎ」は、JAなす野の登録商標で、20年前から作られています。
ハウスも含めた周年栽培で「露地物」と「ハウス栽培」の二種類あり、
後者のハウスものが「軟白ねぎ」です。


軟白ねぎは「日本農業大賞」を受賞している逸品。
糖度が高く辛味の少ないネギで、サラダで美味しく食べられるそう。
味わってみるのが楽しみです。
同じ白美人ねぎでも、露地物とハウスものでは、実は見た目、味わい共に違うネギなんですね。
軟白ねぎは、その長さと白さが特徴。
全長70センチもあり、白い部分は40センチもあります。
露地物に比べると生育期間が短く、
露地物が9~10ヶ月かかるところを、7ヶ月前後で収穫できます。
ハウスの軟白ねぎは、 なす野のオリジナル栽培方法で育てられており、露地物に比べて倍以上の値がつきます。
出荷時もこのように青い箱につめて出荷されます。

栃木が誇るブランドねぎです。
園芸センターでの視察を終えて、
それから車で移動し、まずは「露地」の畑へ。
ネギ部会副会長、鈴木さんの圃場へ。
ネギ作り名人の村井さんとご一緒に、路地ネギ栽培についてお話をしていただきました。

写真のネギは、3月後半に種を撒き、6月後半に定植したもの。


立派に綺麗に育っています。
なす野のネギはすべてマニュアル化されており、同じ作業体制でつくられるよう徹底管理されているそうです。
農薬も肥料も同じものを使い、白美人ねぎ専用のものもあるとのこと。
鈴木さんいわく、
なす野のネギのいいところのひとつが、
自信を持って言える
「安心と安全」。
経済栽培の商品としてつくるネギは、
最低限の農薬はどうしても必要になってきます。
いつどのタイミングでどのくらい農薬を使うか決められており、実際にどのくらい使っていたのか。
栽培履歴をすべてJAさんのほうチェックされた後、保管されます。
抜き打ちの残留農薬チェックも実施されています。
「新鮮な野菜」のイメージがある直売所で売られている野菜のほうが、不透明な部分があるので危険だとおっしゃられていました。
確かに知っている農家さんならともかく、
直売所の野菜は新鮮ではあっても、安全と言い切れるものばかりではない、ですね。
このネギ畑、回りが「田んぼ」で囲まれています。

そして、実はこのネギが植わっているところも実は「田んぼ」なんです。
連作障害対策の輪作作物が「お米」。
鈴木さんのところでは二年ネギを作り、一年は稲作のサイクルでまわすそうです。
水で浸してあげることで「悪いもの」が死に、「良いもの」は残る。
田んぼの黒土は栄養のある土なんですね。
(なす野のすべてのネギ農家さんがこのやり方というわけではないようです。)
ネギを作らせたら日本一、
と鈴木さんからご紹介の村井さんいわく、
おいしいネギを育てるのに大切なのが
「『順調に』育てること」。
病気や害虫、暑さなどの要因で生育を「停滞」させてしまうことで、固くなったり、味が悪くなったり。
言葉で言うのは簡単ですが、この一言から、いかに日々丁寧に、大事に育てていらっしゃるかが伝わってきました。
さて、最後は「軟白ネギ」のハウス見学です。
少し長くなってきたので、次の記事で続きをご紹介したいと思います。
こちらです→
白美人ねぎ視察 ハウス軟白ねぎ編
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