遠近法で描く中国 -2nd Season- -45ページ目

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

副題:すごい起業家
編者:ビジョネット
発行:ゴマブックス / 2007年2月 / 単行本
ジャンル:ビジネス

ビジョネットが発行している、起業家へのインタビューを収録したDVDシリーズの、一部分を書籍化したものです。ビッグ・インタビューに登場される起業家の面々は、目次の項でご紹介します。(注:各氏の経営する企業名などは、本の発行時に準じて記載しています。)

[目次]

はじめに

・渡邊美樹 / ワタミ株式会社代表取締役社長・CEO
 テーマは”人”。これが僕の企業の原点だった

・野尻佳孝 / 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ代表取締役社長
 明確なビジョンと努力があれば、結果は必ずついてくる!

・板倉雄一郎 / ベンチャーマトリクス株式会社代表取締役、板倉雄一郎事務所代表
 経営はスピードチャンスを捉える3つの方法

・淺野秀則 / 株式会社フォーシーズ代表取締役社長
 失敗を怖れず、ただチャレンジあるのみ!

・小川善美 / 株式会社インデックス代表取締役社長
 大切なのは「あきらめないこと」 チャンスは必ず巡ってくる!

・堀義人 / グロービス・グループ代表、他
 自分を信じよう! 無限大の可能性はあなたにもある

・近藤太香巳 / 株式会社ネクシィーズ代表取締役社長
 「成功者」ではなく「成長者」になれ!

・中島武 / 際コーポレーション株式会社代表取締役
 成功する環境をつくれば運は必ず呼び込める!

・平野岳史 / 株式会社フルキャスト代表取締役会長兼グループCEO
 勇気を持って踏み出したら、上を目指して走り続けろ!

・佐々木かをり / 株式会社イー・ウーマン代表、株式会社ユニカルインターナショナル代表
 強い情熱さえあれば、道は誰にでも開かれている!

・高橋滋 / レストラン「カシータ」オーナー
 サービス業とは、究極のホスピタリティを目指すこと

おわりに


共感した箇所のご紹介です。
「社員は叱られる権利を持っているんです。その権利はしっかりと使わせてあげなきゃいけない。彼らは人間として成長するためにこの会社に入ってきたわけですから。何か間違っていることがあれば、本気で怒ってあげなきゃいけないんです。本気で叱りますね。可愛いと思ってますから。」(17頁/渡邊美樹)

「渡邊は、1日に20~30の重要な判断を下している。判断は一瞬。もちろん、一瞬で判断を下すためには、起こりうることを事前に想定し、そのための準備をしていなければならない。判断基準の一つは、”リスクが最小限に抑えられているかどうか”。もう一つの判断基準は、少々奇妙に聞こえるかもしれないが、”かっこいいかどうか”。そして、最後の判断基準は、”それを思い浮かべたときに心がワクワクするかどうか”である。」(18頁/渡邊美樹)

「(また、)近藤は今までの経験から、”人は説得しても動かない、納得したら動く”ということを学んできた。教育することは大切だが、それで人が変わるということはほとんどない。きっかけがあって、本人が気づくことから人は変わっていく。だから、彼は社員とのコミュニケーションを欠かさない。」(125頁/近藤太香巳)

「学生時代っていうのは、いわゆる足し算の世界。でも、社会ではかけ算で成長できるんです。一生懸命頑張った人と、頑張らなかった人では、将来全然違う人生になるわけですね。」(130頁/近藤太香巳)

「それは飲食店としてでも、男としてでもそうなんですけど、なんでこんなに仕事をするのかと考えると、自分のお金がほしくてやっているわけじゃないでしょ、みんな。すごい男だと言われたくて、自分の力を試したくて、やっているんじゃないですか。」(138頁/中島武)

「親がつくってくれたものでも、学校がつくってくれたものでも、社会がつくってくれたものでも、その環境が自分にとって良くないと客観的に判断したなら、そこを変えるべきです。親を変えるのはムリですけど、友達や恋人は変えることができる。そこからスタートしてみてください。必ず変わりますから。そのくらいのことをしないと、人間は変わらないんですよ。」(148頁/中島武)

「何もしていない人は、それが好きだからしていないんだと思うんですよ。”人間は好きなことしかやれない動物である”これは私が絶対的に信じていることなんです。」(176頁/佐々木かをり)

「(これはたとえば、)自分が経営者として何か判断する場合に、ビル・ゲイツだったらどう判断するか考えてみること。あるいは、自分のプレゼンテーション能力を、大統領のそれと比較してみること。
 つまり、常に自分の想像を超え、世界中で頂点にいると思われる人を比較対象にして、あの人だったら今どういうふうに考えるか、と想像してみるということだ。」(178頁/佐々木かをり)

「お客さまというものは、特別に恵まれた人を除いて、毎日一生懸命働いている人たちだ。仕事中にはいろいろなストレスがあるだろう。そんな人々に、カシータに来たときだけは王様になって、居心地良くストレスを感じずに過ごしてもらいたい。」(191頁/高橋滋)

「ホスピタリティの基本的な考え方は、レストランでいえば、お金をいただく我々が、お金を払っていただくお客様に感謝の気持ちを持つこと。その気持ちをお客さまにお伝えすることが、サービスだと思うんです。
そのことをカシータでは「気持ちを言葉に変えて、右足に乗せる。伝わらなかった気持ちは、なかったことと同じ」という言葉で表しているという。」(194頁/高橋滋)

「たとえば、飛行機に乗るとしても、エコノミーなら単なる目的地への移動手段になってしまいますが、余分にお金をかけてビジネスクラスに乗れば、人間はその分楽しみたいと考えます。貪欲にそれを体験することによって、移動時間はホスピタリティを学ぶ時間となり、その人の仕事は変わっていくでしょう。『いい旅は人生を変え、いいホテルは仕事と会社を変える』僕はそう思っています。」(202頁/高橋滋)


1500円、で”すごい起業家”の考えが、そして生きざまが学べるのなら、将来に悩む若者へ、お勧めしたい1冊です。
次回はこの「アメリカ版」とでもいうべき、『史上最高のセミナー』(きこ書房)をご紹介する予定です。


すごい人の頭ん中-すごい起業家/ビジョネット

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副題:トム・ピーターズのマニフェスト(2)
著者:トム・ピーターズ
発行:ランダムハウス講談社 / 2005年10月 / 新書タイプ
ジャンル:ビジネス

現代の経営の「グル」の一人と呼ばれるトム・ピーターズの新シリーズ(マニフェスト)から2冊目をご紹介します。

[目次]

はじめに
第1章 破壊時代における真髄を希求するリーダーシップの真髄50
コラム:クールな友人、スティーブ・ハーバー

第2章 ボスの仕事
 ヒーロー、デモ、ストーリー

第3章 新しい上司像
 女性が支配者だ!
コラム:クールな友人、ヘレン・フィッシャー

第4章 ボスの第一の仕事
 25の才能

謝辞
声に出そうピーターズの大宣言
訳者あとがき
著者紹介


共感した箇所のご紹介です。
「ある教育機関(私の得意先でもある)のニュースレターを読んでいた。巻頭記事の見出しに、私は「猛烈な怒り」を覚えた。曰く、卓越した教育機関は「人を生まれ変わらせる」。
 バカな!
 誰ひとりとして、人を「生まれ変わらせる」者はいない。
 違う。われわれは部下にチャンスを与え、その隠れた才能を発揮して、与えられたチャンスをものにするよう励ましている。」(15頁)

「リーダーは、弱気になると、指令統制型のモデルに逃げ込む。つまり、リーダーは、”一体何がどうなっているのか”確信のない自分を、部下が気づきはしないかと死ぬほど恐れているのだ。(中略)

ただし、リーダーが与えているのは知識ではない。それはほんのわずかな叡智と、そして(何よりも)魂だ。心に沁み込み、その琴線に触れて情熱を爆発させ、周りの人たちの才能を解き放つ、そんな魂だ。実は、これこそがリーダーシップ魂の究極の「難しさ」なのだ。」(17頁)

「お粗末なリーダーシップの定義とは? それは”心地よく” ”すべてを掌握”しなければ気がすまないリーダーのことだ。
 本物のリーダーシップの定義とは? それは「恐れていた事態が起こった」ときに最高に燃えるリーダーのことだ。」(22頁)

「金言:”怒らない”人間をリーダーに据えることなかれ。現実的には最初から、”怒らない”人間を採用するべからず。」(26頁)

「3.できるリーダーは、”人”は変えられなくても、”文化”なら変えられることがわかっている。その方法は、「新しい方法」の模範を示している人やプロジェクトの見きわめと活性化だ。」(49頁)

「リーダーシップとは、その印象とは正反対のものかもしれない。リーダーになることは、その”追随者”に「探検の権利」を与えることだ。忘れないように。「リーダーにしたがう」という考えの本質は、実は、リーダーをさらに増やすことだ。」(54頁)

「私がリーダーシップに関する本を書き始めたとき、パワーポイントの画面づくりをしながら、自分でその内容に驚いた。リーダーシップとは「愛そのもの」と書いたからだ。
 私は「愛」を次のように定義する。情熱。生への欲求。関わり合い。献身。世の中に貢献するための大義であり、決意。冒険の共有。とんでもない失敗。成長。変革へのあくなき欲求。」(59頁)

「本書を貫く暗黙のテーマがある。それは禅の達人ですら感服するような「回り道」だ。われわれリーダーは変革を「命令」することはない。すでに組織の中に埋もれている模範的人物を見つけ出し、謹んで「新しい文化の推進責任者」に任命している。」(87頁)

「(ジュディ・B・)ローズナーによる女性のリーダーシップの強みリストは、(ヘレン・E・)フィッシャーのリストを反映している。
・社員をランク(格)づけせず、リンクさせる(つなげる)。
・双方向協調型リーダーシップを奨励する。
・気持ちの良い情報交換。
・権力の分散化を、降伏ではなく、勝利とみなす。
・あいまいさを快く受け入れる。
・徹底した”合理性”と同時に、直感も尊重する。
・生まれつき柔軟性がある。」(100頁)

「ASTD(全米人材開発協会)での講演の準備をしているとき、私は平均的アメリカ人労働者が学習の場にいる時間の年平均の数字を記録したデータをみつけた。その時間、26.3時間。(中略)

 われわれは”知的資本”の時代に生きている。大学教育を受けたわれわれホワイトカラーの仕事の75パーセントから90パーセントは、これから10年ほどのうちに、239ドルのマイクロプロセッサに強奪されるだろう。もっと成長し、ますます価値のある人間になるためには、何をしていけばよいのか。ASTDのデータからすると、われわれは自らの成長のために、1日に何と6分もの時間を使っているようだ!」(130頁)

「次のような人の場合、年に26.3時間のトレーニング時間を想像できるか?
 プリマドンナ、バイオリニスト、スプリンター、ゴルファー、パイロット、兵士、外科医、宇宙飛行士。」(131頁)

「人は、人間として気持ちよく働かせてくれる組織に魅力を感じ、そこに定着する。この事実は明らかだ。火を見るより明らかだと思う。」(137頁)

「誰が才能を理解しているのか? 小学3年生の担任の先生だ!(もしよい先生であれば)先生が携わっているのは才能ビジネスだ。」(138頁)


刺激的な本を、再読(あるいは再再読)とはいえ、四冊も続けて読むと、興奮しないほうがおかしいでしょう。
「サラリーマン大逆襲作戦」も「マニフェスト」のシリーズもぼくが読んでいない作品がありますので、ご興味のある方は読んでみてください。読んで損をすることはないはずです。

トム・ピーターズの作品たちが、ぼく自身の中国での生活や仕事に与えた影響などは、記事を改めてお話できればと考えています。



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副題:トム・ピーターズのマニフェスト(1)
著者:トム・ピーターズ
訳者:宮本喜一
発行:ランダムハウス講談社 / 2005年10月 / 新書タイプ
ジャンル:ビジネス

現代の経営の「グル」の一人と呼ばれるトム・ピーターズの新シリーズ(マニフェスト)からご紹介します。

[目次]

はじめに
第1章 デザイン 
 新時代の企業の魂
コラム:クールな友人、バージニア・ポストレル

第2章 デザインの効用
 美しいシステム

第3章 行動するデザイン
 忘れられない経験を与えてくれる
コラム:クールな友人、トム・ケリー

第4章 経験の一歩先
 「夢ビジネス」をものにする
コラム:クールな友人、スコット・ベトベリ

第5章 デザインの頂点
 心からわき出るブランディング

謝辞
声に出そうピーターズの大宣言
訳者あとがき
著者紹介


共感した箇所のご紹介です。
「私の秘訣。「デザインノート」なるものをつくり記入し続けること。私のノートは、シンプルだ。ロンドンのライマンの店で買った。表紙には”クール”と書いた。裏表紙には"ダサい"。そして目に留まったものを記録し始めた。」(32頁)

「2.「愛情の対象を記録しよう。
小さなノートを用意する。またはパソコン上にファイルをつくる。絶えず愛情をかきたててくれる製品やサービスを記録する。
 3.「嫌悪の対象」をバネにする。
ノートやファイルには、きわめつけの憎悪をかきたてられるものも記録する。リストの両方に記録した対象が持っている性質について考えてみよう。」(41頁)

「システムを考えるとき、頭に浮かぶのが"デブなマニュアル"だ。小さな活字のページが何千とあり、官民を問わずどの組織のどの部署の壁をも覆いつくす。あるいは紙や電子の”デブなファイル”。そこにあらゆる活動の場面で行動しないですむ理由、先延ばしにしてもよい理由を山と積み上げている。」(52頁)

「今からでも遅くはない。昔から言い伝えられてきたセールス・マーケティングの知恵に学ぼう(あるいは学び直そう)。”Keep it simple, stupid(単純にしろ、バカもの)”。略してK.I.S.S.」(57頁)

「何年も前にウォルマートは社員コンテストを始めた。あらゆる種類の商品や景品を山のように積み上げた。その目的は、社内の全員が参加して「自分たちが社内で子なっている最もバカげた行為」を見つけ出すことだった。(中略)
 社内提案システムは、結局(役に立たない)ものの足し算だ。反対に、この制度は引き算にあくまでこだわっている。
 足し算は愚か者の所業、引き算は天才の所業。」(59頁)

「私の見る限り、企業はあまりにも、単純さ、明快さ、優雅さ、美しさに欠けている。
 これらの特質がほとんど存在しない直接的な原因は、多かれ少なかれ、ビジネスで語られていることばに、これらのことばがほとんど存在しない、ということだ。」(64頁)

「ハーレーダビッドソンは、モーターサイクルを売っているわけではない。」(75頁)
「クラブメッドは、バケーションを売っているわけではない。」(76頁)
「ギネスは、ビールを売っているわけではない。
 スターバックスは、コーヒーを売っているわけではない。」(79頁)
「われわれの案内役、ジョー・パインとジム・ギルモアは、付加価値のある"経験のはしご"にたとえて、彼らの議論を次のようにまとめている。"原材料"が足場を支えている。その上の段に"製品"、さらに"サービス"、そして付加価値の空にそびえる、"経験"がある。」(86頁)

「ドリーマーケティング。それは顧客の夢に触れること。
 ドリーマーケティング。それは製品ではなく、夢、を売り込むこと。
 ドリーマーケティング。それは"大きな夢"を育むブランドの構築。
 ドリーマーケティング。それは"評判" "興奮" "熱狂"を呼ぶこと。」(106頁)
→「ドリーム」+「マーケティング」の造語です。

「・「一目惚れ」
 ・「五感に訴えかけるデザイン」
 ・「『大きな夢』を広げてくれる進歩」
 ・「何となくその気にさせてくれるデザイン」」(112頁)

「ブランディングは、マーケティングの技巧を駆使することではない。いくつかの簡単な(とはいえ難しい)質問に答えることから始まる。つまり、

 あなたは何者なのか?
 あなたの目的は何か?
 あなたはどのようにユニークなのか?
 どうすれば圧倒的な違いを生み出せるのか?

そして、最も重要なこと、それは

 誰が気にしているのか?
(あなたは気にしているか?)」(130頁)

「ブランディング、その本質は、
 意味、ミーニングだ。マーケティングではない。(中略)

 最高、でなければ、破滅。あなたはどのようにユニークなのか?
 ユニーク。これ以上に重いことばはない。絶対に。
 ユニークの意味は「ただひとつ」。だろ?(中略)

(その相手は)グレイトフルデッドのメンバー、故ジェリー・ガルシア。こう言っていた。「最高の中の最高と言われてるだけじゃ、つまらない。それができるのはあいつだけだ、
グレイトフルデッドの存在はまさにそうだった。「それらができるのは"彼ら"だけだ」。彼らは世界を変えた。(ついでながら、私もファンのひとり。)」(135頁)

「ナイキは、ナイキという製品を使うという経験を売っている」(142頁)

「このように、われわれは、リーダーシップとは「演じること」であり、「ストーリーテリング」だと考えている。ただし、本物のリーダーシップ、特に使命感にあふれたブランドのリーダーシップの本質は、期待以上の何か、だ。それは・・・・・そうだ、こう断言しよう。
「リーダーシップの本質、それは愛だ。」」(149頁)


このシリーズは横書きの本としてつくられています。
またその名の通り、デザインも趣向が凝らされています。
別の言い方をすれば、読みにくいとも言えますが。
次回(最後です)は同じく「マニフェスト」シリーズから、「リーダーシップ魂。」のご紹介です。



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